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合成 : (インドールから) To a cold solution of approximately 25% aqueous dimethylamine (most easily made by dissolving 20 g dimethylamine hydrochloride in 20 g cold 50% NaOH) there was added 30 mL acetic acid followed by 17.2 g 37% HCHO. This mixture was added to 23.4 g indole crystals, and the combination was allowed to stir overnight. This reaction was then quenched by pouring into 40 g KOH in 300 mL H2O. A yellowish gum settled out and slowly solidified and was washed with 2x100 mL H2O. The yellow solids were dissolved in 100 mL CH2Cl2 and extracted with 2x200 mL 1 N H2SO4, the extracts pooled, and washed with an additional 50 mL CH2Cl2. The nearly colorless aqueous phase was made basic with 25% NaOH, and extracted with 3x75 mL CH2Cl2. Removal of the solvent under vacuum yielded a white solid residue which, on recrystallization from acetone, yielded 11.0 g 3-(dimethylaminomethyl)indole (gramine) as a loose white crystalline product with a mp 131-132 °C. IR (in cm-1): 749, 832, 868, 1000, 1040, 1119 and 1174. MS (in m/z): indolemethylene+ 130 (100%); parent ion 174 (21%). The yield is very dependent on the amount of H2O present and the temperature of the reaction. Here, with H2O intentionally introduced as a simplification, there was the generation of some 1,3-bis-(dimethylaminomethyl)indole (MS (in m/z): C3H8N+ 58 (100%); indolemethylene+ 129 (7%); parent ion 231 (3%)), considerable yellow gum not soluble in either CH2Cl2 or H2O, and considerable recoverable indole. This yield (here, 32%) has been reported to approach quantitative with the use of anhydrous dimethylamine and only acetic acid as a solvent.
To a solution of 15 g NaCN in 30 mL H2O there was added a solution of 10.0 g 3-(dimethylaminomethyl)indole in 100 mL EtOH, and the reaction held at reflux for 80 h. The solvent was removed under vacuum and the semi-solid residue dissolved in CH2Cl2 and washed several times with dilute HCl (caution, HCN evolved). After removal of the solvent, the residue was distilled at the KugelRohr to give 7.1 g (yield of 79%) of indole-3-acetonitrile (bp 140-150 °C at 0.1 mm/Hg) as a white oil. IR (in cm-1): 751, 824, 930, 1017, 1070, 1103; CN at 2265, NH at 3420. MS (in m/z): parent ions 155, 156 (100%, 66%); indolemethylene+ 130 (56%). The product is a crystalline solid (mp 35-37 °C) but was used in the following reaction without further purification. From the distillation pot, the byproduct indole-3-acetamide could be obtained, with a mp 150-151 °C from aqueous EtOH.
A solution of 6.0 g indole-3-acetonitrile in 15 mL anhydrous THF was added dropwise to 160 mL of a 1 M solution of LAH in THF, stirred and held under reflux conditions. After an additional 8 h reflux, the reaction was cooled, and the excess hydride and reaction complex were decomposed by the careful addition of wet THF until the evolution of hydrogen ceased, then 25 mL 5% aqueous NaOH was added, followed by sufficient H2O to leave the inorganic solids with a filterable texture (about 15 mL additional). These solids were removed by filtration, the filter cake washed with THF, the filtrate and washings combined, and the solvent removed under vacuum. The solid residue was recrystallized from CH3CN to provide 5.3 g (86%) tryptamine as a cream colored crystal with a mp 112-114 °C. IR (in cm-1): 751, 811, 882, 941, 1014, 1112 and 1128.
これらの合成方法は科学者にとっては必要ないだろう。トリプタミン、グラミン、そしてインドールアセトニトライルに関する商的な情報は たくさんあるからである。
使用量 : 250 mg, 静脈から
作用時間 : とても短い
コメント : ( 10 mgまで, 静脈) "血圧の上昇もなく、何も感じなかった。"
( 250 mg, 静脈) "トリプタミンは7.5分ほどで効いてきた。肉体的な変化は血圧の上昇、膝頭の反射の増幅、瞳孔拡大などである。 主要な変化はLSDと似ていないとも言えない。 LSDとトリプタミンが似ているという仮説に基づくと、この二つはとても似通った症状を引き起こす。
付記 : 以下に引用するのは マーティンとソーロンの30年以上前のトリプタミンの人間に対する反応を調べた記事です。私達の知る、唯一の人体への反応に関する記事です。これら二つの報告のうちの最初のものは、うつ病患者に対するもので、(もうひとつのものより)5年ほど前に発表されました。それまでのネズミと犬に対する実験で、トリプタミンは脳に入ることはできるのですが、その代謝の早さのために効き目がとても短いことが知られていました。そのために二人の研究者は静脈からのルートを試すことにしました。この250mgでの使用の研究では、たくさんの貴重なポイントが描写されています。
明確なことは、当時の脳への働きの研究の流行はLSDだったということです。そして全ての研究者たちはLSDとの比較研究がなされるべきだと考えていました。セッティングによってLSDの研究結果が左右されることは知られていました。LSDに関するたくさんの研究は、トリプタミンとはまったく違う環境の中で行われていました(個人的な部屋で、音楽、そして仲の良い友達と、など。)トリプタミンはレキシントンのアディクション・センターで、自動的に膝の反応を調べるハンマー、瞳孔を調べるポリグラフ、そして実際は麻酔病棟のような場所で実験が行われていたのです。
もっともためになったことは、LSDとトリプタミンの症状が似通っていることがわかったことでした。このことは広く引用されました。しかしこの結果を導き出した、明確に述べられた所見こそ読む価値があると思います。 以下はここで引用されていた部分です:
"注射してからすぐに患者たちのうちの3人は実験に気がつき、足が重いこと、疲労、しびれを感じると言い出しました。さらに注入すると吐き気、嘔吐、目まい、発汗、聴覚が鋭くなる、または聴覚の鈍り、金属の味がすること、そして体が重くなることなどを訴えました。さらに視覚的変化もありました(目が重くなる、視界が曇る、そしてクモの巣のような模様がみえることなど)"
トリプタミンの体験は少し重いようで、そしてトリプタミンがこれらの有名なサイケデリックドラッグと似ていると言うためにLSDやメスカリンのあらゆるネガティブな面が示されているようです。
どうしてトリプタミンはそんなに興味深いものなのでしょうか。
PiHKALの中で述べられたすべてのサイケデリックドラッグのうちで、フェネチルアミンは中心の核となる物質です。 だからトリプタミンもこうした意味で、全てのそれらのドラッグの中核のような役割を果たしていると思われます。
これらのサイケデリックドラッグの中で、化学的構造の中核を担っているのです。二つとも、植物、動物、そして人間の世界の中でも自然に見られます。トリプタミンはフェニルアラニンというアミノ酸を持ち、トリプタミンはトリプトファンというアミノ酸原基を持っています。そしてそれらのアミノ酸は人間の生化学にとても深く関わっています。
トリプタミンの代謝の前駆物質であるトリプトファンは、それ自体で活性なアミノ酸です。トリプトファンを口からとるとどのようになるのでしょう。10年前に健康食品店からでの報告のコピーをあげておきます。これは、飲んだ人ではなく、与えた人から見たレポートです。
COMMENTS : ( 2 g, 経口) "7人に投与すると、一時間か二時間後に五人が眠気を感じた。"
(2 g, 経口) "アミノ酸のトリプトファンは安全で依存性のない、睡眠補助剤である。なぜなら脳内でセロトニンに変わるからだ。セロトニンは入眠に関する神経伝達物質である。トリプトファンは牛乳やバナナの中にも見られ、錠剤の形でも売られている。眠る前に2グラムのトリプトファンをとることは、眠るのを助けることになる。 胃に何も入っていない状態でとるとベストだ。牛乳もトリプトファンを含んでいるが、純粋なアミノ酸の形だともっと効果的である。"
(5 g, 経口) "何日か前に何回か、5グラムを経口で摂取した。 (尿を調べるメために)。そして心理的な影響は期待していなかった。一時間ほどすると、ウィスキーにも似た わすがなめまい、頭がボーっとして、幸福感を感じた。 "
( 6 g, 経口) "7人に6グラムのトリブトファンを投与した。全員がボーっとしてアクビをし、5人はテストしている間に眠ってしまった。3人は数分以上起きていることさえできなかった。 全員簡単に目覚めることはできたが、幸福感と、普段よりおしゃべりになっていた。そして一人はうまく歩けず、また頭の前部の痛み、目が眩しくなることなどを感じた人もいた。"
( 10 g, 経口) "16人の被験者に10グラム投与した。 全員が朦朧とした状態、めまいを訴えた。そして感情の変化(幸福感)があった。慢性アルコール中毒の人はこの量では何も感じなかった。."
CONTINUING COMMENTARY : トリプトファンは自然で、栄養食品的なアミノ酸で、睡眠を誘導します。そしてそれはややサイケデリックな効果をみせる、トリプタミンに変化します。メチル基がつくと、よく知られた物質、 N-methyltryptamine (NMT) とN,N-dimethyltryptamine (DMT)になります。その効果はどの薬のカテゴリーにも分類できないものです。しかし、トリプトファンが単独で、またMAO阻害剤や methyl donorsといっしょに研究された場合、脳の機能を探求する道具となりえるのではないかと思います。それは個人でも使用できるツールであり、多くの人の好奇心を満たすものになるでしょう。
1989年、日本の製薬会社で(Showa Denko company in Japan)事故が起きました。製造プロセスを変えた際にトリプトファンに不純物が混ざり、アメリカで1500もの健康事故を起こしました。そして38人の人が死亡したのです。FDAは同年11月17日、トリブトファンを市場から回収しました。その不純物はすぐに特定され、製造プロセスももとどおりのものに変更されました。そしてその全く毒性のものが含まれないトリプトファンは、利用することができる品質ものでした。すでにトリプトファンから不純物が取り去られたことはFDAも知っていたのですが、彼等はトリプトファンの毒性の原因は、不純物でなく、トリプトファンそのものにあると考えたようで、彼等の発表はトリプトファン自体に毒性があることをほのめかすものでした。
現在、アメリカでは栄養補助食品としてトリプトファンを販売することは違法になっています。しかし動物に対して与えるのは合法です。医療の場、処方せんがある場合には利用できますが、普通の健康食品の店で販売することができないために、ふつうの人がこの薬を試すことができない状態です。普通の人々、精神分裂病、肥満患者、アルコール中毒の人などに対する調査は、個人的にも、そして臨床的にも行えないのです。
しかし おなじような役割を果たす薬が、発売されています。それはプロザックです。ニューズウィークにも取り上げられました。トリプトファンはまだ個人で利用できる薬ではありません。(アメリカで)両者とも、効果的な結果を見せる薬だと思います。
(以下、FDAの態度についての批判が続き、「私たちは選ぶ権利がある」という主張が続く・・。
そしてまたトリプタミン、DMTは植物に自然な状態で含まれている物質なのである・・・・)