サイバーパンク
ブルース・スターリング
Bruce Sterling
(著者紹介)
サイバーパンクを代表するアメリカ人SF作家。1954年テキサス州生まれ。
「スキズマトリックス」 1985 |
「スキズマトリックス」 SCHISMATRIX 1985
小川 隆訳 カバー・横山 宏 ハヤカワSF751 ISBN415-010751-3
サイバーパンク(あらすじ―本書背表紙より)
<環月軌道コロニー>の住民リンジーは、遺伝子工学を用いて肉体を変形させる<工作者>グループの活発なメンバーだった。彼らの目的は、機械の力を援用して延命をはかる<機械主義者>の支配を打ち破ることにある。だがクーデターは失敗に終わり、リンジーはコロニー追放処分にあってしまった。広大な太陽系に踏みだした彼を待っていたのは、それぞれ独自の文化を築きあげ、さらに発展していこうとする多種多様な人間の姿だった! サイバーパンクSFの旗頭としてギブスンと並び称される俊英が、壮大で独創的な未来史を背景に、人類の発展と新化を謳いあげた話題の傑作長篇。
(書評:1998-09-12読了)
サイバーパンクの代表作。実は宇宙モノSFだった。ギブスンよりだいぶ読みやすいけどいかんせん面白くない。なにはともあれ文句なしにカッコよかったら納得できるんだけどこれはちょっとねえ…… 人間をいちいち派閥に分けるのは、スターリングのモノの考え方がそうだからなのだろうか? なんか勝手に「一人政治ゴッコ遊び」をしているみたいだ。