「いつもの食事風景」 ’99年6月27日
モコたちはいつも家の中にいますから食事もおなじ時間にそろって食べることになります。
ペット用の容器もあるのですが、あの小さい皿に2匹で顔を突っ込んでいることがよくあるので、ちょっと大きめの発泡スチロールの二つの皿にいれてあげています。
メリーたちはおなじ皿だろうとなんだろうと構わずにハグハグと食べるのですが、モコだけは決してその場で一緒に食べようとはしません。
メリーたちが食べている間、少し離れた所でちょっと淋しそうにたたずんでいるのです。
ペット用の皿にキャットフードを入れてあげると、モコはチャオのトリササミとカニカマが好物です、のんびりと食べ始めます。
ときおりどういうわけかユキなどが、まだ自分たちの皿にたくさんご飯がのこっているのにもかかわらず、モコが食べているそばに寄って行くことがあります。
すると、モコはちょっとだけ身をひきます。そして、ユキがモコのご飯を食べるのを黙って見ているのです。怒ることは決してありません。
ユキが少しだけ口をつけて、また自分たちの皿に戻ってしまえばモコはもう一度ゆっくりと食べ始めますし、ユキが全部食べてしまえばそれはそれで構わないというふうなのです。
今でもそうなのですが、モコはご飯を催促したことがこれまでに一度もありません。
メリーは足元にやって来て、小さな声で「ニャア」と鳴きます。それも一度だけで、それでご飯をあげなくてもしつこく催促することはありません。