カルトSF作家
ダグラス・アダムス
Douglas Adams
(著者紹介)
イギリス人作家。1952年ケンブリッジ生まれ。
「宇宙の果てのレストラン」 1980 | 「銀河ヒッチハイク・ガイド」 1979 |
「宇宙の果てのレストラン」
THE RESTAURANT AT THE END OF THE UNIVERSE 1980
風見 潤訳 カバー・金森 達 新潮文庫196-2 ISBN4-10-219602-1
カルトSF(あらすじ:本書背表紙より)
宇宙の結末を見物しながら一杯やれる――そんなレストランへ行ってみませんか? でも、そこにアーサー、フォード、ザフォッド、トリリアンの4人組とネクラのロボット・マーヴィンがいたらご用心! きっとトンデモナイことが起きるのです。宇宙の果てからどこでもない場所まで、おかしなおかしな4人組プラス1台の行くところ、必ず事件が巻き起こる強烈ハチャメチャSF。
(書評:1998-04-XX読了)
イギリスのコメディーSFの続編。3部作らしいが前作を読んでいないのでちょっと入り込めなかった。思う存分ドタバタコメディーをやっていながらも妙にギャグが知的だったりする。さっすがイギリス、人をくっていてちょっと嫌味。バカにされているような気になる人もいるだろう。とりあえずこのシリーズは全部読みたい。ちなみにアメリカでは今だに書店で3冊セットで売っているので、かなりカルトな人気があると思われる。
「銀河ヒッチハイク・ガイド」
THE HITCH-HIKER'S GUIDE TO THE GALAXY 1979
風見 潤訳 カバー・金森 達 新潮文庫ア-7-1 ISBN4-10-219601-3
とうとう発見!(あらすじ:本書背表紙より)
ある日、突然、地球は消滅した。誰も知らないうちに銀河バイパスの用地に指定され、立ち退き命令まで出ていたのだ。たったひとり生き残ったのは、サエない男アーサー。地球に住みついていたベテルギウス人フォードに助けられ、宇宙ヒッチハイクをする羽目になったが、まず出くわしたのは、地球破壊の元凶ヴォゴン人の宇宙船だった……。おかしくもちょっと悲しいSFパロディー。
(書評:2000-01-12読了)
友人に会うためにお正月に愛知県の豊橋に行き、駅の近くにある古本屋にて発見。その昔相当話題になった作品だそうだが、シリーズ三冊目の「宇宙クリケット大戦争」を発見するのはいつになるのやら…… ただひたすらくだらなくて物悲しいSFパロディー。ボネガットは個人的に好きじゃないんだけど、これはボネガットみたいに嫌な気分になってくることはないので素直に楽しめる。三冊全部そろったら全体をもう一度じっくり読みこむことにしよう。