DXM SUCKS! そのある男は、こんなトリップを話してくれました。ここで彼がいいたいことはこうです: 「僕は人生最悪の出来事を体験した。DXMがレクリエーショナルドラッグだとか、面白いドラッグだとか、ましてや”儀式的な”ドラッグだとか思っている人たち全員に警告を発したい。体験したことを詳しく覚えているわけじゃないけれど、覚えている限りのことを話したいと思う。以前に僕はDXMを350mgやって、何も感じなかったから、今回はもっと量をふやしてみることにしたんだ−−−」 --- 昨晩の7時半ごろ、僕は500mgのカプセルのDXMを飲んだ。 90分くらいすると、「ストーンド」と呼ばれる状態になってきて、視界がぼんやりしてきて体が動かなくなった。次の三時間には体がむずむず(ちくちく)する感じがした。体を掻いているのは気持ちが良かったけれど、ちくちくする感じはそれをはるかに越えていた。体を動かしたりして、かゆみから逃れようとしてみたが、もうガマンができなくなってきてた。それでシャワーを浴びることにした。そのときはもうまっすぐに立っていることができなくなっていて、僕は排水溝にふたをして、シャワーの下にしゃがみ込んでいた。 そしてもう すぐに吐き気が始まり、僕はベッドに戻ることにした。でも横たわっていたのは10秒か15秒くらいで、またすぐに跳ね起きてトイレにかけこんで激しく吐きはじめた。ものすごく苦しかった。5分は吐いていた。吐き終わって少し気分が良くなり(喉が痛かったけど)、このときはもうすでに効き始めてから4、5時間はたっていたので、体のちくちくする感じもおさまりはじめていた。 そしてどれくらいかわからないけれど(2時間くらい?)カウチに横たわっていた。一回起きて、よちよち歩きの赤ん坊みたいにふらふら歩き回っていたことだけ覚えている。カウチに寝ていたとき、とても深遠で深い洞察をしていたような気がするけど、今はもう覚えていない。僕の人生での内面的な動きの、視覚化できないようなぼんやりとした記憶と、どのように万物がある種の連結したシステムの一部であるかの記憶(わかってる、わかってる、それはすごくぼんやりとしていて・・・でも僕はこれだけしか覚えていない) トリップは少しずつ消えていって、コンピューターを操作できるほどまでになった。まだ不安定な気分だったので、コーヒーを一杯飲んだ。 その後はベッドに行き、眠りに落ちた。次の朝目覚めると、まあ普通の状態に戻っていた。こんな体験はもう二度と好んでやろうとは思わない。僕のような副作用のない、レクリエーショナルで楽しいDXMの使い方を普通にしている人達もいるとは思う。でも謙虚に言ってみても、DXMはくだらない。もしかしたら僕はアレルギーのような反応をしているのかもしれないけれど、IRCで話した友達に聞いてみると、みんな僕と同じような楽しくない体験をしていた。僕はこれからDXMを使おうと思っている人には、(風邪を治そうと思っている人以外には)「止めておけ」と言いたい。期待した以上のひどい結果になってしまうだろうし、僕が体験したのと似たような体験をしてしまうかもしれない。 (幸いなことに、”DXM FAQ”で触れられていたような湿疹は出なかった:P~~)." 1998-12-13 lycaeumより (太字の部分は、原文では大文字になっていた部分)
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