「トラミはよそ者」 ’00年2月6日
メリーです。
ファンヒーターの故障はモーターの交換で直りました。
それでも、いったん出したこたつはそのまま置いてあります。
ところで、今日の夕方のことなのですが。
トラミが居間を出ようとしてドアに前足をかけた時、不意に頭の上から「シャーッ!」という怒りのこもった声が聞こえて来ました。
びっくりしてトラミが見上げると、歯をむき出して唸り続けているメリーがいました。
どうしてメリーがそんなに怒っているのか、私にも分かりませんでした。
トラミは凍りついたようにその場に立ちすくんでいました。
猫達は互いにやっと慣れて来たらしく、ここ数日は小競り合いが頻発するようになっていたのです。
トラミがこたつの中に入ろうとしたら、先に中にいたミケがひどく怒ったとか。
モコがソファで寝ていた時にトラミがモコの隣で横になろうとしたら、モコが怒ったとかです。
これまでもミケとイネは仲が悪くて、にらみ合いの状況がずっと続いていました。
でも、モコファミリーの誰かがミケやイネと敵対したことはまったくありませんでした。
ミケやイネもモコファミリーに対してはまったく当たらず触らずの態度でいました。
けれども、新参者のトラミはミケやイネはもちろんのことモコやメリーにとってもまったくのよそ者なのでした。
ただし、しし丸やユキはそんなことには無関心で、いつも傍観者でいました。