CG-47
出港用意…!?

May 1998

『艦隊週間98(Fleet Week '98)』参加艦艇(全14隻)の内、
86番埠頭に繋留していた米海軍イージス艦タイコンデロガ。


手前に写っている潜水艦は、ディーゼル潜『グロウラー USS Growler』。



 JFKのお見送りのため、朝の9時前に訪れた86番埠頭。
 しかし、肝心のあのドデカい姿が見当たらない。あれだけ大きい彼女(笑)である。送迎ゲートの向こうにいてさえ反「頭隠して何とやら」状態だった彼女を見つけられない筈はない。近くにいた守衛になりふり構わず訊いてみれば、8時にはとうに出航してしまっと言う。
 『抜かったァ〜〜〜!!!』
 早起きしたために多少フラフラする頭を押さえて周囲を見回すと、一隻だけ残っている艦が!!
 「よし、じゃあこれだけでもお見送りするとするか」

 それが今回ご披露するタイコンデロガである。
 
出港準備が着々進められている。
(画面中央)
 イントレピッド博物館開館は午前10時。それまで一般人は中に入れない。(その間も水兵服が目の前を横切る)仕方無しに、ゲート脇のテラスでコーヒーを飲んで時間を潰していた時、撮った物。
イントレピッドの甲板より
 一時間以上待ってようやく開館時間。
 無人に近い博物館内には入らず、外側に取り付けられた階段を年甲斐もなく猛ダッシュで駆け登る。
 対水上レーダーがくるくる回ってる他、ゴマほどの大きさに見える男たちがあっちにこっちにと行き来する光景は妙に微笑ましい。
ひしと寄り添うタグボート・
 灰青色に塗装されたタイコンデロガの船体に較べ、
真っ赤なタグボートはまるで少女のような愛らしさ。―――ただし、
その騒音と排気は凄まじかったが‥‥。(百年の恋も醒める)
タグボートに導かれ、86番埠頭から離岸
 しかし、このタグちゃん。いじましい程に頑張る。
方向転換中‥‥
 一瞬、太った王様を二人懸かりで着替えさせる近習を連想する…
フェーズド・アレイ(SPY-1)が一つしか見えないので
何だか不思議な印象を受ける正面像
 力入れたせいか、タグボート2隻の吐き出す、その徘煙の凄い事、スゴイこと。
おかげで艦橋正面が霞んでしまった。
次回もまた、ハドソン川を遡って来るだろうか?
 関係ないが、写真奥の緑の対岸はすでに隣接するニュージャージー州である。
Bon Voyage, TICONDEROGA!!

まぁ、なんだかんだ言っても、枝島がこの目で見た、
初めての動く艦艇だったりする。
(映画の中や雑誌、HPならあったが)(笑)


m(_ _)mお粗末!!m(_ _)m

―――08/29/1998
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