2001年3月にJournal of American Medical AssociationにカリフォルニアでのMMRと 自閉症の関連の研究結果が報告された。ここでは幼児のMMRの接種率と自閉症の発症率を比較して この両者の関連付けには無理があるとの結論に。カリフォルニアのDepartment of Health Services(Loring Daless氏の報告)が1980-1994の各年でそれぞれ600-1900人の幼稚園児の データを解析した。これによると1980-1986の間に生まれた子供のうち73%が2才までにMMRを 接種している。1988-1994の間にこの率は81%に上がった。 なお自閉症の発症は1980年には年間約200人、これが1990年代には年間1200人に なっており、MMRの接種率の向上より自閉症の発症率のほうがはるかに高い。ゆえに MMRとの関連はあるとは言えないと結論付けた。
同じような結論がイギリスのBritish Medical Journalでもイギリス国内の例をベースに 報告されている。一方はしか(measle)のワクチンは他のワクチンとの投与で一部の子供に 自閉症を誘発する可能性があるとの報告もあった。
SanDiego自閉症研究所のRimland博士はこれらの結果について MMR単独の因果関係はないかも知れないが、同時に接種されるワクチン、他のワクチンとの 連鎖反応などの可能性を示唆している。彼は異常な自閉症の発症率にワクチンが 何かしら関係している言う。
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3月7日の全国紙USA Todayの隅っこにあった記事です。偶然見つけました。 Rimland博士については本ホームページでも紹介しています。ご覧ください。 なおちゃんはMMRは受けていないんですけど。なんでもシリコンバレーには 自閉症が多いといううわさも聞きます。ハイテクと関係あるんですかね?