1998/6/1(月) 10:17
新幹線の車中。
朝M樹ちゃんからのメールをK介が開けて、東西線への乗り換え方をもばに放り込んで。
13:47
H水社見っけたりして。
14:46
K伊国屋の面接は16日13時から新宿本店で。
16:18
I**接。待合室にはO塚さんがいて、O塚さんが出ていった後も、もう一人質問があるからと随分早く来ていた女の子とむにゃむにゃ話していた。
面接は1対3。おなじみM田さんとH条さんS石さんは男性。まず自己PR他をご自由にということだが、何も用意していない僕は何を話したかよく覚えていない。前のグループ討議の時と大幅に重複したことは確かだ。その後質問されるが、M田さんからはひねった質問もあったりして、嘘ではないが誇張した話ではなく本当の話になったがどこまで伝わったか。業務内容についてはイメージがはっきりしないのでうやむやな話になる。質問に対して一言で答えたりしたのもどうかなあ。向こうもH条さんはあまり愛想よくなかったのが気になるけど。あと受けている会社が少ないのと、OB訪問はどこもしていないことも。何でもいいけど。「こんな僕」だから。30分弱。8日月曜までに連絡。
交通費として*****円戴く。出費は新幹線だけで*****円。

自由席は余裕で座れる。

6/2(火) 7:31
****************したい。

***************を夢見る。
11:18
S潮社筆記試験。午前午後で100/400通過で6/9に面接受験票発送。前半は常識問題100問。雑学なので得意な筈だが、大事なところでぽつりぽつり抜けている。後半は記述問題6問。ビッグバン2000年問題東大法学部中田英寿ダイアナ妃少年Aについてそれぞれ100字ずつ書けということだが、何を書けというのだろうか。客観説明だけでよかったのかな。
26:06
「ウテナ」「彼女の悲劇」。ヘヴィーっすねえ。だから上手い。血液型の方は七実のおかげでまだギャグがかるのだけど、近親相姦の方はいくら七実が介在してもヘヴィーだろうな。そしてこの二つを並べるのが上手いのだ。七実の株が急激に上がる。ウテナとアンシーの間がぎくしゃくしてくるのも必然であって不思議と不快感はない。

6/3(水) 18:59
「りぼん」7月号「こどちゃ」。窓をつたう雨の粒みたいに線香花火の滴みたいにひとつになったら落っこっちゃうね。と、来たか。うならされるなあ。あそこまでの症状になったら感情移入が及ばないところもあるけれど。直澄くんはやっぱりセーフだった、よな。「確かなもの」というと・・・てなことはないだろうが。「いくら乗り越えてもカベはずーっとある」「今までどうやって乗り越えてきたのか思い出せない」。その通りだ。紗南ちゃんは勿論、羽山を見るから、勇気づけられる。
健康診断書を出したからN** D***を落とされたなどといってはいけない。十分に僕の責任である。ibdforumでもネガティヴな話が多く流れているが、絶望してはいけない。隠したりコネに頼ったり公務員になろうとしたりしてはいけない。

多謝。
24:41
でも**氏のメールを見て、国会図書館員か大学図書館員をまた考える。

帰りに点滴。

「りぼん」長谷川潤「あぶない・パラダイス」は勿論「金枝玉葉」「ヴィクター・ヴィクトリア」。

6/4(木) 15:01
国会図書館に請求を出す。

fsn.net、CGIの使えるフリーのウェブページ。いけるかな。他にも手を出しているけど。
17:02
大学図書館司書になるのは国家公務員II種図書館学になるようだ。で、もう締切を過ぎているようだ。司書資格がなくてもいいって知らなかったからなあ。
19:30
T田さんに電話して演習IIがどこまで進んでいるかを聞く。ここ3週間くらいT田さん一人だったそうだ。まだ彼らも就職活動ぎっしりとして、T田さんはどうしているんだろう。

6/5(金) 16:44
fsn.net、yunet.netともにCGIの検索が出来る、と思ったが、おそらくjperlでないために特定の日本語で検索できない。jcode.plを使えば出来るのか、Cで書いたプログラムにCGIの引数を渡せばいいのか。あ、Cだと他のところでコンパイルしたものでいいのかという問題もある。
17:42
ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」。素晴らしい、燦然と輝く作品だ。大っぴらに予告された殺人が、止められることなく実行されるという事件。それはラテンアメリカの風土では起こりうるとも見れるが、その拘束は緩やかなものであって、やはり偶然の産物である。完全に殺人を黙認する社会を書いたのではリアリティのない怪奇な寓話だし、偶然の積み重ねでそれを実現したのではただのスラップスティックである。これは適度な不条理さでリアリティを高めている。構成も素晴らしい。冒頭から事件の内容は明らかにしておいて、そこまでのいきさつと後日談を書いてから、最後の最後で犯行を描く。
26:03
「おふくろシリーズ14おふくろに捧げる歌」。素直に見ればいいんだよね。決してハッピーエンドではないリアリティもあるし。

6/6(土) 23:27
Cygnus gnu-win32のDevelopper's Kitを入れる。bashだがDOSプロンプトに比べると当然はるかに使える。lessがないのは痛いが、それ以外は満足。gccもあるのでmakeもできるが、そこまでやるかどうか。

amlitのML投稿数ランキングを算出するシェルスクリプトを書く。grep、sort、nkf、awkを駆使したものになる。手間を取らせたのは、Mewが引用元を示すのにヘッダと同じ表記を用いる点だ。

「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」。奇抜なアイディアだけでなく精巧さもある。美術がそれを成立させている。
27:22
「アキハバラ」「温泉」。何の話じゃあ〜。

6/7(日) 17:41
K川より筆記試験の案内。

「ウテナ」「踊る彼女たちの恋」。近親相姦の構図は当然車上のキスに行き着く。この話では「奇跡の力」とは何かを掴みやすい。七実が求めていること、「全てを超越する」ことらしいのだ。暁生が持っているものであり「世界の果て」、何だか分からないけどオッケー、になるものらしい。そりゃ欲しい。「決闘に勝つ」という全く関係のないことでそれが手に入るという考え方も、合理的ではないのだが、我々が傾きがちな考え方である。つまり「奇跡の力」はないのだけれど。
茎子の描き方も美事。彼女をボコボコにするところで既に元のギャグ七実を取り戻している気もするが。チュチュを人質に取るのも小気味よく意味がないギャグ。そして「天然同胞宮殿遠近法」。本当はちゃんと兄妹なのだというトリックにはしてやられた。でもわざわざそうする優しさ。
22:18
父発った。
父さんが一週間も家を空けるのは*******以来、とはSちゃん。

「カミさんなんかこわくない」の画面分割は演出の吉田秋生によるのかな。「高校教師」もだったかな。
26:29
僕もまだ本当に諦めていないから、世界の果てを駆け巡るあの音が聴こえる。

カナダGP、赤旗リスタートも再びクラッシュの波乱。今度はイエローフラッグ、セーフティーカー。でもシューッマハは両方とも3位から2位に上がった。不運はアレジ・・・。でも寝なきゃ。

6/8(月) 14:47
久々の授業。T田さんと、テキストを忘れて一度取りに帰るT口。T口は就職活動終了しているらしい。卒業は危ういらしいけど。
16:57
カナダGPはシューマッハが勝っている。
20:17
国会図書館の問題が再現されているページを**さんに教えて貰う。歴史や地理は何もしないで受けるとどうかなあ、と思うが、勉強するほどでもない筈なのだ。算数数学はでたらめだ。解けない。再現した人の記憶が曖昧なのか。
20:51
就職浪人しようが構うものか。
くらいいわなければ。
23:10
I**から連絡なし。ほらね。クローン病のせいじゃない。

6/9(火) 11:30
何か。去年のS木さんの卒論を読ませて貰っているが、Angela Carterの_Nights at the Circus_とは 「親指Pの修業時代」か。
17:58
******************、***********。******************。
**************「****・******」***。

フロッピーを昨日メディアセンターに忘れて、戻らない。やだなあ。アドレス帳に、secring.pgp。
26:11
gnu-win32上でlessをmakeしようとするが、できない。画面制御のライブラリがないようだ。

6/10(水) 25:18
国会図書館の受験申込書が届いたので書く。

ワールドカップサッカー始まって、ブラジル-スコットランド戦を見ている。
26:27
2-1でブラジル。しかしワンサイドにならないいいゲームだった。

6/11(木) 15:43
O山内と会ってみんなの就職状況を聞く。K介とYさんがN**、K岡はP**、S平はT海銀行、Y田さんがZ会、T西さんがJ**、I道がN**のアナウンサー、T郎は映画配給会社に入れそう、などなど。O山内自身は院ながらBネッセも受けている。まだ決まっていない僕が落ち込んでいるということも言い当てられる。焦ってるけどね、数受けてないし、とはいうが。
そうか。僕は落ち込んでいるのだ。それも泣きそうなほどに。

しかしやはり文学で食わないと。

と、N*********を書く。って文学か?
16:51
あれに見えるは**じゃないか。図書館三階閲覧室で***********。******************。*************。*********************。************************************。
18:36
明日は明日だ。明白じゃない。
25:33
S潮社から面接の案内。東京で交通費出ないが17日なのでK伊国屋と連日。おじちゃんのところに泊めてもらおうかと話してみると、丁度いいホテルがあるので奢ってくれると。

丸山健二「ぶっぽうそうの夜」。読み応える。圧力のある切れのいい文体。同じなのだけど文体がだから読ませる。中身もそれに応じた凄味がある。ラストは意味が分からなくて余分と感じたが。中上健次と違うのは、主人公の語りとして突き放しているから、リアリティを超えるのだ。

6/12(金) 14:21
O南に会う。彼は院だが国家公務員も受けるとか。

************。
16:46
_Faun_2パラグラフしか読めていない。チャリの鍵なくした。頭痛い。
24:17
点滴を受けて帰って寝ていたが頭痛は取れない。

6/13(土) 18:58
病院。
父帰る。

6/14(日) 13:02
南港の果てでK川筆記。100人ちょいか。前半は常識国語英語数学。結構難しかった。あまりいい問題ではないとも思ったが。後半作文は「三題噺でなく」、「五年後のわたし、五年後のK川書店」というベタなもの。書く気がどっと失せる。物語に書いてみたら余計ベタなものが出来上がって嫌気がさす。
23:42
日本0-1アルゼンチン。いいゲームだった。立ち上がりと終盤はいい試合運びをしていたが、微妙な力の差が結果に出た。W杯は結果が全てと断じる岡田監督もよかった。
26:55
「ウテナ」「夜を走る王子」。問題の回だ。総集編の挿入の仕方はどうということはない。暁生カーの疾走は秀逸。そしてウテナの描き方だ。勿論きれい。すごくエロッチックだ。問題のシーンもね。情事の最中に明日の弁当のことのような日常とか「姫宮」をしきりに口にするのもエロチック。夕方のアニメでここまでやっていのかってほどに。見せられない中でここまで表現するのは素晴らしい。最中に話し続けるのはウテナが現実的な女の子とかいうことではなくて、ロマンチックでない俗なエロスをやっちまっているのだ。***********。要するに暁生とウテナがそういう関係を持ったというプロットに、手の込んだ演出を加えている。凄い。

あれは永遠じゃない。と思う。

6/15(月) 15:06
授業の後、K岡T郎Yさんら心理学の連中に会ってしばらくだべる。決まってなくても深刻にならない。M下はN********とか。

6/16(火) 14:20
新宿にてK伊国屋面接。まずおなじみ人事部長さんともう一人と2対1。これは家族構成とか成績とかスポーツとか性格とか差し障りのないことを10分もかからない。少し時間を置いていきなり最終の社長面接になる。
最初は関西方面の4人で待っていたがここで東京の6人ほどと合流して人事部長さんから注意を受ける。社長はお歳だからよく聞こえるように話すとか、聞かれるのは本のことスポーツのこと自己PRにパソコンは使えるか、と予め知らされる。いわく社長は「一目で人物を見抜く」のだそうで、人事部が自信を持って推した人をそれで決められるので困りものだとか。人事部長が味方である。やがて番になり、「はきはきしゃべるように」と最後の注意を受けて部屋へ。社長ともう一人2対1だが話すのは社長と1対1。大学名と名前をいって席に着く。本のことは聞かれず、学校のこととスポーツ。ややつっかえたが。5分かからない。「よろしい、内定出しておきましょう」「では追って連絡します」。
ほっとする。うきうきする。

とりあえず一安心というだけだな。断る心配もしなきゃいけなくなったし。
といきなり余裕。

交通費は自己申告で*****円戴く。
16:19
ホテル・Sンパティオにチェック・イン。予約が誰の名前か分からず手間取ったが。
23:41
ご飯食べておじちゃんの家にお土産持ってお邪魔して。おじさんはHケ丘から帰ったばかりですぐ寝てしまう。M樹ちゃんおばさんとむにゃむにゃ。
宿泊費****円はおじちゃんから戴く。

************************。

6/17(水) 8:38
*********。**。東京の生水でエレンタール作っちまった。
13:36
総務部M沢さんから説明のあった後、一次面接は1515以降まで待たねばならない。100人いるのかな。
16:55
S潮社面接。2対1。こちらは本の話ばかりだった。ヴォネガット、筒井康隆、大江健三郎、オースター、北村薫。得意ではあるのだが突っ込まれると抽象的な話するしかないからなあ。ちなみに入社すると全員まず二三年週刊S潮かFーカスの編集をやるそうだ。その後もあまり固定しないという。後は他にどこを受けているかの話もするが。あんまり愛想よくできなかった。時間も短かったようだ。当然面接官にもよるけど。1600に解放。

京大大学院卒の人とか、キャンパスで見た記憶のある何とかさんとかもいた。
18:14
「GTO」7。
福本伸行「銀ヤンマ」。「情」の話。読み切りとしてはよい。
22:47
夜行バスの車中。女の子も結構隣とかに乗ってたりするのだ。世界史の教科書を読んだりしているのだ。寝るのだ。

6/18(木) 5:56
朝。
27:16
帰ると僕より早く着いた速達のK伊国屋内定通知書。健康診断と内定者懇親会。手に入ると色褪せる。気が乗らない。要するに働く気があまりないのだな。でもちゃんと「本のお仕事」だし、よしとしないと。新しい場新しい土地で新しいことがあるのだろうし。
あと国会図書館受験票とTUOカード。

昼過ぎまで寝た。

高橋源一郎「優雅で感傷的な日本野球」。やはりしょうもないな。勿論こういうものを書くにも並ならぬ才能が必要であることは認める。ユーモアの感覚がずれているとかいうことなのだろうけど、しょうもない、と映る。「フロベールの鸚鵡」らしいが、「フロベール」にあった妻の話みたいなものがない。「菊とバット」なんかは読んでいないけれど、「日本野球」が僕には掴めない。

6/19(金) 18:05
中上健次「枯木灘」。婚外子を中心とした狭い血縁関係によって成り立っている狭い地方は呪われている、とかいう話だろうか。それでは単純過ぎるが、面白い。読ませる。秋幸の人物が魅力的だ。環境風土による無頼さはあるが、土方という仕事に就いている彼は、素直でまっとうな人物である。年齢の違いもあるが秀雄とは対照的だ。僕が見てきたのは秀雄のようなただのヤンキーだし、僕が無頼をやろうとしてもインテリぶっちゃうし。秋幸はとても「いい人」なのである。感情移入も大いにできる。実父養父の感じは本当には分からんのだろうけどね。それでもあの破局を迎えてしまうのだが、秋幸の行動には納得できるのだ。主人公は正しいのである。それだけじゃない。もっと大きな小説であるのだが。
27:00
今日は点滴。

「踊る大捜査線番外編」駄目。

久々にMきっちとICQ。

6/20(土) 27:08
日本0-1クロアチア。微妙だが存在する力の差を結果に出す強さ。でもいいゲーム見せてもらっている。

「アキハバラ電脳組」。「ウテナ」とダブるのが気になる。

6/21(日) 22:26
「ウテナ」「薔薇の刻印」。物語の核心、と見ていいのかな。にしてもあの話そのままか、兄妹関係のアレゴリーかという問題はある。影絵か後の話かという問題も。つまり前者ならアレゴリーで後者なら実話になってしまう。さらに前者ならアンシーは悪者で後者なら不可避の悲劇。複雑で絞れないものになってんだよね。また、ウテナが見た「永遠のもの」とは永遠の苦しみってことか? 結構えげつないよなあ、あの図は。解釈は難しい。しかし無意味に無闇に難解なのではない。何か得るところがあるような気がする。そのバランスを保つのが素晴らしい作品である。

兄貴が昨日日本橋で買ってきたのはジョイパッドとPCカードPHS。

6/22(月) 11:12
*****************。**************。*************。

6/23(火) 22:25
U田H急Aネックスホテル中国料理K野H楽天にてK伊国屋内定者懇親会。何と、T郎が来ていた。大学高校での知り合いにばったり会うシチュエーションの妄想はしていたが。知り合いの中では非常に有り難い方である。「Y井ワールド」と僕のことを説明してくれると助かる。F島人事部長、M藤次長、O野さん。内定者はH大の幹事役のT橋氏、H島大のダチョウ倶楽部の肥後の27時間TVフリースローのM井氏、S大のK原のT口さんが同じ日の最終面接。さらにS大の中村雅俊のA加氏、D志社のS鴨のK保田さん。中華で油ぎとぎとというのではないが、いろいろ食べてしまう。ビール冷酒ショウコウ酒杏露酒も少しずつ。僕の様子としてはいつもの飲み会の通りである。場はそこそこにときほぐれる。交通費****円。次は10月ということ。
その後内定者だけで1**という店へ。M井氏は途中で広島へ帰る。うだうだと普通に飲む。「微妙な関係」ではあるのだが。****円。

T郎との話ではI平がA**、K丸君がS英社、S平が拘束でバンジーを飛ぶ。
26:08
泡坂妻夫「夢の密室」。最近のはすっかり駄目だね。

6/24(水) 24:48
点滴。******************。

forts.cはFontとかXFlushをまずしなければいけないとか謎も多いが文字が出た。不具合も多く残っているがもうできることがないので完成ということにする。uploadしてしまう。

6/25(木) 11:39
**の夢を見た。よくは覚えていないが。
15:50
3階閲覧室。********。女がみんな**に見える病気かな。
26:02
世界史教科書は読み終わる。読んだだけなのだが。

6/26(金) 12:47
D庫病院で健康診断。クローン病については既往症の欄がわずかなこともあり病名だけ。血液検査で外注に出すので最終的な結果は後日。

地理用語問題集。
26:44
日本1-2ジャマイカ。阪神の試合を見る気分なのだ。いいところはよく見えるけど、点にならない勝てない。小宮悦子の名言「阪神は野球に苦手意識がある」があてはまりそうだ。

K川から1次面接の案内来る。S潮社からは電話なし。落ちた。
人生はうまくかない。みんなそうなんだろうけどねえ。
どこでもいいから欲しいと思っていた内定も、よく考えてみると本当にやりたい仕事か、って。誰しもが陥る葛藤に過ぎないのか。

今野敏「リオ」。立派な社会派ミステリだ。売れてるものはあまり読んでないけど、こちらの方が題材が僕には合いそうだし。ブレイクした作品がはっきりあるような作家は流行を追うのが気に食わないこともある。にしても少年少女を描く今野敏はいい感覚をしている。全共闘世代批判を提示したのは美事だ。主人公の樋口には大いに共感する。これだけで大きな価値がある。リオのことも分かる。アダルト・チルドレン批判も美事。誰もが苦しんで生きてるっていうね。すごくいい小説だ。

人生はうまくいかない。僕たちの失敗。泥沼を歩いていくのが人生。

6/27(土) 27:30
暑い熱い厚い篤い。
なんとかせんければ。町田康読んで投げてる場合でもない。結構いいんだけど。なんとかせんければって言葉が既になんともなりそうにない。
「へらへらぼっちゃん」読んでいるが、町田節の既に完成した文章だ。心地よいのだ。訳の分からん印刷物の片隅に載っていても輝いているのに気付けるかは疑問だが。ふざけた軽い文章ってのはあるからなあ。ふざけることは僕にも自信があるしそれを支持してくれる人もいるけど、あれは書けまい。いや僕もオルタナティブな言語感覚は持っている筈だ。そう思って僕は書くのだけれども。日経Xに先週今週と載っているナルシズムの日記と自己満足の小説に僕も当てはまるからと悲しくなる。凡百。立派に人間の屑だ。でも町田康もそうだしとか心地よくナルシズムに自己安慰やってると本当に屑だ。

***************。

「アキハバラ」。桜井弘明でなければ見る価値なしと判断。
「カウボーイ・ビバップ」は放映の第1話と最終話だけ見た。最終話は総集編で、ストーリーは追わず各キャラクターが哲学を語るという趣向は面白く、そのモノローグの質も高かった。しかし第1話を見た限りでは、画や音楽に独特さはあるものの、脚本的にユーモア、ギャグ、プロット、テンポがぱっとしない。

6/28(日) 26:35
よしゅうよしゅう。

「ウテナ」「冬のころ芽ばえた愛」。大きな進展はなく構図の確認。トリッキーな描写が復活。ひなげしの花言葉はとかね。

6/29(月) 12:51
もしかして前期授業終わってんかよこらあ。電話せんければ。
26:52
「へらへら」読了。へらへら。

フランスGPはフェラーリのワンツー。去年今年と優勝にからむフェラーリはやはり力を付けている。

6/30(火) 11:13
D庫病院まで血液検査の結果取りに来る。ヘマトクリット?とコレステロールが低い。CRPは取ってないが、赤血球はセーフ。あとは投函。
*************************。
12:01
ほらね。****。************************。
14:58
チケット買う。公務員試験問題集みたいなもん買う。買ったそばから嫌気が差している。
メディアセンターのシステムへなちょこでいらいら。ネットワークにつながっとらん。
いらいらいらいらいらいら。
18:10
川本真琴のmp3か。違法だがC/W曲が欲しいのと************。
26:41
*******************************。********************************。******************************。
肝心のダウンロードが遅くてできない。
26:52
ようやく「早退」。くああっっ。知らず脇の下に汗かいてたね。僕としては新曲が出されたに等しいからなあ。あそこまで寡作な川本真琴だからシングルもチェックしておかなきゃいかんかねえ。間違いなく川本真琴。そして間違いなく独創的な曲。リズムがまだ岡村靖幸の流れかというもので、そこへ声も少し違うんじゃないだろうか。いいノリで、シャウトじゃないけどいい発声だ。メロディーも素晴らしい。スキがない。B面ぽさはあるかもしれないが。歌詞は風景としては僕には疑似体験的にしか見れないけど、言葉としてはきている。「みんな自分の聖書を一冊ずつ持ってんの」「みんな自分の神様そっと隠し持ってんの」。川本真琴がキリスト教の「神」を繰り返し提示するということは、すごく重要なことなのだ。僕はモラルとしてキリストを肯定して、その見方にかなりの自信があるが、宗教とはそれだけではないんじゃないかと思わせてくるのだ。常識から乖離した狂気としての信仰とは違う。ミッション系長くやるとそこが身に付く・・・かあ? 中世・ルネッサンスの宗教美術を連想するのも少し違うだろうけど。とにかく川本真琴が芸術家として神懸かりである。高度な音楽性の中で歌詞の観念は神話的な位置にまで高まりうるのだから。
ここまで書かせるんだから、やっぱ飢えてるのである。ライブもいいけど、僕としては作品が相手だ。待ち望むのだが、濫作もあってはならない。

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