「この暑い夏に」 ’01年7月16日
東京では雨も降らずに暑い日が続いています。
気温は35度にも達し、家を留守にする時にもクーラーを消すことはできません。
モコやしし丸はサマーカットしてあったのですが、それでも地肌が見えないほどに毛が密集しているので暑さには弱いのです。
ミケやトラミはこの暑さでもずっと外に出て遊んでいます。
何をして遊んでいるのかは分からないのですが、誰かが家に帰って来るとどこからとも知れずに現れて一緒に家に入るのです。
でも、ミケやトラミはひととおり食べ物をあさってしまうと、すぐに外に出かけようとします。
「外はひどい暑さなのだから家にいなさい」と、妻が言うのですが。
ミケやトラミは外に出してもらえるまでやかましく鳴き続けて、あきらめようとは絶対にしないのです。
モコやしし丸はと言えば、ずっと寝てばかりいます。
しし丸やユキは冷房の効いた部屋で熟睡していますが、モコは廊下の木の床で横になっています。
木の床ですけど、それほどひんやりしているわけでもありません。
それなのにモコは廊下が気にいっているみたいで、掃除道具のモップみたいにグシャグシャと横たわっているのです。
昨夜のことですが、私がトイレを出て洗面所のドアを押し開けようとしたら、半分も開かないうちにドアが何かにつっかえて重くなってしまったのです。
「あれっ、どうしたのだろう?」と不思議に思いながら見ると、ドアにお尻を押されたまま床の上をずるずるとすべっているモコがいました。
それでも、モコはあわてて逃げ出そうとしたりしないで、そのまま寝続けていました。
ココットはそれほど騒がなくなりました。
ココットは今も私のとなりで寝ていて、ときおり背中をそっとなでると、眠ったまま「グルッ!」と小さな声をたてます。