カヴァカヴァは南太平洋で発見された、リラックスハーブです。現地の人達はこれをミルクなどに混ぜて飲むようです。
ビタミンの会社などでは、これをカプセルに入れて売っているところなどもあり、アメリカではそこそこの消費量があります。

比較的安価なハーブで、３０カプセルで１０００円もしない場合があります。

ＫＡＶＡでリラックス

200年以上前、ジェームスクック船長は、南太平洋の島に渡って、すばらしい植物を発見したのでした。
のちに彼は、「島の住民がその液体を儀式の中で使用していた」、と報告しました。

島の住民たちはそれをココナッツの実のカラの中にいれて、結婚式や赤ちゃんの生まれるとき、また人が死んだときなどの儀式に使用していたといいます。
この液体はカヴァと呼ばれました。
この液体を飲むと、落ちついた、くつろいだ気分になり、幸福な気持ちが訪れます。
この楽園の飲み物は、現代のわれわれのストレスを減らすのに役立つかもしれません。

いろいろなことを考えて、頭がごちゃごちゃになってり、不眠になったりすることがあります。しかし、カヴァカヴァは、そういうつまらない考えを消して、本当に大切なことだけに考えを集中させます。

"みんな考えすぎなのです,"とハーブの専門家であるデビット・モロニーは言っています。「考えが同じ所にぐるぐると回ってしまったりするのを防ぐことができるような種類のハーブがカヴァカヴァなのです。」

カヴゥに含まれる有効成分はカバラクトーンと呼ばれています。そしてそれは、お医者さんが処方する（リラックスのための）どんな薬ともまったく違ったはたらきをするようです。カバラクトーンはモルヒネやアスピリンなどとは違う作用を脳内にもたらし、不安や恐怖をやわらげ、リラックスさせるのです。このハーブは筋肉にも働き、同様に体もリラックスさせます。

カヴァが不安などの作用を示す人たちに与えられた臨床実験では、４分の３の人たちがはっきりとした気分の改善効果が見られました。それに比べて、偽薬を与えられた人たちは　半分の人たちしかそのような効果を感じませんでした。
そしてまた驚いたことに、カバラクトーンは知的な能力も高めるようです。ドイツで１０１人の不安、気分障害に苦しむ患者に対して臨床実験を行ったところ、集中力が高まる効果が見られました。
「 カヴァカヴァは私たちの心を曇らせている、よけいな心配や思考を取り除き、集中すべきことに意識が向くようにしてくれるようです。」と医者は語りました。

カヴァカヴァは効果的なだけでなく、安全でもあります。専門化によればカヴァの最も注目すべき点のひとつは、その「医学的安全性」だそうです。医者が不安障害に対して処方する、ベンゾジアゼピンのような薬と比べて、カヴァの方がずっと安全なのです。ある研究では、カヴァの抽出物には胃部の不快感を除いてはなんの副作用も無かったそうです。二日酔いや、他の薬、ドラッグに見られるような副作用もありませんでした。

実験でみられた副作用ではないのですが、現地の人達でカヴァカヴァをひんぱんに使用している人たちの間には、ヒフが黄色く、うろこのようになっている症状がまれに見られたということです。
しかし、安全な使用量を守っているかぎり、このような副作用は起こりません。