「トラミの安穏な生活」 ’00年2月19日
時によってモコファミリーとトラミの間に緊張感が張り詰めることもありますが。
でも、それは特別な場合であって、ふだんはモコファミリーもトラミも寝てばかりいるのです。
先日、トラミは3週間ぶりにさとう動物病院に行って来ました。
2度目の予防注射をしてもらいに行って来たのですが。
その時にトラミの体重を計ったら、なんということか3.8キロもあったのです。
これには天野さんも驚いていました。
と言うのも、3週間前のトラミの体重は3.3キロだったからなのです。
3週間で500グラムも増えてしまったことになります。
トラミが初めてこの家に来た頃に比べるとたしかに顔がふっくらしていますし、腰のあたりもぽってりしています。
それは今の生活がトラミにとって安らかで穏やかなものであることの表われであるとも思われます。
それはまた、トラミの放浪生活がきわめて過酷であったであろうことを実感させるものでもあります。
それがどれほどにつらい旅であったのかを、私は何度も想像してみようと試みたのですが。
私の想像力は自分で思っていたよりもずっと貧弱で、私はごくありふれたふうにしかトラミの旅を思い描くことができませんでした。
トラミの寝顔を見ていると、そんなことがあったことすらも信じられなくなります。