「ユキが走る時」 ’99年2月13日
しし丸とユキがドドドッ、ドドドッと走り回っていました。
私は干してあったタオルを取り込んでいました。
伸び上がって洗濯ばさみからタオルをはずしていましたから、下は見ていませんでした。
その時、ユキがドドドッと走って来ました。
ユキは私の足元を走り抜ける時に私の左足の甲の上に乗って行きました。
私はそれまでユキが走る時に爪を出していることを知りませんでした。
ユキ達は肉球が隠れるほどに長い毛が足の裏にたくさん生えています。
ですから、そのままではすべってしまうので、うまく走れないのではないでしょうか。
それで、ユキは爪をニョッキリと剥き出しにしていたのだと思います。
そのことが、私には痛いほどよく分かりました。
なにしろ、私の足の甲の皮膚にはぷっくりと血の玉が出来ていましたから。