「甘い父親」 ’00年5月16日
ユキです。
夕飯が済んだ後になってもメリーはまだお腹をすかせているようだったので、もう一つチャオのカニカマを開けてやりました。
すると、パカン!と音が響いたとたんにモコが階段をどどっと駆け降りて来ました。
でも、たしかにモコもカニカマを一缶は食べたはずなのです。
実際、食べ残しを周囲に飛び散らせたままモコのトレイはからっぽになっていました。
けれども、まるで腹ぺこだったみたいに食べているモコを見ているうちにその理由が分かりました。
ユキがモコのご飯を横取りして食べてしまったのです。
それを証明するようにユキは満腹してスウスウと寝息をたてていました。
これほど空腹だったのに、まるであっさりとユキにご飯を食べられてしまうモコはなんなのでしょうか。
猫の世界でも父親は娘には甘いものなのでしょうか。