「ふとんの重石」        ’00年12月4日


トラミ

 トラミです。
 ずいぶん寒くなって来ました。
 2階の部屋に行くと、毎晩トラミがふとんの上で寝ているようになりました。
 私のふとんの上は自分の縄張りだと思っているようで、まれにユキが来たりするとひどく怒ります。
 それでもミケだけは特別で、ミケがふとんに乗って来ても怒らないのです。
 トラミやミケが重石のようにふとんのすそのほうに寝ていると重くて寝返りもできません。
 いっそのことふとんの中にはいって来てくれればいいのですが、ふとんの中はトラミには暖かすぎるようですぐに出てしまうのです。
 でも、これがトラミやミケだからまだいいのですが、しし丸だったら苦しくて寝ていられないことと思います。
 なにしろしし丸は体重が6キロもあるのですから。

 小手鞠るいさんの「それでも元気な私」は読み終えました。
 それはやはり小手鞠るいさんらしい文章なのですが、「ノルウエーの森の猫」とはずいぶんトーンが違うのでちょっと驚きました。
 「ノルウエーの森の猫」を書いている時は幸せに満ちていたことと思いますが、「それでも元気な私」を書くことはつらかったのではないかと思います。
 いろいろと考えさせられてしまう本でした。

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