「ひどい父親」 ’99年11月25日
ユキです。
ちょっと遅く帰って来た久美子が一人で夕飯を食べていました。
となりのイスではユキが眠っていました。
ユキの頭をなでていた久美子がふいに、「あれっ、こぶがある!」と叫びました。
「ユキの頭の後ろにこぶができてるよ」
私には心当たりがありました。
先ほど、私が帰って来た時のことです。
玄関のドアを開けたところ、なぜかモコが驚きあわてて逃げ出したのです。
モコは居間兼台所部屋のドアの前にいたユキを突き飛ばして部屋の中に逃げ込みました。
突き飛ばされたユキは後頭部をドアに「ゴッン!」と音高くぶつけました。
ユキは悲鳴も上げずに階段を駆け上がって行きましたから、たいしたことはないのだと思っていたのですが。
こぶができていたとは驚きました。
ユキにこんなケガをさせるとは、モコはひどい父親です。