「メリーも来た」 ’97年11月22日前編
妻と久美子はモコがいたペットショップに行ってみました。
そこで、モコのガールフレンドになれそうな子猫を選ぼうと思ったのです。
ところが、お店にいたチンチラの子猫はたった1匹だけでした。
それはとても小さくてかわいいメスの子猫でした。
子猫は2ヶ月前に生まれたばかりだったのです。
誕生日は9月13日でした。
とても人なつこい子猫でしたが、子猫の顔には額から小さな鼻にかけて黒いすじが走っていました。
店員のお姉さんは、「この子猫の兄弟や姉妹はみんなすぐに売れてしまったのだけど、この子猫だけが残ってしまったのよ」と言いました。
でも、妻と久美子はその子猫がとても愛らしくてチャーミングだと感じました。
そして、モコにお似合いの子猫だと思いました。
夕方、妻と久美子は子猫と一緒に帰って来ました。
子猫はメリーと名づけられました。