「メリーも来た」 ’97年11月22日後編
けれども、メリーをすぐにモコに会わせることはできません。
メリーはモコの半分くらいの大きさしかありませんでした。
モコはまだ子供でしたから、メリーのような赤ちゃんに対してどのようにふるまったらいいのかを知らないからです。
それでメリーはモコの代りに久美子の部屋で暮らすことになりました。
そして、 モコは私の寝室で寝ることになりました。
ですが、モコはすぐに久美子の部屋に子猫がいることに気づいてしまいました。
それというのもメリーがすごく淋しがり屋で、久美子がいないとニャアニャアと鳴いたからです。
モコがしきりに久美子の部屋に入りたがるので、しかたなく入れてやりました。
すると、メリーを見たモコはうれしそうにニンマリと笑いました。
でも、モコはすぐに部屋から締め出されてしまいました。