チャールズ・シェフィールド
Charles Sheffield
(著者紹介)
1935年イギリス生まれ。科学研究者でもあるハードSF作家。
「プロテウスの啓示」 1978 |
「プロテウスの啓示」 SIGHT OF PROTEUS 1978
酒井昭伸訳 カバー・佐藤道明 ハヤカワSF554
お勧め!(あらすじ:本書背表紙より)
管理局捜査官ジョン・ラーセンは、ふとしたことから違法な整態実験の存在をかぎつけ、捜査にのりだした。時は22世紀、プロテウス神さながらに人の姿形を自由に変化させられる整態技術が実用化し、ある者は必要に迫られ、またある者は快楽のため、肉体を変形させている。始めは単純に見えた事件だったが、あくまでも真相の究明を目指すラーセンがそこに見たものは、社会を根底から覆し、太陽系全域をも巻き込む巨大な陰謀の姿だった! 米SF界期待の俊英シェフィールドが大胆なアイデアと巧みなストーリーテリングを武器に、ハードSFとミステリを見事に融合させた会心作!
(書評:1998-05-XX読了)
断然面白い! 推理仕立てのストーリーで捜査を進めていくうちにいつしか太陽系規模の大事件に発展してしまう。ハードSFだがサービス精神旺盛なので、読むのが全然苦痛にならない。なにがなんでも読みましょう。