「台風11号の夜」 ’01年8月21日
ユキの寝顔です。
ひどくのろくて大きな台風11号がとうとうやって来ました。
夕暮れとともに雨は強く降るようになりました。
私の家では雨戸もすっかり閉め切って、ひっそりと家の中に閉じこもっています。
網戸越しに外をのぞくのが大好きなユキとココットはヒマをもてあましているらしく、「ドドドッ!ドドドッ!」と追いかけっこをしています。
所かまわず駆けまわりますから、ドライフードが山盛りになっている皿をひっくり返しても止まりはしません。
外はひどい雨だと言うのに、ミケとトラミは外に遊びに行くと言ってききません。
ミケはいつまでもしつこく「ニャーニャー」と鳴きわめいて決してあきらめようとしないのです。
それで、玄関のドアを開けて雨がすごく降っているありさまを見せてやりました。
「ほら、こんなに雨が激しく降っているんだよ。風だってすごく強いんだから。家の中にいなさい」
すると、トラミは雨のにおいをかぐように鼻をヒクヒクと動かしたあとで後ずさりして家の中に戻って来ました。
でも、ミケはそのまま外に出て行ってしまいました。
雨をさけるように壁ぎわをつたって歩いて行きました。
雨風は明日の夜明け時にもっとも強くなるとのことでした。
それまでにはミケも帰って来ることと思います。