マジギレおっさん
ハーラン・エリスン
Harlan Ellison
(著者紹介)
アメリカ人SF作家。1934年生まれ。
(短編集)
「世界の中心で愛を叫んだけもの」 1971 |
短編集
「世界の中心で愛を叫んだけもの」 THE BEAST THAT SHOUTED LOVE AT THE HEART OF THE WORLD 1971
浅倉 久志+伊藤 典夫・訳 カバー・鈴木成一デザイン室 ハヤカワSF330 ISBN4-15-010330-5
おれはみんなを愛してる、おまえたちみんなを!(あらすじ―本書背表紙より)
人間の思考を超えた心的跳躍のかなた、究極の中心クロスホエン。この世界の中心より暴力の網は広がり、全世界をおおっていく……暴力の神話、現代のパンドラの箱を描いてヒューゴー賞を受賞した表題作はじめ、核戦後、瓦礫の山と化したシティを舞台に力で生きぬくチンピラ少年たちと言葉を話す犬との友情を描く「少年と犬」など短篇15篇を収録。米SF界きっての鬼才ハーラン・エリスンのウルトラ・ヴャイオレンスの世界。
(書評:1998-05-XX読了)
お行儀の悪いお話満載の短編集。独特のスピード感がある。作者が勝手に一人で暴れまわっているような感じがしてうんざりするときもあった。気持ちはわからないでもないが、こういうすぐにキレてしまうようなオッサンは勘弁してくれといった感じ。