「プロフェッサーしし丸」 ’99年7月1日
フランツ・カフカはその日記の中に次のように記述しております。
「12月7日。人間は自分のなかに、破壊しがたいものが存在するということを継続的に信じないかぎり、生きることはできない」
破壊しがたいものが存在するということは、端的に言えば「確固とした生きる目的を持っている」と言ってもよいと思いますが・・・・・。
と、プロフェッサーしし丸の哲学講義は続くのです。
ときおり前足をなめては、その足で髪の毛を整えながらしし丸教授は熱心に学生たちに話しかけていました。