「病院は恐いか」 ’00年12月29日
ついつい先にのばしていた予防注射にやっと行って来ました。
ほんとはユキは先月に行かなければならなかったのです。
そのためにユキにしし丸、メリーまでが一緒に行くことになってしまいました。
行かなくてもいいモコだけは散歩に連れて行ってもらうことができました。
青い引き綱をつけてもらって散歩に行くモコをメリーはうらやましそうに見ていました。
ですから、私が赤い引き綱を出して来たのを見た時にメリーはとても喜んだのです。
でも、それはメリーを散歩に連れていくためなどではなくて、キャリーバッグが二つしかないので1匹だけは引き綱をつけて行かなければならなかっただけのことなのでした。
ところが、しし丸は大きくなり過ぎていてキャリーバッグには折り畳まなければとても入りそうもありませんでした。
結局、しし丸は引き綱をつけて抱いて行くことにしました。
しし丸の胸の鼓動はすごく早くて、しかも力強く「ドッキン!ドッキン!ドッキン!」と私の胸にまで響いて来ました。
動物病院には入院している犬の吠え声が響いて来たり、治療に来た犬が待合室できょろきょろしたりしていて、しし丸には恐い所なのです。
注射を待っている間、しし丸は観葉植物の鉢の陰に隠れようとしてしきりに綱を引っぱっていました。
けれども、注射を済ませてしまうとしし丸はすっかりおとなしくなって、私の胸にしがみつくように抱かれていたのでした。
その変わりようはおかしいほどでした。