「ロード・オブ・ザ・リング」 ’02年3月3日
私たちが入った映画館は124席しかない小さなものでした。
それでもシネサイトに3つある映画館の中では一番大きかったのです。
したがってスクリーンもそれほど大きいものではありませんでした。
私たちはあらかじめ前売券を買ってあったので最初のグループとして入場することができました。
狭いのでどこに座ってもおなじようなものだったのですが、それでも席を選んで座ることができたのです。
映画はとても良くできていました。
原作に忠実に作られていました。
映画を見ているうちに指輪物語を読んでいた頃のような気持ちがよみがえって来るようでした。
3時間10分が、ジェットコースターに乗っている時のように一気に過ぎて行きました。
指輪物語は3部作です。
それが、私が持っている評論社のハードカバー本では「旅の仲間」上下と「二つの塔」上下、「王の帰還」上下の6冊で構成されています。
そして、今回見た映画は「旅の仲間」を映画化したものでした。
ですから、この後には「二つの塔」と「王の帰還」が公開されるのだと思います。
久美子の話ではすでに完成しているらしいとのことでした。
私たちは久しぶりの映画にすっかり満足して家に帰って来ました。
もう真夜中の12時になっていました。
でも、そのままお茶を飲んで寝てしまうわけにはいきませんでした。
集まって来た猫たちのうちしし丸だけが何やら臭うのです。
調べてみると、しし丸のお尻が汚れているのでした。
ティッシュでふいたくらいではきれいになりません。
風呂場で洗ってやらないとだめのようでした。
気配をさっしたしし丸はすばやく逃げ出しました。
でも、しし丸はこたつの中に隠れているのをすぐに見つかってしまいました。
風呂場で洗われてしまったしし丸はしきりに怒っていました。