A10神経
〜恍惚、快感神経とよばれるアナログ神経〜
A10神経。それは人間の快感に関わっている重要な神経です。どこを通っているのか、どのように作用しているのかを見てみましょう。
A10神経はどこにあるんでしょうか。頭を切ってみましょう。 |
おーや、こんなところに。(図がちょっとゆがんでる・・・)
ABC系の神経が通ってる脳幹は・・・上の図では大きく書いていますが、実際はこんなでっかくないです。 A神経はA1、A2、A3、A4、A5・・・・A10・・・A16まであります。
A系の神経は情報の伝達のドーパミンを使っています。ちなみにB系の神経はセロトニンを使ってます。
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どこにつながっているのかな。
上の図をみてみましょう。 ではA10神経を刺激すると、どのような快感を覚えるかみてみましょう。
(ガノング W・F著 「医科生理学展望」 1988) あー、なんか気持ちがよさそうですね。A10神経は脳のどんな場所を通っているのでしょう。
A10神経がどこを通っているかを見ながら、ケミカルを取っているときにおこるさまざまな現象の原因を探って行きましょう。 視床下部 ”性、食欲、そして体温調節をする脳”
大脳辺縁系 ”動物の脳” 辺縁系が引き起こす?悟りの感覚 しかし原始的ながら、人間が「これは真実だ!」と感じる感覚もこの脳から生まれるらしいのです。 原始的な脳が 「真実」と人間に判断させ、知覚させる働きを持っているのはなんだか不思議なことです。
辺縁系の中にある扁桃核について この辺縁系の中でも原始的な「扁桃核」は、攻撃性を生み出す脳で、ここを壊すとボーーーっとした柔和な人になってしまいます。A10神経はこの脳も通っています。この脳とA10神経との関係はよくわかっていませんが、もっと研究が進めば、「攻撃性と快感」という興味深い関係についても 解明されるかもしれません。 また、扁桃核の近くに損傷があると、神秘体験に近いものを引き起こすことがあるそうです。デジャヴ(来たこともないのに、見たことがあるかのような錯覚)や白昼夢(おなじみですね)、神秘体験、神のお告げなどなどが起きることもあります。 側坐核 ”麻薬の依存性と関係がある?”
A10神経が快感を生み出すといっても、ABC神経は神経物質伝達というより、伝達ホルモンを分泌するといった感じである。だからドーパミンなども漠然と、そして全体的に放出される。こうした分泌によって快感が全体的に、漠然と生み出される。「どこが気持ちいい」と説明しにくい快感である。 また情報伝達物質の量で情報が決まるために、接続部シナプスは分子とか薬物によって影響を受けやすい。
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