ドック・サヴェッジ
ケネス・ロブスン
Kenneth Robeson

(著者紹介)
 アメリカ人作家。<ドック・サヴェッジ>シリーズの著者。

「魔島」 1933

「魔島」 THE LAND OF TERROR 1933
 野田昌宏訳 カバー・バロン吉本 ハヤカワSF150
 
 荒唐無稽

(あらすじ―1pより)
 一朝ことあれば世界の果てまでも馳せ参じ、悪をなすものに鉄の制裁を加える正義の男。比類なきブロンズのスーパーマン、ドック・サヴェッジ。その彼が師と仰ぐ<マンモス科学工業会社>の至宝、ジェローム・コファーン博士が突如何者かに襲われた。しかも、凶弾を受けた博士の身体は、右腕だけを残してあとかたもなく溶解しさったのだ! 悪を許さぬドック・サヴェッジの怒りは爆発する。そして、真相に迫る彼はこの世ならぬ世界、太古の巨龍が生き残る奇々怪々な孤島に悪漢どもを追い詰めるのだった! 米国大衆小説の不滅のロングセラー、待望の第一弾登場!

(書評:1999-11-25読了)
 1933年発表ということだけあってかなり古くさい。「ハハハ、まあいいじゃないですか」といってしまえばそれだけの荒唐無稽な内容。ヒーローものの小説らしく主人公のドック・サヴェッジが「正義」の名においてかなりイッてしまったことをやる。いやあとにかくアメリカだ。ところで、ドック・サヴェッジの5人の助手の一人であるモンクの絵が訳者である野田昌宏氏にそっくりなのはなぜ?

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