（著者紹介）
　アメリカ人女性ファンタジー作家。1939年ニューヨーク生まれ。

「水晶の涙」　THE MERMAID'S THREE WISDOMS　1978
　村上博基訳　カバー・中山星香　ハヤカワFT54　ISBN4-15-020054-8
　
　ファンタジー児童文学

（あらすじ―本書背表紙より）
　人魚のメルーシナは海面高くとびあがると、一回転し、再び海中深く姿を消しました。けれど、彼女は落下の途中で少女に見られてしまったのです。これは最悪の失敗。なぜなら、人間にはけっして姿を見られてはならないというのが人魚の掟、これを破る者には恐ろしい古魔術の刑が待ち受けているのです。今や彼女も掟破りの罰を受けなければならぬ身――人間の姿に変えられ、平安と至福に満ちた人魚の世界から追放されなければならないのです！　可憐な乙女に変身させられた人魚と孤独な少女との心暖まる交流を、抒情派ファンタジイの旗手が流麗に綴る。

（書評：1999-12-12読了）
　薄いし安かったし（古本屋にて30円で購入）、久しぶりにファンタジーでも読んでみるかと気軽に読む。児童文学なので単純な話でありながらもいろいろと考えさせられる内容。まあ、それなりに良い作品なのではないでしょうか。