今回、98年7月の参議院選挙は、投票率がやや回復したようであるが、 それでも、半分ぐらいの人が投票していない。 選挙のたびに投票率の低さが議論される。
何故、投票率が低いかといえば、 「いれたい人がいない」、「投票しても政治が変わる実感がない。」 と言ったところが、理由であろう。
確かにどこもいってることは、たいして変わらないし、 たとえ政権が変わっても、劇的に良くなる訳じゃない。 それは、細川政権とその後の自社さ連合が証明してくれた。
無論、政治家だって馬鹿じゃないから、 国民のためを考えて、政治を行なっているはずである。 多分永田町にいると、隣の霞ヶ関の声がうるさすぎて、 国民の声が聞こえなくなるのだろう。
そこで投票のときに世論調査を行なっては、 どうだろう。 世論調査なら、テレビ、新聞でやっているだろうと 思うかもしれないが、残念ながら、マスコミの 世論調査を私は信用することができない。 多分、官僚も政治家もそうだろうと思う。
何故ならば、時にマスコミは、世論を導こうと 操作することがあるからだ。 マスコミの本来有るべき姿は、事実を伝えることだが、 付加価値を付けるためにどうしても評論が入ってしまう。
評論と報道がきちんと分離されてれば、 むしろ良いことなのだが、特に朝日系の報道機関は、 それがはっきりしてない。 それはそれで分かっている人には、おもしろい ことなんだけど、その情報の信頼性を落とすことに 繋がっている。
そんな訳で、報道機関の世論調査は、 信用されないところがあるのだが、 これを選管が選挙時にやったらどうであろう。 一般の世論調査では、サンプル検査であるが、 これなら全数検査である。 その結果を無視できる政治家は、いないだろう。 人を選ぶだけなら、細かい注文をつけることは、 難しいけど、世論調査ならそれが出来るし、 国民の声が反映されるので、投票所に行くように なるのでは、ないだろうか。
あと、票を入れたい人がいない人のために 「白票が半分あったら、選挙は無効。」 というのは、いかがであろう。 そして、もう一回選挙をやり直すのである。 もちろん二回目の選挙には、一回目の選挙の 立候補者は立候補出来ない。
もしも、二回目の選挙でも白票が半分だったら、 もう一回やり直す。この時は、立候補制限はしない。 そして、これを最後の選挙とする。 こんな風にしたら、どうだろう。
なに、お金と時間がかかってしょうがない? 良いではないか。これも私たちの声を反映した 政治を行なってもらうためである。 少なくとも私は、こうゆう事になら税金使っても 文句ないけど、