DXMについて:
DXMは、デキストロメトファンと言う独特の
麻酔・弛緩作用を持つ薬で、アメリカでは
咳止め薬の成分として使われています。
しかし、このDXMは一定量以上摂取すると、
知覚に変化を与え、いわゆるトリップ感を
生む事からアメリカではDXMの入った咳止め薬を、
日本のブロン感覚でトリップ剤として飲む人が
後を絶ちません。そして最近では、知る人ぞ知る
アンダーグランド・ドラッグとして、その人気を
着実に伸ばしています。DXMはどちらかと言うと
サイケデリック・ドラッグですが、LSDやシロシビン等
とは全く違ったタイプで、強いて言えばケタミンやPCPに
その効果は似ています。効果の持続時間は大体
8時間程度で、そのトリップ感は処方量により異なります。
経口(飲む方法)で50〜100mg程摂取した場合は、
心の緊張がとけて、心理的な理解力が上がり
多少、知覚に変化を感じます。外見上の変化は
それほどありませんが、体のコントロールが やや失われ、
ともすると動きがスローになります。基本的には
普段の精神的プレッシャーから 解放され、
オープンでメローな気持ち良い状態です。
100〜200mg 程摂取すると、多幸感や陶酔感が訪れ、
時間・空間の感覚が徐々に消滅して行きます。
300〜400mg程摂取すると、今度は多幸感や陶酔感に加え、
幻覚作用が登場します。特に目を閉じている間に、
LSDやマッシュルーム等とは違ったタイプの
独特なビジョンが訪れ、心は精神の深淵まで
降りて行く感じになり、知覚は大きく変化します。
500〜750mg程摂取すると知覚が大きく見開かれ、
完全にあちら側にイッてしまった状態になり、
各人の普段気付かない深い意識に根差した、
論理性を全く必要としない現実化した夢の様な
精神体験をします。(幽体離脱的な感覚や、
異次元的存在との遭遇等のかなりヘビーな
感覚体験が報告されています。)
尚、900mg以上摂取するのは 人体に危険です。
基本的にサイケデリック・ドラッグの側面が強いので、
その症状は各人の精神状態に深く関わり、
他のサイケデリック・ドラッグ同様セッティングや
コンディションがトリップ状態を大きく左右します。
体験談
土曜日のPM2:30、DXMが届きました。
私はAMTや2CB等、いわゆる合法ドラッグは経験していますが、
やはり、色々な点で非合法ドラッグには劣りますので、全く期待せず、
すぐに、その場で0.5g(?)をオブラードに包んで飲みました。
出掛けるまでには、少し時間がありましたので、サンドイッチを食べながら、
大好きな格闘技のビデオを見る事にしました。
試合はトーナメント形式でしたので、勝者は誰か判るのですが、
途中から何の技で勝ったのか思い出せず、何度も巻き戻しをしていました。
ビデオが終わり、立ち上がろうとすると、少しめまいを感じ、
DXMが効いている事に気が付きました。
着替えようと思ったのですが、何だか面倒くさく、音や光を不快に感じ、
TVを消してカーテンを閉め、ベッドに行きました。
ベッドに横になると、何でベッドにいるんだろうと思いましたが、
それを考える事も面倒になり、目を閉じました。
するとジワジワを幻覚、幻聴が現れ始め、自分がどこにいるのか、
何をしているのか、何でこうなったのか訳が判らなくなりまし
た。具体的な表現は困難ですが、その手の本によく書かれているような感じです。
(幽体離脱、前世云々、いつも、よくこんなオーバーな事が書けるなと思っていました)
2時間もすると、トリップはどんどん深くなり(LやMMよりも)、
手足がバラバラになり、上下が判らなくなりました。
突然、携帯電話の呼出音で我に返りましたが、会話がしずらく、
適当な理由を作ってすぐに切りました。何もやる気が起こらず、
こんな事をしている場合じゃないと思い、窓を開け、外の景色を見ようとしましたが、
全く焦点が定まらず、めまいがひどくなり、まともに歩けませんでした。
ベッドに横になると不思議と気分は良くなり、また起き上がりましたが、結果は
同じで、結局、その日の用事は全てキャンセルしました。
5時間後、バソプレシンで少しスッキリし、その後は急速に回復しました。
8時間後のPM11:00、完全に回復し、友人達と食事に行きました。
AM1:00にベッドに入り、AM8:00、何事も無かったようにスッキリ目覚めました。
私は好奇心が強く、ドラッグは一通りトライして来ましたが、今までの中では最強のトビでした。
今でも、どうしてあんな事になったのか不思議です。分量を間違えたのかも知れません。
トリップ中は人前には出られる状態ではありませんので、今からトライされる方は、
時間や場所を良く考えた方が良いと思います。データハウスから出版されているドラッグ関係の本の
PCPやケタミンの章が参考になります。(基本は横になる、会話が困難等)
前回から1週間後、再度、DXMを試みました。
PM10:00、場所は友人宅で、2人(カップル)の友人と一緒です。
摂取量は、私が0.3gで友人達は0.1gです。今回はスケールで計りましたので正確だと思います。
PM11:00、TVを見ていると、「ボーッ」としてしてきましたので、その場で横になりました。
友人達は、「全然効かない、食事に行って来る。」と言い、私を残して、どこかへ出掛けました。
今の気分はクサを吸った時に似ていますが、頭の中はクールな感じです。
動作は、ちょっとスローですが、十分歩けます。
PM12:00、友人達は戻って来ましたが、「まだ効いて来ない。」と言うので、
私が、0.1g追加するよう勧め、友人達はそれに従いました。
私は、友人達の会話から外れました。自然に出て来る事は素直に言葉に出来るのですが、
何かを思い出したり、考えたりする事が出来ず、無気力になっていたからです。
しばらくすると、友人達も効いて来たらしく、グッタリしていました。
AM1:00、ウトウトしていると、音楽が聞こえてきました。
その時は、ずっと音楽をかけていたのですが、頭の中は真っ白で、
意識しないと耳に入ってきませんでした。音楽がハッキリ聞こえるようになると、
意識もハッキリしてきて、ハイな気分になりました。
何かしたくて友人達に話しかけるのですが、友人達の反応は鈍く、帰宅する事にしました。
AM2:00、GHBを飲んで寝ました。
AM10:00、起床。
今回は、幻覚や幻聴はありませんでした。効果は、最初はダウナーで、
途中からアッパーに変わりました。
DXMは摂取量によって効果に違いが出るようで、DXM独特です。
:T.Hさん(男性)
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