「真夜中のアップルパイ」 ’98年10月22日
昨日から急に寒くなって、11月中旬くらいの気温になったようです。
それで妻は早めに9時頃に寝てしまったのですが、11時頃にのぞいて見たら妻が寝ている周囲にメリーとモコ、ユキにしし丸までが集まって寝ていました。
4匹の寝息だけでもすごいのに、モコなどはヒゲを震わせながら寝言まで言っているので、それはにぎやかなものでした。
先日の台風で落ちてしまったリンゴを妻がたくさん買って来たので、娘の久美子が夜中にアップルパイを作り始めました。
すると、どういうわけかしし丸だけが起きて来て、食卓のテーブルに乗ると、娘がパイの生地作りをするのを興味深そうにずっと眺めていました。
そして、実は久美子が台所でリンゴを煮たりしている時に、しし丸は右の前足をそっと伸ばすとパイ生地を踏みつけて、そのやわらかさをたしかめてみたのです。
もちろん、パイ生地にはサランラップがかけてあったので、足でじかに踏んだわけではありませんが。
その頃、珍しいことにユキはメリーに甘えていました。いつもは1匹だけで寝ているユキなのに、やっぱり寒くなったのでしょうか。
昨夜は私も毛布を1枚増やして寝ました。
ほかほかと暖かくて、それだからというわけでもないと思うのですが、メリーがまた赤ちゃんを4匹も産んだ夢を見ました。
赤ちゃんなのにユキやしし丸とおなじくらいの大きさをしていて、大きな顔で部屋の中を歩き回っているのです。
それを見ながらぼくは困ったような顔で、内心では喜んでいるのでした。