スパイダー・ロビンスン
Spider Robinson
(著者紹介―ハヤカワSF750『スターダンス』あとがきより)
1948年ニューヨーク州ロング・アイランド生まれ。デビュー当時から人気は高く、74年にジョン・W・キャンベル新人賞をリサ・タトルとともに受賞。77年には"By Any Other Name"でティプトリーの「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか」とヒューゴー賞ノヴェラ部門を同点受賞。ノヴェラ版「スターダンス」の発表もこの年で、一躍ロビンスンは人気作家の地位を確立した。一方書評家としても活躍し、ファニッシュでやや独断的なレビュウで人気が高い。
「スターダンス」 1977 1978, 1979 |
「スターダンス」 STARDANCE 1977、1978、1979
スパイダー&ジーン・ロビンスン著 冬川 亘訳 カバー・おおやちき
ハヤカワSF750 ISBN4-15-010750-51978年度ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞
(あらすじ―本書背表紙より抜粋)
街を歩けば誰もがふり返る、魅力的なプロポーションと素晴らしい美貌の持ち主、シャーラ・ドラモンド――だが、モダン・ダンサーとして成功するには、大柄な彼女の姿態そのものが障害となった。バスケットボールの選手が踊る姿など、誰も見たくはない。しかし、もし、重力のないところで躍れるとしたら……スカイファックの軌道上、ゼロGの環境で踊ることに、シャーラは自分の全存在を賭けた! 悲劇的なオープニングから、感動的なエンディングまでユーモアを織りこみながら卓越したストーリイ・テリングで描く、1978年度ヒューゴー賞、ネビュラ賞両受賞作、待望の文庫化!
(書評:18-09-1999読了)
ぱっと見でどうせくだらないだろうと思ったがヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞ということで購入した。で、内容はやっぱりとてつもなくくだらなかった。スポ根チックに宇宙空間ダンスを通して未知の存在と交信するという気合の入ったストーリー。こういうバカなアイデアを思いつくのはすごいと思う。最後にはダンスを通じて「超人類」に進化してしまいます。オエッ、この手の話には吐き気がする。ハインラインとかティプトリーとかが好きな人には超お勧めといったところですが、私はそうではないので最悪の印象。私の時間を返せ。