12月 27日(日)

 男との情事の際の“ピロートーク”というのを、割とすぐ信じてしまうタチだ。>馬鹿だからな

嘘。

信じられないから何度も聞くし、望みどおりの言葉が返ってきたって自信がないから心は疑心で
揺れ揺れだ。


(雑事の中の“一番”じゃ、嬉しくも何ともないわい。)

とかなんとかボヤいてみて。
ああ、本当に言葉って受け取る側の気持ちのあり方次第だ。

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珍しくうたた寝をして
不思議な夢を見た

子供の頃 よく遊んだ公園
何度も木登りをした木

見慣れた自転車が一台放置してあって
ペンキの剥げたベンチにカードが一枚

「manamiへ:

  プレゼントはこの公園のどこかに隠したから探してみな」


嬉しいけど 困っている
だって夜の公園はとても暗いから きっと上手く探せない

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自分の咳き込みで、目が覚めた。

12月 25日(金)

 私がバスの座席に座ったのを窓越しに見守った後
  意を決したように踵を返して 駅の構内に消える見慣れた背中

 人混みに紛れて やがてその姿が見えなくなると
  それはまるで ふたりの過去や未来のプロセスそのものみたいで
   
 泣き出す前のゆがむ顔を他の乗客に見られないように窓に向けた


 涙が窓を曇らせているのに気が付いた瞬間
  髪をクシャクシャにする、よく知る手の感触に慌てて振り返ると


 息を切らせて乗り込んで来ていた彼が

  
  そこに、いた。
 
12月 24日(木)

 楽しいクリスマスを過ごされた方の日記は、皆様そろそろ出そろったところで。

は〜、そうなんですか。
ネットでちょっと調べて、指定された口座に3万円振り込めば自殺用の青酸系の毒物が
宅配便で送られてくる、と。
便利な世の中になりましたなぁ。

いや、別に一人で家で過ごしたイブにひねくれたワケじゃなくて(笑)
3万円で「死」を買えるというのはショッキングであり、救いでもあるなぁと
つらつら思った次第で。

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ケーキなんて一人で食べても美味しいはずはないので、今夜は食べなかった。

12月 22日(火)

 “1日1回は米食わないと食事した気がしないんだよなぁ”
・・・と、いう人が多いみたいだけど 私はそれの蕎麦派である。
「1日1蕎麦!」の食習慣なのだ。

最近の夜型生活のせいか1日2食がデフォルトになりつつあるから
2食のうち1回、つまり半分は蕎麦。食感を楽しむ派だから当然冬でも
冷や蕎麦やねん。
勤めてた頃の1日3食の時でも夕食に献立ったりしてたから、随分な執着心(笑)


ただ蕎麦だけじゃ栄養も偏るので、ツナ、豆腐、ゆで卵、青菜のお浸し等々
色んなものを乗せて麺ツユと混ぜ混ぜして食す。
クセになりはじめて、そろそろ1年経つだろうか。
一皿料理なので作るのも食べるのも楽〜♪
カロリーも少な目で、便秘対策にも良いとのウワサ。
おすすめでっせ。

スーパーの乾麺コーナーにも沢山の種類があって、どれも似てるんだけど
値段も特徴もピンキリあって、色々試してみると味の違いに結構オドロかされる。

ちょっとした毎日の楽しみ♪

12月 21日(月)

 もう何日かでクリスマスですね。
クリスマスといえば キャンドルライトで。
キャンドルといえば 赤い蝋燭で・・・・。

ああ、いけません。
こんな回りくどい言い方は仮にも石田組(石田さん@Broken Heart)末妹の異名
名取り(謎)には相応しくありません。
ええ、直球です。
バカ直球ですともさ。

そんなわけで、蝋燭なんである。

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「あ〜、生憎2部屋とも塞がっちゃってるわぁ」

都内 大塚駅から奥まった、ちょっと意外な立地の某・えちホテル。
全体的に小さい造りながらも、パーティルームからSM用ルームまで各種お取り揃え(笑)

・・・いや、(笑)どころじゃないぞ。
そのSM専用ルームをマジに目指して恋人と遙々来たんだから(笑)ってる場合じゃあ
ないのだ。
たくさんの部屋数の中から、そのSM専用仕様の部屋は和風・洋風の2部屋のみ。
“こりゃー激戦区ですぞ!”と覚悟して臨んだものの、フロントのおばちゃんのセリフで
敢えなく玉砕か・・・?と思いきや、

「その部屋よりはちゃんとした造りじゃないんだけど、同じ階の今空室の部屋も ちょっと
SM仕様だからダイジョーブよぉ」

本当か、オバちゃんっ?!

彼:「いや、この部屋じゃないとゴムパットのある床じゃないからマズイと思って。」
(この辺をシレっと言う経験値が小憎らしい)

オバちゃん:「ああ、ゴムパットなら取り付けられるわよぉ。蝋燭?」

彼:「そお、蝋燭」

オバちゃん:「じゃ、支度するんで少しお待ちくださいね〜」


ナルホド! ('_'ゞ−☆ 
床に落ちた(こぼれた)蝋の後始末を考えて、専用の取り替えシートを敷かなきゃ
いけないわけだ!! 

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 イベントや記事としてのSMや、えち系ライターさんたちとの接触が多かったのは前から
だけど、不思議と今まで1度も自分がその「なんか(笑)」を実際する気にならなかった。
ちょっと拝見しただけで、知識欲が満たされちゃったからか。

それがある朝、目が覚めたらやってみたくなった。
ちょうど、真夜中に突然“いなり寿司”が食べたくなったみたいに。>古ぅ(^_^;)
理由なんてないのだ。衝動だから。

だから、次の日渋谷のアダルトショップに単身でフラリと立ち寄った。
店員さんに色々聞いてみて、「それ(笑)用」蝋燭を値切りにも成功してゲット。
万事、つつがなし。

幸いなことに恋人は緊縛も料理も、仕事もイロ事も、笑いも涙も、何事も素直に
やってのける素敵な才能に恵まれた男性なので任せて安心。

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して、<本日の結果と感想>

1.気が済んだ。
2.熱い。
3.マゾヒストではなかったらしい。
4.“潮”ってAVのガセじゃなく、ホントに流出する(驚)。
5.やっぱりケダモノ系♪
          ・・・・以上(爆)。

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「僕も蝋燭は初めて扱ったけど、見てごらん。綺麗なものだよ。
雪に桜の花びらが舞ってるみたいだ」


「美」にセクシャルな匂いが混ざると「キザ」にしか聞こえない不幸な人間には
きっと見えない。

言葉の、色。


12月 20日(日)

 考えてみれば今週末を逃したら、どこのデパートも欠品は必須ではないか(?)。

ってなことで週末は池袋でデパート巡り。無事に各希望品はゲット! ヽ(^o^)丿 
意外にも混雑してなかったのは やっぱり不景気っちゅーヤツ?

ついでに 久々のウィンドショッピングなぞ。
流行の服の陳列に目をまわす。なんか若(ぶった)いスタイルのものが多いこと。
タッパのある女(私:165p)はコギャル服が似合わないっちゅーの!(笑)
勘弁してよ>最近の流行

帰りがけのグットタイミングで、前職の同僚から電話。
今から帰社するというので、ちょうど彼女の帰り道であるこの池袋で一緒に夕食。
週末だというのに女2人で焼き肉屋(泣笑)。
それにしても、「脊髄」のお刺身なんてあるのね。知らなかった。
見た目は白子、食感はレバーより少し固め、味は無味ってカンジ。
『普通、女性はメニュー見ただけで嫌がるんですけどねー』なんて店員に言われちゃったよ。

トホホ、と言うべきかエッヘン!、というべきか?

12月 18日(金)

 昨夜のハナシ。
前から企画してた、猿人のイカス女友達3人で 吉祥寺in食事&呑みが実現。
場所は、「立花さん@思うこと」がかつて推奨していた“ファッショな居酒屋”(笑)

牛タン専門の店舗に模様替えになる、と聞いていたけど内装も雰囲気も全然変わらず
だったんで一安心。食事のメニューは少し変わっちゃってけどね。

それにしても、ああ、ああ。
好き嫌いなくガンガン呑み食いする女の子って、どうしてこんなに素敵なんだ〜!(感涙)

よくいるじゃない、メニュー見ても「あ、何でもいいですぅ〜。」とか言って あんまり
食べないオンナとか、何とかサワーやカクテルみたいなジュース酒を、30分もかけて
チビチビ啜るオンナ。
体質的にアルコールがダメならともかく、飲めるんだったらアグリーな飲み方してんじゃねえよ。
家でスナック菓子食ってるんだったら、メシを旨く食えよ、って感じ。

もし私が男性だったら、一緒に食事や呑み(それにまつわる会話)が楽しめない女は絶対
アウトだな。
だいたい好き嫌いが多い人間って、育ちが悪いヤツが多いし。>偏見?(笑)

そんな訳で、昨夜の3人オフは隣で相席になった男性のグループより総飲み食い量の多い
気分ハレバレとした会なのであった♪

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 前の日記でクリスマスの街並みはゴミゴミしてて嫌いだと書いたけど、家で大切な人と
過ごす「年末年始休暇」は楽しみだったりする。
プレゼントも、あくまで「今年1年の感謝の気持ち」として大晦日に手渡したいもの。
傍らに美味しいお煮染めなんかの料理とお酒かなんか用意してね。

自分自身が物欲があまりない分、人へのプレゼントを選ぶのは楽しい。
誰は何を欲しがっているか。どんな種類の拘りがあるのか。
ちょっとした戦略ゲームみたいだ。

で、この週末は“戦略って”こようかと思ったんだけど、どこの街店も大騒ぎなんだろうなぁ。

職ナシの特権乱用で、平日日中に変更してみようか(笑)?!

12月 13日(日)

 (シャワーの音が聞こえる・・・)
ウトウトと微睡みながら、時計を見るともう昼の12時過ぎか。
昨夜の深夜までの夜遊びがたたったかぁ。寝付いたの、明け方だったもんなぁ。
それにしても珍しい。 恋人の方が早起きなんて。

(早く起きて食事やコーヒーの支度をしなきゃぁ)
なんて考えつつ、まだダルダルと微睡んで。
挙げ句の果てにはシャワーから出てきた彼に「抱っこぉぉ〜。」なんてねだる始末(笑)

コリャいかん! ってなもんで、大急ぎで食事の支度。
彼は午後から用事があるからそろそろココを出なくてはいけないのだ。

* ホウレンソウとソーセージのバターソテー
* プレーンオムレツ
* タマネギとお麩のおみそ汁
* ごはん
* 野菜ジュース

彼が手伝ってくれて手際も大変よろしく、美味しい食卓の一丁アガリ!
食後、出先に向かう彼に感謝と Kiss!
午後は、不思議とネムネムで、薬の力を借りずにお昼寝に成功 Y(^^)。

(何で、こんなにネムイんだぁ・・・?)
寝入りばなトロトロ考える。
そうだ、昨日はやたらアクテイブな1日だったんだ。

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土曜日、昼。
眠たがる恋人を起こして、イキナリ昼食。
家にあるのもで適当に食べてその日の作戦会議。

9:00PMから新宿で行われる仲間内のビリヤード大会決勝の見学と、
やはり新宿に6:00PMに私が「ツーショット☆オフミ」約束した
「唾と蜜」@太田さんと会うのだ。
太田氏とは、ここ何週間かで、私が彼のHPのファンになり、メールでやり取りするうちに
「じゃ、太田さん上京の際にはお会いしませう♪」 なんてことになってたのが、早くも
企画実現というカンジである。
ビリヤード大会まで、恋人は適当に時間を潰してるとのことで現地集合で一旦分かれる。

太田氏はサイトで書いてるようなブラックジョ〜クの人ではなく、人当たりの良い、聞き上手な
紳士であった(^.^)。
でも、なんか女同士の気の置けない食事のような雰囲気が醸し出されるのは彼がゲイならでは
なのか?!(笑)とにかく気軽に色々話せて楽しゅうございました ヽ(^o^)丿。
細くて、小柄で、よく気の付く美少年! さあさあ、持ってけドロボーだっ、旦那!!(笑)
また、上京の際にはぜひお会いしたいな♪


さて、お次は「ACB会館」で行われている「ビリヤード・勝ち抜き『外道杯』」。
決勝に残れなかった身の上ながらも別の台でナインボールやりつつ彼を待つ。
無事彼と合流できて、それぞれのチームで「9ボール」をプレイ。
私の対戦したお相手が上手なお兄ちゃんだったので、指導してもらったり、綺麗な
玉スジ見せて貰ったりで楽しかったあああ!!
もう少しやりたかったけど、終電の都合につき早退(残念!)
彼をお持ち帰りしたまま世田谷の私宅へ。 帰りにラーメン屋で食べたりして週末デートを満喫♪

帰宅後は2人でシャンパン開けたり、一緒にお風呂に入ったり・・・色々お楽しみ(うふん、笑)。
んーーっ、それにしても今日は楽しい、いい運動になったあー。
だけど、私も彼もいい加減ヘタッピで口惜しいかったら(^_^;)、機会があったら練習しに行こ。

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そんなこんなの今夜、日曜日に架電あり。
弱り切って放っておけない「あの男性」。

自分にとっての“安らぎ”を「私」に見つけるのが、あと半年早ければ色々な事が
もう少しはマシに動いたのにね。
残念で切ない事だけど、「しゃーない」。

でも、出来るだけのことはしてあげたいと思う気持ちもまた「真実」。

いろんな、わたし。

12月 11日(金)

 借り物があって、大切な友達の所へお出かけ。

自転車で20分位。普段運動不足の身体がヒイコラいう(^_^;)
ばびゅ〜ん。

気使い屋の優しい人柄に甘えて、ついつい3時間もお邪魔してしまった。
なんかいっぱい喋って楽しかったな。
学校の帰り道に、ファーストフードのお店で止めどないことを話し込んでいたような
学生の頃の気楽さと居心地の良さ。

それに反してショックだったのが、そのお宅で見せて貰ったココ(このページ)の
画面配色!
『ブラウザーの違いでその辺は多少異なるらしい』程度の知識は聞いていたけど
文字に掛かっているバックのトーン色が、世にも恐ろしい

ムーミン色(水色と緑色を混ぜたような色)
になっているとは・・・。 ちなみにIEを使っている我が家で見るココの配色は 全体イエロー>パープル>紫(文字色)になっているのに、そこでは 全体イエロー>ムーミン色>紫(文字色)になっているのだ。 が〜〜ん(゚O゚;)!!、である。 ひどい「ど☆センス」である。 でも ネスケで見ているそこのアナタにもそう見えちゃってるかもしれないんである。 「ど☆センス女」と思われちゃってるのかもしれないんである(T-T)。 帰り道の自転車で、やけに息が切れたのはその事に心を痛めて心痛のあまり・・・嘘です。 でも、自宅に戻ったら腿が筋肉痛起こしてた位「体力☆ババア並女」なのは本当(笑)。 ・・・・さんきゅ。
12月 10日(木)

 さいていのいちにち。

何を口にしても美味しくない。 さいてい。
おでこに大きなオデキ。痛いしウザい。 さいてい。
柳 美里の小説 さいてい。
お酒の飲み方も薬の採り方も さいてい。

ひとりでは何も決められない。
自分のことすら“決めること”ができない。


「成り行き」の音楽はもう止まってしまった。


さあ、どう踊る?
 

12月 9日(水)

 睡眠はおろか、妊娠も薬剤で管理している・・・なんか字面にしたら「人造人間キャシャーン」
みたい。(←?)
何のことはなくて、ピルの休薬期間(7日間)にお約束通りに生理がきてるだけなんであるが。

1日1錠、忘れずに飲めば体に「偽☆ワタシもう妊娠してます」情報がホルモンに行き渡る→
騙された体は、もう妊娠したと思う→妊娠中の女はもう妊娠できない→だから妊娠しない。
・・・とまぁ、随分乱暴な説明なんだけど そういうシステムで。

つまり私は、ピル服用期間“ナンチャッテ妊婦”なんである。
逆に、休薬期間だけ本来の体に戻れるオデット姫・・・じゃなくて素面の生殖体に戻るわけ。

25歳、メス。鬱気味ながらも(汗)とりあえず健康体。
これはもう たまらない。
本能が“孕み”たがって、うるせーのなんの。
「妊娠させろおおーっ! 惚れたオスの遺伝子を組み込めーーっっ!! あの小さな肉塊に
乳と愛情を死ぬほど注ぎ込ませる、本能の仕事をさせろおおおーーーっっっ!!」
・・・てカンジである。


人間、直球が大切。
今夜の恋人との会話。

私:「だから、ねえねえ、赤ちゃん欲しいーっ!生産したーい!」
彼:「子供かぁ、それもいいなぁ」(←『鍋かぁ、それもいいなぁ』の口調)
私:「あなたも年齢考えたら、そろそろリーチだし。可愛いわよ〜」
彼:「うーん、女の子なんてたまらんなぁ」(←『うーん、水炊きなんてたまらんなぁ』の口調)
私:「“俺の女、孕ますっ!”って オスの気概はないのー?!」
彼:「よし、来月は妊娠なセックスをしよう」(←『よし、今夜は水炊きにしよう』の口調)
私:「やったー! Y(^^)」
彼:「はいはい、じゃあ おやすみね〜」・・・ガチャ☆(←電話の切られる音)


そんなわけで、来月からは「manamiの妊娠日記(はあと)」にタイトルも改めて・・・嘘です。

投薬再開して、また“ナンチャッテ妊婦”に戻ると不思議と精神も
「(もう妊娠してるから)子供なんていらなあ〜い (・_・ )ノ"    ゚ ポイッ」て騙されちゃうんだ。

「これ(=ピル/1ヶ月分・約¥2.500)で安心と快楽が買えるんだから安いもんよねぇ〜♪」
とか毎日ほくそ笑んでます。


いや、マジでマジで。

12月 8日(火)

 心拍数が上がって、呼吸がかなり速くなっている。
頭の芯は冴え冴えとしているのに、神経を無理矢理“ハイ”にしようと 
しているんだから、そりゃ無茶にもなるわな。

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電話の音で目が覚める。
ゴシップ誌の取材? 
冗談じゃない、そんなこと自慢気に話したがる馬鹿は他に一杯いる。他を当たれよ。

イヤな天気。寒い。
薬で眠りに落とす。
夢と現、よく分からない。
私の体は布団の上にあるのに、もう一人の私は冷蔵庫の前で牛乳を飲んでる。
どちらが本物?


“夢を見たのはどちらでしょう?”


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母親からの電話。
分かったような口をきかないで。
少女の私、酔ったあなたに何度殴り倒されたか。
突き飛ばされて割れたガラス窓。破片で切った脚。
今だって許さない。

目の前から消えてよ、早く。


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“他人や自分自身を憎んでる内はいいけど、そうする気力も失くなっちゃった時に
甘ったれは、投げやりになるからね”

I'm afraid so !!

12月 6日(日)

 「なんか、ごめんね。今更になってこういうの。」
玄関先で、心細そうに。 
身体は私をはるかに凌ぐ背丈なのに、その心もとなさは中学生の男の子みたいだ。

意地っ張りの人が単身で元・妻の家に来たのだ。
余程のシンドさなのだろう。

(さあ、どこから“応急処置”しましょうか。)
笑顔で迎えても心はギリギリの余裕の無さ。我ながら情けない。

離婚はパワーだ、とは常々聞いたセリフだけれど、事後に2人して共倒れじゃあ
情けなさ過ぎるじゃないの。

泣き出す前の表情は、あの子のそっくりだ。 
父親だから当たり前か。

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「この前、あの子に買ってやったっていう亀のうち1匹が死んじゃってさ。」
 めずらしい、彼がこんなに話すとは。
相談相手がいない分、話したいことも多かろう。
実家に戻った彼の立場では、却ってその辺は私より酷な環境ではあるのだ。

「ああ、先週話してた・・・。つがいで飼い始めたやつ?」

「そう。で、とりあえず庭に墓作ってあの子と埋めたんだけど、土を掛けようとした
時に『だめーっ!!』て、言った時の表情とか声が君にダブった。」
 そんな風に子供を通して同じに互いを見ていたのか。

「そうか。死の観念がまだないのよね。何て説明したの?」

「『もう起っきしないから、ここにバイバイしなきゃ駄目なんだよ。』と。」

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深夜に帰った彼を送り出した後、そのままドアを見つつ玄関で立ちつくしてしまう。
振り返って、残された2人分の茶器を見たくなかった。

“バイバイしなきゃ駄目なんだよ”
独り言でも、口に出して言ってみたら楽になれるかな。



胃の中もの、全部吐きたい気分。

12月 5日(土)

 3日の夜から我が家で連泊して、私のお守りをしに来てくれていた恋人が帰宅するのを
送り出してから、“猿人”の気の置けない兄様諸氏と鍋を囲むオフ会に参加させてもらった。

とにかく肉を沢山食べた〜(@_@) もう、体中が牛肉や豚肉になってそう(笑)。
でもそれだけモリモリ食べられるのは元気な証拠、生命力かも。 がおー。

オフで盛り上がったゲーム(パラッパラッパー)とか“ダンスダンス〜”の練習を楽しそうに
練習してる姿が、何だかすごく目の覚める思いだった。

「それ」は何だっていいのかもしれない。
自分が面白いと思えることを見つける為のアンテナや、それをいつでもキャッチ出来るように
情報を仕入れる心や体の活力が、きっと人間には大切で。
元々の性質なのか不慣れでヘタなだけなのか、私にはそういう“自分の楽しみやペースをケア
してやる”ことが出来なかった。してこなかっただけなのか。

情報や流行、人の心や流れはどうせすぐ変わってしまうのだから・・・と、結局やらずじまいで
能書きばかりたれていたのだから、心が常に飢えていたのは当然かも。

生かす、活かす、イカすって、そういえば同じ言葉だなぁ。



オフ帰り、床に散らばっていた雑誌をそっと手で撫でてみた。
滞在中の恋人が、やたらに買い込んできてくれた女性誌・情報誌の山。
普段の私が 新聞・雑誌はあまり読まないのを知っている彼が、敢えて『こんな気持ちの
時だからこそ、なるべくこういうものを読みなさい。』と言っていたのは、
単に考え込まず 気を紛らわす為、という意味ではなく“沢山の情報の中から少しでも何か
興味の向くものを見つけるきっかけになれば・・・”と、想ってのことだったのかもしれない。

みんな ありがとう。

ごめんなさい。


12月 2日(木)

 先週末の子供との面会やら何やらのお礼状を、日曜の夜に元・夫に会社にメールで
送っていた。 
内容は極シンプルなものにしたが、躰を重ねたことで通い合った“血と心”のようなものを
全く意識しなかった、といえば嘘になるだろう。 

『あの時共有したように感じた想いは果たして私だけの思い上がりだったのだろうか?』
そう思い倦ねていたここ数日の答えは、昨日の真夜中に届いた返事メールで明らかになった。


内容を要約すると、こうだった。

“月曜に有給を取っていたので、子供も連れて日曜から1泊で旅行に行って来たのだが
帰り道のドライブがてら、途中にあなたと一緒に行った所を過ぎる度になぜだか
涙がでてきてしまい、情けないことであった。
子供を抱いて一緒にウトウト出来て嬉しかった、との件、喜んでくれて良かった。
ついでに私まで抱いてくれて有り難う。今更嫌ではありませんでしたか?
会いたい。
仕事は方どうですか。上手くいきそうですか。頑張って下さい。
また何かあったらいつでも連絡するように。”


口下手で筆下手。不器用な、それでいて優しい人であった。
今更嫌、なんて気持ちは微塵もなかったし、今だって絶対にない。
なんて中途半端で馬鹿な私なんだろう。

それでもいつか、愛情で結ばれていた過去を後悔せずに慈しむことが出来た時、
それは私のプライドになってくれるのかもしれない。

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「ねえ、僕の立場でこれを言うのはすごく誤解されやすいの分かってるんだけど。」
電話口で、恋人が話す。 彼は今回の全貌を承知済みだ。

「このままもう少し時間が経って君と彼が大人になれた時、子供を介してやり直す。
そういう 君にとって一番幸せな結末になるといいな、と思うんだ。」
真面目で実直、それでいて何事にも執着心の薄い彼らしい発言だなぁ・・と変なところで
関心した。

(だけど、それは夢物語だわ。)
この先も、元・主人とのセックスはありうるだろう。
ただ、それは“里帰り”に近い気持ちで、恋人にたいする愛情とは別格なのだけれど。
12月 1日(火)

 今日から12月、かぁ。

昔から年末・年始の世間や街の慌ただしさは大嫌い。別にコンビニだって何だって
不自由は何もないのに、「イソガナキャ、イソガナキャ。」て、追い立てる あの
独特の雰囲気って大嫌い。
全然スマートじゃない。 ダサダサ。

年の始めに去年の記憶に想いを馳せるってのもイカさない、と感じる。

結局。
年末年始が“心から”楽しくて幸せなのは、家族に恵まれた人間だけ。

バカ騒ぎなら、他人とだっていくらでも出来るけど。
“楽しいふり”、をしてね。
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