「しし丸と柿の皮」 ’99年11月13日
しし丸の寝顔です。
寒くなって来ましたので、私の家でもナベ料理が多くなりました。
今夜も鳥の水炊きをしたのですが、ニワトリの骨つきもも肉を使いました。
ニワトリの骨は噛み砕いた時に裂けるように割れるので、カケラの先端が尖ってしまいます。
そのまま食べてしまったりすると、胃壁に刺さったりする危険があるので犬や猫にはあげてはいけないのです。
でも、メリーもモコもニワトリの骨には興味が無いようだったので安心していました。
ところが、食い意地が張っていて冒険心が旺盛なしし丸はこっそりと流しに上がってゴミ入れの中をあさっていました。
ニワトリの骨を持ち出したら大変なので私は、「こらっ!しし丸、だめだよ!」と怒りました。
すると、しし丸はあわてて逃げ出しました。
でも、床に飛び降りたしし丸を見ると、しし丸は妙なものをくわえていました。
よくよく見ると、それはご飯の後で食べた柿の皮でした。
大あわてだったのでとっさに柿の皮をくわえてしまったのでしょう。
しし丸は柿の皮をぽとんと床に落とすと、じっとそれを眺めていました。
「なんでこんなことになってしまったのだろう」と考えているふうでした。