島本町立第一中学校 校長 隅田 政之
「開かれた学校づくり」ということが学校に求められて久しい。「開かれた学校」とは決して住民の方々に学校施設を開放することだけではありません。「開かれた学校」とは、地域に根ざした学校として、保護者をはじめ住民の方々に対し、如何にして学校が目指している教育内容や、現在取り組んでいる内容について、学校が情報発信基地として情報提供ができるかというだと思います
これまで現在第一中学校におきましては,月報(毎月の学校便り),学年・学級通信、島本町教育センターにおける掲示、広報「しまもと」等を通じて情報を提供させていたあだいています。
加えて昨年度より、PTAのご尽力によりPTAのホームページが開設されました。多くの方々にアクセスしていただき、少なからず本校のPTAならびに教育の一端をご紹介させていただけたのではないかと考えています。当然のことながら、情報を提供するにあたり、個人の情報を保護する立場から情報提供につきましては十分に配慮していかなければなりません。一方、情報を提供させていただくことにより様々な意見をいただき、このことを通じて学校が活性化され、地域において学校に対する理解が深まったものと考えています。ひとつの情報が、地域と学校をつなぐ大きな力になるものと確信しています。情報のキャッチボールを通じてさらに地域と密着した学校になることを願っています。
皆様のご支援・ご協力をおねがいします。
島本町立第一中学校 教頭 宮本 武志
白いトレパンにトレシャツ、今では上下ブルーのジャージ姿。第一中学校の伝統といったところでしょうか。現在の生徒玄関の当りで中学校3年生の頃にバレーボールのクラスマッチをして夕日を見ながら青春ドラマの主人公気分になっていたのは30年前。
夏休みには午前中クラブをした後、町営プールに日参し野球をしたり宿題に追われたりでした。毎日6時間授業で土曜日は4時間。夏になるとズボンの太腿が汗でじとー、冬には制服の襟カラーが冷たく寒い思いをしました。現在のように、物は豊かではありませんでしたが、「ゆとりの中で遊ぶ力」が養われていたのではないでしょうか。
元気よくあいさつをしてくれる生徒たちに会うたびに、あの時と同じ中学生なんだとしみじみと思います。
さて、21世紀に向けて新しい教育の方向性が示されました。教育内容を現在よりも厳選し、基礎基本を徹底して指導するとともに、総合的な学習の新設や選択教科についても時間増といった内容です。2002年の完全学校週5日制に向けて、あと3年足らずの間に準備をしていくことになります。赴任するまでの3年間、教育委員会という行政の立場から町内の小・中学校と連携してきました。その中で第一中学校では、地域の方々をお招きしての授業、小学校との交流授業・体験的な内容を取り入れた平和人権学習、生徒が中心となり主体的に学年学校行事に取り組んできた実践など、新しい教育課程の編制にとって必要なことを取り入れてきました。
携帯電話やパソコン等新しい情報機器や生活環境が30年前と大きく変化した今、環境や時代を正確に認識すると共に、人権が守られ「ありのままの自分自身を受け入れ共感できる」ようなソフト面でも充実した学校にしていくことが求められています。学校の教育課題を的確に把握でき共通認識すると共に、それに対応できる組織として機能できるよう微力ながら頑張っていきたいと思います。
PTA会長 谷 隆一
1998年6月にPTAのホームページを開設し、今年2年目を迎えることになりました。皆様のおかげで少しずつ充実させていくことができました。
という目的のもと、会員の皆様、地域の方々にPTA活動の様子をお知らせすると共に、子ども達の生き生きとした学校での様子をお伝えすることができればと考えています。
今学校では来るべき21世紀の教育改革に向けてさまざまな取り組みをしています。新しい教育課程では学校と地域・家庭の連携が今いっそう求められています。このホームページを通じて学校や教育というものを身近に感じていただき、開かれた学校・開かれたPTAとなることを願っています。