「ノルウエーの森の猫」 ’00年11月14日
私の家から歩いて5分ほどの所に市立図書館の分館があります。
以前はもう少し遠くにあったのですが、小さな図書館だったので今年の7月にこちらに移って来たのです。
私は以前の頃から図書館に行くのが好きでした。
いつも本を4冊借りて来ていました。
本の貸し出し限度が4冊だったからです。
でも、家族の誰かの貸し出しカードを使えばさらに4冊借りることができました。
本の貸し出し期間は2週間で、一ヵ月を過ぎると「本を返して下さい」という督促のハガキが送られて来ることになります。
正直に言ってしまうと、娘の久美子は督促のハガキを何度かもらったことがあるのです。
妻あてにも1度だけ来たことがありました。
でも、それは妻が借りた本ではなくて、私が妻のカードを使って借りた本でした。
そして、私はその本をすぐに返したものと勘違いしていたのです。
それ以来、妻は私に図書カードを絶対に貸してくれません。
けれども、図書館の規則が変わって貸し出し限度が10冊になったのです。
その代わりに家族のカードは利用できなくなりました。
でも、相変わらず私は図書館に行くと4冊だけ借りていました。
それ以上借りても2週間ではとても読めませんし、読まずに返すのもせつないからです。
けれども、今日は7冊も借りてしまいました。
この本を手にしたとき、しばらくの時間私は右上にある猫の絵をじっと見つめてしまいました。
「なんて魅力的な猫なんだろう!」と思っていたのです。
でも、私には本の題名が意味していることがわかりませんでした。
アメリカにも「ノルウエーの森」という地名があるのかと思ったくらいなのです。
それが「ノルウエージャン・フォレスト・キャット」のことだと気づいたときには笑ってしまいました。
それで、気持ちが良くなってしまって7冊も借りてしまったのでした。
猫のプリンが動物保護協会の施設からもらわれて来るところまで読み進めただけですが、私はこの作者の文章がすっかり好きになってしまいました。