「春は曙(あけぼの)」 ’02年3月22日
朝、5時半です。
5時には起きるつもりだったのですが、寝るのがちょっと遅くなってしまいました。
ふとんの上で重石のように眠っているのはモコです。
手を伸ばすと鼻息がかすかに感じられます。
足元のふとんの上で丸くなっているのはトラミです。
トラミはいつもこの位置に寝るのです。
階段を降りて行くと、下にいたのはしし丸でした。
私の足音で目をさましたのか、それともすでに起きていたのでしょうか。
しし丸はペットボトルのキャップをはじき飛ばしては追いかけて遊んでいました。
私を見ると、しし丸は「クーン」と甘えるように鳴きました。
朝ご飯をねだっているのかと思いましたが、しし丸はそれ以上は何も言わずにまたキャップ遊びに夢中になっていました。
まだ時間が早いせいでしょうか?
私が起きたことを知っても誰も朝ご飯の催促に来ません。
それとも、朝ご飯はいつも妻があげているので私のことを見限っているのでしょうか。
ともかく、朝5時半の家の中はちょっと不思議な感じでいっぱいです。
娘の久美子が遅くまで起きていたのでしょう。
こたつの上にはティーサーバーやカップがそのまま残っています。
いろいろなケーキを作ったり、料理をしたりすることは好きなのですが、後片づけは嫌いな娘なのです。
封を開けたままのダイレクトメールや夕刊なども乱雑に置いてあります。
そんなものと一緒にユキもこたつの上で寝ています。
ティーサーバーとカップを流しに運んで、本を広げるスペースを作りました。
私が本を読み始めてもユキはそのまま眠り続けていました。
こたつのわきのカーペットにメリーが寝ていました。
メリーは寝そべったまま目を開けると不機嫌そうに私を見ました。
気持ちよく眠っていたのに起こされたので怒っているようでした。
今年になってから、やりたいことがいくつも見つかってしまいました。
たとえばDTPについての技術を身につけることです。
これだけでもたくさんの内容があります。
そして、こんなに色々なことをやろうとすると、今までとおりの生活時間では無理だということにやっと気づきました。
それで色々考えたすえに生活時間を変えることにしました。
これまでは1時半に寝て、6時半に起きる生活を続けていました。
それを10時半に寝て4時半に起きるようにするのです。
こうすると、早朝の2時間ほどを本を読む時間にあてられるからです。
けれども実際にやってみると、10時半に寝るのはなかなかむずかしいものです。
時間が過ぎるのは実に早いのです。