「イネの足の傷は」 ’00年6月5日
しし丸です。
イネはまださとう動物病院に入院しています。
イネの右後足は張れ上がってドラえもんの足みたいになっていました。
首には特大のエリザベスカラーを着けてもらっていて、縫ったところをなめられないようにしてありました。
エリザベスカラーを着けてもらう前は鼻であちこちこすったみたいで、鼻の頭が少しすり剥けていました。
天野さんから話をよく聞いてみると、イネのケガは足の裏ではなくて甲の方でした。
それも、ずっと前にトラ猫か誰かに噛まれた傷が原因で、皮膚の一部が壊死していたのだそうです。
その壊死していた皮膚が何かに引っかかって剥けたもののようでした。
外に出る猫の場合はケンカをしたりして噛まれることもあるのですが、噛まれた跡がはっきりとは分からないのでそのまま見逃してしまうことがよくあるのです。
ノラ猫はたいてい何かの黴菌を保有していて、それが原因でしばらくしてから噛まれた傷口が化膿してしまうのです。
足の張れがひいて、エリザベスカラーが取れるまでもう少し入院させてもらうことにしました。
けれども、イネはアシスタントの人たちにけっこうかわいがられているみたいで、しきりに甘えているのです。
動物病院もイネにとってはそれほど居心地の悪いところではないのかも知れません。