MORIVER'S SWEETEST DIARY 更新日記 (3)


5月11日(日)ネスケにフォント?/COOL TALK/山田村の老紳士
5月12日(月)ジオシティ奮闘録……挫折そして栄光/予定
5月13日(火)「洞窟」に反論メール/パーマン・リターンズ始動??
5月14日(水) FTPサーバーダウン/カウンター設置計画
5月16日(金) 「sorry」はいらない/「ドロンズ日記」
5月17日(土) 親バレする/「プライベート・レッスン」


1997年5月11日 (日)


 ハーイ。試験終了。自暴自棄。友人をつき合わせ、ビール一本かっくらって
家路につく。めでたくは無いが、ともかくしばらくページ更新に時間を割くこ
とにする。

	***

 バブー。
 昨日のこと。あまりのネットスケープの調子の悪さに、ついにアンイストー
ルする。ウィンドウズについている「アプリケーションの削除」で作業をおこ
なっていると奇妙なことに気付く。削除できるアプリケーションのリストの中
にネットスケープが二つあるのだ。「netscape」と「netscape 2.0」。
 最初のはおそらくnetscape 3.01[j]のこと、後者はnetscape 2.01[j]のこと
だろう。どうも調子が悪かったのは、前の2.01を削除せずにそのまま3.01をイ
ンストールしてしまったことに原因があるよう。実際、internet explorerを
ふくめ全ブラウザをアンイストール、後、netscape 2.01のみをインストール
したら症状が全て消えていた。
 今までは、netscapeの「ネット検索」のボタンも作動せず、サーバーとつな
げるためにつかう「hotcafe」ウィンドウのボタンも作動せずと、ひどいあり
さまだったのに……。

 だが、新たな問題も生まれた。自分のホームページの看板をみて驚く。「フ
ォ、フォントが違う!!」
 前の3.01で確認した時、「MORIVER'S HOME PAGE」は太字のゴシック体風で
あった。それが、この2.01にしたとたん、ふにゃけた細細ダサダサフォントに
変わっている。は、恥ずかしい。愕然。
 そうか、時々ページの看板に「netscape *.*以上推奨」うんぬんと書いてい
るのはこういうわけだったのか。
 おまけに、<pre>で区切っていない部分の文字の部分の大きさも小さくな
った。どうも、前のnetscape3.01をインストールした後、私はがちゃがちゃと
文字のフォント設定をいじっていたらしい。そういえば雑誌を見て、何かやっ
たような記憶がある。しかしどうやったのかは定かではない。

 看板のフォントが変わったのは解せない。確か、フォント指定のタグを挟ん
だはずなのだ。<FONT COLOR=darkred FACE="MS Sans Serif">というタグだ。
netscape2.01ではこのフォントは対応していない、ということなのか。ふむ。
 で、例によって「HTMLポケットリファレンス(技術評論社)」を開いてみる。
くわしくは書いていないが、フォントの指定は二つ以上を並べて指定できるら
しい。特にマックやなどでは表示できないフォントもあるよう。そういう場合
はブラウザ指定の基本フォントで表示される、とか。
 まあ、要するに、上のフォントにもう一つ、2番手のフォント名を指定して
おけばいいということか。しかし、実にやっかいだ。地のフォントの大きさも
指定しておいたほうがいいのかもしれない。こちらは<BODY>タグで指定した
ほうがいいのかも。

(とりあえず妥協案として、文字を<b>(太字)で囲むことにする。くう、
解せん! というわけでこのページはnetscape 3.01以上対応です。IEでの動
作確認はしていません。とほほ。(1997-5-12  1:04))

	***

 よくマニュアルを読まない私も悪いのだが、どうもパソコンのアプリケーシ
ョンには謎が多い。上のようなインストールにしても、いっそインストールそ
のものができなければ、ここまで悩む前に、問題も気付いたものの。
 本日、本屋で、ネットスケープのマニュアル本を見つけ熟読。もちろん、立
ち読みで。3.01に一緒についてきていた「COOL TALK」というのが何かという
ことが分かる。これはインターネット回線を使った電話システムのことだった
のだ。画像や文字チャットのやりとりも同時にできるらしい。なかなか面白そ
うだ。しかし3.01についているのはバージョン0.9だそうで、あまり勝手はよ
ろしくない、とのこと。IE(internet explorer)にも似たようなシステムがあ
るらしいがこちらはよくわからない。実際、どの程度の人が利用しているのか
は不明だ。以前テレビでみたインターネット回線を使ったテレビ電話というの
もこのシステムの延長線上にあるものなのだろう。


	***

 テレビ電話、で思い出す。私の母の実家は富山県である。母の父というのは
元刑事で一家は度々転勤を繰り返したという。そんな場所の一つに山田村があ
った。そう、村民に無料でパソコンをくばり、インターネットに接続させた、
ということで有名なあの山田村である。
 私も行ったことがあるが、山田村は本当に小さな村だ。山間にあり、山田温
泉という名称で一応観光地にはなっている。ドキュメンタリーで山田村の様子
を伝えているのを以前見た。村民の特にお年寄り達の行動は、なんというか、
とても「ユニーク」だった。
 届いたばかりの大きな段ボールの箱。一応、公民館の人がセミナーを開いて
教えることになっているのだが、中には待ちきれず箱を開いてしまう人もいる。
重い本体を取り出し、持ち上げ、その老紳士はつぶやく。
 「どっちが上かな」

 後の報道によれば、使いこなしている人はあまりいないよう。テレビ電話シ
ステムまでついているのに。床の間に置いてあったり、ベビーベッドのような
柵で部屋の隅にかこってある家もあった。
 同村小学校にも機械は完備されたが、Hサイトを見れないようにする処置を
めぐって、議論がまきおこったとも聞く。決着の行方は知らない。

	***

 これから、Geocitiesの方でファイルのアップロードができるか試してみる
つもりだ。一応、コピー&ペースト(張り付け)で、ファイルをアップするこ
ともできるのだが、日本語だとどうしても文字化けがでてしまう。今回、わざ
わざnetscape2.01に変えたのも、ここでのアップツールが「netscape2.0以上
対応」であるからに他ならない。これなら文句あるまい。
 いずれにせよ、Geocitiesでのアップがままならないとページの拡大は難し
い。あとはFTPのツールでアップするしかなくなるが、その方法は依然として
分からない。せっかくダウンロードしたFTPアップロードツールも全て英語で
読むのがつらい。ただでさえオンラインマニュアルというのはわかりにくいと
いうのに・・・。(23:52)



1997年5月12日 (月)


 日付は変わりましたが、上の続きです。とりあえず、ここまでTripodにアッ
プロードしてから、おもむろにGeocitiesに向かう。
 そして、File Managerのページへ。Member NameとPasswordを入力。
 すると、アップされているファイル一覧が表示される。
 ここでファイルの削除もできる。
 問題はその下の方にある、アップ用のEZ File Upload Utilityのフォーム。
Browseというボタンがあり、そこを押すと私のハードディスクのファイルウィ
ンドウが開く。で、ファイルを選び、Uploadボタンを押す。
 待つ。
 どうだ?
 ……駄目。駄目駄目駄目!
 ファイル名だけが記録され中身は1バイトも無い。
 なーぜなんだろ。
 どーしてなんだろ。(死語)


 おもいきって、いきなりftpのサーバーへ飛ぶことを試みてみる。
 「ファイル」→「場所を指定して開く」
 そして ftp.geocities.comと入力。
 待つ。

 つながる。驚く。
 灰色の無機質な画面。
 pub/homesteadというフォルダにいるらしい。
 ここに直接アップロードしてもいいのか?
 なんか違う気がする。
 名前とかパスワードとかも聞いてこないし。


Using FTP
 You will be submitting your files via anonymous FTP to:
  ftp.geocities.com. In the User field, enter your
  GeoCities Member Name, and in the Password field,
  enter your GeoCities Password 

  When you connect to GeoCities, you are already in the
  correct directory to transfer your files
  (/pub/homestead). Transfer your files here exactly as
  you want them named in your directory. Be sure to
  transfer all non-text files (i.e. GIF, JPG, ZIP, etc.)
  using the binary or raw data option, Be sure not to
  choose the MacBinary option. HTML and other text files
  should be transferred using the ASCII (text) option. 

  Once your files are transferred, you will not see them
  listed in the directory. This is for security purposes.



 これがFTPについての説明の文章。初めて<TABLE>タグ使ってみました。
囲い線の太さと色指定しないと駄目なのですねえ。このタグは意外に面倒。


 話を戻す。
 とにかく分からないので元のページに戻ってくる。それから、意を決し
WS FTP95というアプリケーションを立ち上げてみる。これが、ファイルをFTP
によりアップしてくれるらしいが……よくは分からない。
 ともかく、指定の箇所にサーバー名やらメンバー名などを入れる。
 そして、OKボタン。

 ……だーめー、だめだめ駄目人間。(BY 大槻ケンジ)

 つながらない。こちらのサーバーの設定とかもしなくてはならないようだが、
さっぱりわからない。とりあえずUNIXでは無いような気がするが。あきらめる。


	***

 むー。むー。
 煮詰まった。ハワイ人の浴衣ではない。ともかく、なす術がない。FTPも使
えない。Ezなんたらも使えない。どうすれば、ここにアップできるのだ。
 もう一度Ezなんたらを試す。
 駄目。
 もう一度。
 駄目。
 もう一度。
 だめー。べー。いー。

 むーむー。
 「やだな、ここまでか……」
 あきらめかけたその時、一つの推測がひらめく。
 ここはどこ?
 ここはアメリカ。異国の地。
 わたしはだれ?
 私は私。
 じゃなくて、私は日本人。

 そう、日本語。
 それだ!!


 BROWSEを押す。窓がでる。ディレクトリを移動。どこへ行こう。
 とにかく、一番頭まで戻ろう。それから。
 まず、\PR0GRAM
 そして、\HTMLBILDER
 よし、ここに書きかけのHTML文章が一つある。
 選択。
 そして、UPLOADのボタン。

 待つ。
 どきどき。

 見る。
 ある。
 入ってる。
 ファイルの中身が入ってる。
 やった。
 やったよ父ちゃん!!(星飛馬のつもり)


	***

 ようするにこういうことだ。
 今まではディレクトリー名に「日本語」が使われているところから文章をア
ップしようとした。私は、全ての文章を「全文章」というフォルダーの中に入
れている。正確には 

 C:\windows\デスクトップ(半角小文字)\全文章\homepage1

 からアップさせようとしていた。
 半角カナはインターネットではタブーとされている。全角日本語も不安材
料だ。ともかく、ディレクトリー名に日本語が入っていなければ、問題ない。

 よかった。これでやっとGeocitiesに文章がアップできる。いや、本当によ
かった。


	***

 とここまで書いたらもう2時26分。おかしい。今日は大改造を行うつもり
だったのに……。まだ、こんな所までしか……。

 <予定>
 「MORIVER's HOME PAGE」の看板を改良。
 「小説の部屋」に昔書いた小説群をアップする。中身はGeocitiesに入れる。
 日記の部分にはキーワードを埋め込む。客(?)の注意を引くためだ。
 「EVA」コーナーをつくる。
 これはこれで独立してgeocitiesに看板を立てる。Yahooを含めた検索エンジ
ンなどには、こちらの名前を登録する。つまり、「MORIVER'S HOMEPAGE」はこ
れからは裏ページ(裏玄関)ということになる。

 問題1。
 小説の部屋のインデックスは「裏玄関」に直接貼る。すると、Tripodと
Geocitiesを行き来する形になる。接続の問題で、遅くなる可能性は無いか?
いっそ、こっちは日記のみのページに変えたほうが……。

 問題2。
 小説の部屋と中身の関係。
 あまり何回もクリックしないと中身が見えないようでは客はあきてすぐ帰っ
てしまう可能性あり。いっそ「裏玄関」は全体図を見渡せるようにでかく、長
くしてしまってはどうか?
 ……ただしこの場合、最初の読み込みに時間がかかるという欠点生じる。
 また、あまり沢山の情報がありすぎると、どこへ行けばいいのか焦点がぼけ
る。裏玄関は目的が特化されていないからなおさらだ。

 問題3。
 四の五の言ってないでさっさと始めないと、朝がくる(^^;

 うう。とりあえず始めるかあ(2:42)

1997年5月13日 (火)


 「インターネットは空っぽの洞窟」について書いた所、以前にも紹介した
cherry女史からメールをいただいた。三度に渡る長い手紙のやりとりで全部は
紹介できませんが、要約すると、

 1、アメリカの郵便事情は悪く、安全に配達される率は八割五分ほどである。
 2、カッター等で、小切手目当てに封筒破りする犯罪も多い。
 3、そういうアメリカの人に郵便の方がe-mailより安全だ、なんて言って欲
   しくない。

 とのことです。多分に、個人的な事情もある、との但し書きがついています
が、アクティブなネット利用者の一つの声として取り上げてみました。
 他にも、アメリカのインターネット利用者は初心者が増えて、モラルの無い
人もその分増えた、などいろいろ「怒り」の声をいただいたのですが、とても
ここに書ききれないので省略します。陳謝。

 それから、マイクロソフトがしているごり押しな市場展開の様子についての
情報がまとまっている、との理由から下のサイトを紹介していただきました。
興味のある方は一読あれ。

http://www.softbank.co.jp/pcweek/column/onthemove/index.html


				***

 さて、更新状況ですが。
 これが意外に難産状態。

 とにかく、昔書いたショートショート2編をアップ。もうこれを書いて五年
近くも経ったのか、と感慨もひとしお。つたないものですけど、枯れ木も山の
にぎわいということで。
 この二つはgeocitiesの方に入れてあります。意外にtripodとの接続は悪く
ない。両者の行き来は、二つのサーバーをまたいでいるという違和感もなくで
きるのではと思います。

 しかし、気付いたこと。
 私はgeocitiesのカウンターの付け方を知らないのである。
 tripodは最初からカウンターをつけるサービスがあるからよかったものの。
カウンタなり、伝言板なりを設置するには"CGI"という別のプログラム方法が
必要である、という。
 無料でカウンターをつけてくれる、というサービスもあるが、これは
geocitiesのような外国無料サーバーでも大丈夫なのだろうか。またそのカウ
ンター設置のシステムのよくわからない。サーバーの中にカウントしているシ
ステムがあって、そこから読み込んでいるのか。はたまた、そのCGIというプ
ログラム自体が、サーバーとは別に作動しているものなのか……。

 まあ、いずれにせよそのためには、geocitiesの方にきちんとした看板をつ
けてからの話になるのだが……。どうも他の人のページを見ると、geocities
は、同じディレクトリー内ではどのページに行っても同じカウンターしか表示
できないようである。外部の人にカウンター設置を別にお願いしたらどうにか
なるものなのだろうか?

				***

 検索サイトに複数いっぺん登録するための、ページというのもある。
 表看板にそのリンクをはりつけておいた。
 まだ自分でも試していない。
 今のこの中途半端なページ展開ではなかなか登録する勇気がない。何かに特
化していれば、登録しようという気もおこるが、ここに至ってもまだ、一体何
が一番やりたいのか不明、なのである。
 オンライン小説のページもあちこち見た。しかし、傾向はばらばら。まして
や私の書くものは、ジャンル分けするのが難しいものが多い。ミステリーでも
ファンタジーでもパロでも無い……。
 優柔不断。
 またしても私自身をさらけだしているようで、恥ずかしい。


				***

 EVA小説ジャンキー高原さんからメールが届く。
 高原さんはその看板の名に反して、なぜか「ドラえもん大戦」というドラえ
もんのパロディ小説を書いている。
 私も、以前「パーマン・リターンズ」というパーマンの続編を目したパロデ
ィ小説を書いていたことがあるので、その為さんとするところがよく分かる。
 という感想メールを送ったら、「是非見せてください」との返事をいただい
た。
 自慢じゃ無いが私は「是非」という言葉に弱い。
 すぐつけあがる人間なのである。
 しかし、パーマン・リターンズは、書き出しも含め挫折したバージョンが4
つもある。さて、どれを公開すればいいのか。しかも、どれも未完だ。

 悩んだ末、一番新しいバージョンをひとまずアップしてみることにする。
 本文は、それぞれのバージョンから再コラージュする必要があるので、保留。
いやこの際再び最初から書き始めたほうがいいのかも。

 しかし、これらのファイルはPC88の5インチディスクにある。MS-DOS形
式でフォーマットしてあるので、3.5インチディスクに変換すれば今のパソコ
ンでも読めるのだが……いかんせん、その手段がない。
 仕方ないので、電話線を88の方につなぎ、草の根BBS経由で自分にメー
ルを送る。1200bpsのモデムなので時間がかかる、かかる。とりあえず100Kほ
どあった。これでも、バージョン4とバージョン3だけだ。バージョン4は四
章で挫折しているから短いのである。
 ダウンロードはあっという間。こちらは28800bpsのモデム。桁が違う。

				***

 こうして、今のパソコン(ちなみにFUJITSUのFMV。cpuはpentium133であ
る)のハードディスクにやっとたどり着くわけだが……。
 小説のhtml化というのは難しい。
 背景の色、字体や大きさが設定できるのは、利点でもあるが、面倒でもある。
 また昔書いたものなのでどうしても直したくなる。
 ファイルを作っては破棄、作っては破棄を繰り返す内、たちまち数時間経過
する。


 結局、直しとhtml化の同時進行は不毛だと気付く。
 テキストファイルとして納得する形にした後、それを材料にhtml化をする、
という考えをしないと割り切れない。まだ、最初からhtmlを考慮したものの書
き方というのが頭にできあがっていないようなのだ。
 それは例えば、文字を大きくするとか色を変えるということの他に、「やは
り、なるたけ改行が多い方がいいかな」とか「セリフと地の文の間に一行開け
を入れたほうがいいか」など些末にいたるまで及ぶ。
 折角だから、<PRE>タグじゃなく<BR>で区切ってみようかな、など色々
考えてしまう。

 <BR>タグで区切った場合気になるのは横幅、だ。
 あまり横幅が長いと結構読みづらいのだ。
 例えば、この日記などは一行半角で七〇文字で折り返しを入れているが、八
〇文字だとおそらく、ちょっときついと思われる。
 既にアップした二つの短編は一行およそ八〇文字で統一しているが、これは
一行ごとに「空行」を入れてバランスを取ってある。
 文庫本などだと、一行だいたい全角で四二文字程度。半角八〇文字でもおか
しくは無いはずだが、やはり「行間」が問題なのだ。

 背景の問題もある。
 背景にJPEGを使って綺麗にすることもできるが、ファイルをダウンロードす
ると、その背景は無くなってしまう。一緒にダウンできないのだ。もちろん、
キャッシュに入っている間は見えるのだが。見返すことを考えると、背景絵が
無いものを最初に作るのが原則だろう。
 背景の色は物語の印象を作用する可能性があるので、慎重にならなくてはな
らない。ここで多いに悩む。
 いっそのこと、テーブルタグで区切り、シーンごとに背景の色を変えようか
とも思ったが、その命令はNETSCAPE2.01では使えないのであった。背景の色を
かえようと思ったら、ファイルを区切るしかない。まあ、それはそれでいいの
かもしれないが……。
 ネットスケープゴールドをダウンしようかと本気で悩む。それとも一気に
4.02か? お試し版だろうけど……。皆はどんなツールでHTMLを作っているの
だろう。
 結局私は、<BODY>の設定以外は秀丸エディターで手打ち、になってしまう
のだが。




 ……しかし、つくづく私は「理屈っぽい」奴だなあ、と以上を読み返して思
った。もっと、しゃっきり、できないのか(^_^;
 (22:11)

1997年5月14日 (水)

 上からの続き、みたいなものですが。

 看板のフォントの大きさ一段階上げてみました。
 <size=4>です。何も指定しないと、<size=3>になってしまうようですね。
 ちょっと画面が暑苦しくなってしまいましたが。
 もう少し中身がつまってきましたら、各部屋への案内だけに整理してしまう
つもりです。今は全内容が一望できる、というのを最優先にしているので。
(0:13)


 ということで一応、「パーマン・リターンズ」、プロローグのみ公開。これ は結構疲れました。悩みました。一応暫定公開です。私がパロをやるとこんな 感じになります。  肝心のEVA計画はなかなかすすまない。「一から始めるエヴァンゲリオ ン」は、EVAを知らない人に簡単にそれを説明し、なおかつネット上の活動 状況を説明するというページなのだが……難しい。なるたけ一枚のファイルに 完結にまとめ、あとは大量に人様のページのコンテンツにリンクを張りまくる という外道企画なのだが……。悩む。  それから、DEEP EVAはEVAの私的考察とEVA小説がメインになる予定。EVA 小説は「綾波配給計画(仮題)」と「福音白書(仮題)」の二つ。前者は、あ る日、「愛玩クローン」の女の子が、主人公(高校生)の元へ届いたら、とい う電影少女のような話。後者は「実写エヴァンゲリオン」を撮るスタッフと役 者によるアメリカの夜のような話。三時間バージョンのエヴァンゲリオンのシ ナリオも同時掲載という欲張り企画。まあ、企画倒れの可能性もありますけれ ども……。(4:33)
 だあー。  TripodのFTPサーバーがダウンしていて、ファイルのアップロードができな い……。しかたないのでGeocitiesにパーマンリターンズだけアップロードし ておく。  GeoCitiesを使っている柊さんからメールの返事をいただく。  カウンターの付け方が分からないと書いていたら、GeoCitiesのヘルプの ページを教えてくれた。さっそく行って文章をダウン。よかった。これでまた 一歩野望に近づいた(by さるマン)  しかし、GeoCitiesの方でもうこれだけのことができるとなると、Tripodの 方は放棄してもいいかな、という気分になる。いや、単に今サーバーがダウン しているんでいらいらしているだけなのですけれども。  上の日記の文もここまで書いたのにアップできないなんて……くやしい。  しかし、ここも日記だけでも案外一杯になってしまいそうな予感。  なんと言っても200kだし。  ……計算したら合計124Kだった。そうか……やっぱり結構危ないな。  メールの中で、GeoCities同盟(仮題)なるものを作ることを約束する。  日本人でgeoを使っている人のリンク集である。  私と同じ間違いをやる人も多いだろうし、この記録がなにかしらの役にたて れば幸いである。  伝言板とかも設置するとか……ぶつぶつ。いろいろアイデアはある。  もっとも広げすぎて、収拾がつかないという説も。  とにかく、カウンターをマスターしたらいよいよ検索サイトへ登録だ。  うう、もっと、もっと駆け足でやらねば。  倒れる時には前のめり(意味不明) ***  またまたcherry女史からも返事が。  ネットスケープは重ねてインストールしても大丈夫なはずだよ、との返事。 おかしいな、じゃあなんで私のは動作不良おこしてしまったのだろう。  しかし、さすがにいろいろ詳しい情報を知っていらっしゃる。勉強になりま す。やはりもつべきものは友人であるということわざをかみしめます。 (6:06)
 ぷち切れ。  tripodのFTPサーバーいつまでたっても回復せず。仕方ないのでGeoCitiesの パーマンページにカウンターをつける。やってみると驚くほど簡単だった。  しかし、これは何かの運命の警告かもしれない。容量もいっぱいになってき たし、tripodを卒業する日が近づいているのかも……。Geoにきちんとした看 板をたてることを考えるか。今日みたいな日が続くようならtripodの放棄も考 えなくてはいけない。(15:24)

1997年5月16日 (金)

 14日にあまりにトラブル続きで疲れてしまい、15日は更新を止めてしま
いました。

 上の日記を書いた後、Tripodのサーバーのページに行き文句のメールを送る。
それからしばらくしてサーバーが回復していたので、慌ててアップをした。
 新着メールの整理。と、tripodのシステム管理者から返事が来ているのに気
付いた。面白いので、私の書いたコメントと一緒に下に載せてみる。


>comments : Your FTP server dosen't work now.
>I can't do UpDate my own Homepage.
>Message tells me "in about two hours",
>but this trouble has kept for 12hours over.
>I wish your doing maintenance as soon as you can.
>
>moriver,tokyo,Japan


Our server was not working properly,
but the problem has been fixed.
I just used it myself to verify that it's working.
Thanks for your patience!

-Erin
 ……何が面白いって、絶対「I'm sorry」とは言わないのが、いかにもアメ
リカンだなあ、と(^_^;
 「もう直りました。頑張りました。我慢してくれてありがとう!」
 ですからねえ……。
 私のページなんて一番最初の文字が「sorry」ですから。もう、見間違うこ
となく「日本」です。


 しかし、それはそれとしてやはりTripodの扱いにもそろそろ限界が出ている
のかもしれない。まだ、かなり不完全ではあるが、人様からリンクしていただ
くことや、検索登録のことを考えるとtripodのアドレスのままでは、問題も多
かう。せっかく来ていただいたのに結局、Geoにつながなくてはならないわけ
で。
 やはりメインはGeoに置いて、tripodは補助メモリーとして活用というのが
本筋ではないか。二つのサーバーを置いて益するところがどれほどあるのか、
とも考える。

 ……最初の予定ではtripodにIndexのみのページをどかんと作って、コンテ
ンツはGeoに置くというものだった。つまり一応のトップページはここ、とい
うことだ。しかし、ここ数日の動作不良で不安が起こった。そもそもここにこ
だわったのも単に、カウンターがある、ということだけだったのだ。
 Geoにカウンターもついたことだし、そろそろ引き際では、と……。

				***

 サーバーダウン中に昔書いたものをさらに一つHtml化する。FOLLOW2AV編で
ある。ああ、この頃は結構短期間に色々書いたなあ、と懐かしく思い出します。
ほんの数カ所だけ直したが、後はそのままにして<PRE>タグで囲っただけの
もの……。
 しかし、こんな遺物みたいなものいつまでもいじくり回していてもしょうが
ない。早く、新しい作品を仕上げていかなければ。
 特にパーマンリターンズはもうアップしてしまった以上、引き下がれません。
 うう、ホントに大丈夫なのかなあ、こんなんで(^^;

				***

 本屋を徘徊している内に、ふと「ドロンズ日記」を手にしてしまう。あの猿
岩石の後に「電波少年」の番組企画で南米アメリカヒッチハイクをしているあ
の二人である。ぱらぱら見ていると、あまりにも同行二人の書き方が違う。太
って気分屋の石本と、痩せてちょっときざな大島の二人。
 前者はまるで小学校の作文のように「感動した」「泣いた」「腹が立つ」と
感情の言葉が多く、短い。最後はたいてい「明日は〜やるぞ!」と決意文にな
っている。
 一方、その後者、大島のは書き込み量がものすごい。そもそも字のポイント
がこっちの方が小さいのに、分量は3倍以上ある。明らかに人に見られること
を前提にした文章だが、なかなか読ませる。それに割と泣ける。特に、一度ギ
ブアップした時の下りでのスタッフとの争いや、世話になったという現地日本
人のおじさんの話の辺りは結構考えさせられる。

 ちなみに私はその前の「猿岩石日記」は買っていない。あまりにも世間が騒
ぎすぎていて私の心が引いてしまったのだ。騒がれる前は、ビデオに録画して
まで見ていたものだが……。
 猿岩石はお笑い芸人として出発したはずなのに、なぜか「他局」は彼らを感
動的旅を終えたヒーローのように扱っている。今や藤井フミヤの曲を唱うミリ
オンセラー歌手に変身してしまった。日に日にたくましさとも、ふてぶてしさ
ともわからぬ雰囲気を身につけていく彼らの姿に、私はすでに関心を失ってい
る。
 突然舞い込んで来たこの「ジャパニーズドリーム」のような状況に、彼らは
まだどこかで騙されているんじゃないかととまどいながら「旅」を続けている
つもりなのかもしれない。しかし、その旅ははっきり言って、あまりにも「パ
ック旅行」すぎる。それも最高級の「パック旅行」だ。パックに私は興味は無
い。

 「ドロンズ日記」は読んでいるとスタッフとの話が多い。「猿岩石やらせ発
覚。途中飛行機を使用していた」という日本の新聞記事をスタッフに見せられ、
「どう思う?」と尋ねられた、とか、ヒッチハイクに成功しても「今のカメラ
撮ってなかった。もう一度」と見送らざる得なくなったり……。
 そういう中で「自分達の旅ができるのか」というような話題もしょっちゅう
でてくる。偶然をどこまで楽しめるのか、という一方で、何ができるのかをか
なり真剣に考えているようにも見える。
 猿岩石日記にもゴーストライターがいるのではという疑惑があったが、私自
身はそんなゴーストライターがいたとしたら、そんな商売さっさと止めてデビ
ューしろ、と言いたい。

 よく、旅先でやたらと親切な人に出会うなんて不自然だ。仕組んでじゃない
か、という声も聞く。しかし、本当のところはどうあれ、私自身の短いながら
も野宿しながら続けた貧乏旅行の経験からして、世の中には「案外」親切な人
が多いものだ。もちろん、盗難にあったり、なんか怪しげな人に狙われたりと
か危険も多いが、数的にも質的にもやはり「親切な人」の方が多いと思う。
 地方だから、というのもあるからかもしれない。それでも町でも親切な人は
いる。この世に善意なんて無いなんてすねている人は、一回、一月でも二月で
も貧乏旅行をして確かめてみるのもいいかもしれない。実際世話になってみる
と「ああすまないなあ」とか「ありがたいなあ」と素直に思えてくるものだと
私は思う……保障はしないが(苦笑)。


 まあ、個人的にそういうことを思い返させてもらったということで、一応ご
報告まで。ちなみに「深夜特急」は読んでいません。立ち読みで一巻の頭だけ
見ましたが……かなり、心の準備が必要そうな内容です。いきなり、インドの
安宿で無為の生活を過ごしているシーンから始まり、隣のオランダ人が惚けた
表情でぶつぶつ唱っているのを見て、「このままでは」いかんと「私」は出発
を思い立つ……。すごいシチュエーションである。そして、こういう構成がで
きるのはプロの仕事だ。いつかは読みたいとも思う。

 しかし、ドロンズ日記、思い返して見るとよくあれだけの分量毎日書けるよ
なあ……。毎日、最低1、2時間はかかるぞあれは。……やっぱりゴーストラ
イターか? (^_^;  (22:29)



ちなみに日本テレビ電波少年のページはここ。
進め!電波少年


1997年5月17日 (土)

 今朝がた5時頃、パソコンに向かっていると、珍しく父が早起きして来る。
しばらく隣の今で碁の練習にふけっていた後、いつの間にか私の背後からモニ
ターをながめていた。
 「パーマン・リタ……? 何やってんだ?」
 侮蔑な声。
 慌てた私は、別にいいだろ、とむなしい反論の声を上げる。
 はっきり言ってエロ本を見つけられるより恥ずかしい。この世に生を受けて
四半世紀。何を今更「パーマン」だ……。自嘲。

 で、そのパーマンであるが。にもかかわらず「初めに」と「リンク」を追加。
リンクといっても何も無いので、勝手に関連箇所に張らせていただくしかない。
その他、「友の会」と称して、ここにリンクを張ってもいいという人も募集し
てみる。かえって怪しさが増すという説もあるが……まあ、本編だけだとあま
りに暗いので、ね。

 進展は他にもある。エヴァ小説ジャンキーの高原さんがリンク集で「パーマ
ン・リターンズHomepage」につないでくれた。ありがたいことである。その恩
にはきちんと報いたいと思う。

			***

 昼前、11時頃富士通サービスセンターから電話がかかってくる。昨日、モ
ニターのデバイスの調子がおかしいと連絡を入れたら、「翌日折り返しご連絡
します」との返事をいただいていた。
 徹夜明けで眠っていた私は寝ぼけ眼のまま、コードレスホンを握りしめる。
いきなり「再インストールガイドをお持ちでしょうか」と女性の声で尋ねられ
た。
 はい、ちょっと待ってください、と我ながら眠そうな声で答え、マニュアル
類を入れたビニールケースを漁る。1分半ほどで、ものは見つかった。
 はい、ありました。
 「じゃあ、そこの32頁を開いてください」
 なんだか通信教育みたいだなあ、と思いつつ開く。「ディスプレイデバイス
の再インストール」とある。
 「そこに書いてあります」
 ……。



 それでも個人レッスンはマニュアル通りにつつがなく進んだ。
 「立ち上げてくださーい」
 はい。
 「プロパティを確認してくださーい」
 はい。
 「アプリケーションCDを入れてくださーい」
 はい。
 「ディレクトリーを選択してくださーい」
 はい。
 「インストールしてくださーい」
 はい。
 「はいを、押してくださーい」
 はーい……。

 もしこの場で「じゃあズボンを下ろしてくださーい」と言われても従ってし
まいそう……という、妄想すら沸き起こる中、無事、モニターのドライバは回
復した。(結局"ATI mach64 PCI(JAPANESE)(DirecrDraw)"という名前のやつ
だった。……このファイルには気付いていたのに。なんで試さなかったんだろ
う)
 ついでなので、新しいデバイスの配布は行っているのか、とか、モニターの
色設定は256色でも大丈夫なのか、と色々尋ねてみる。
 前者は、ニフティや富士通のwebサイトで行っている、後者については256で
もtruecolorでも人間の目にはほとんど分からない、との返事。

 レッスンも終わり、自分のページの文章をネットスケープで確認してみる。
 うむ? い、色が違う。
 例えば「PERMAN RETURNS」のページのロゴはorange色に指定しているのに、
どう見てもただの黄色だ。他にもslateblueが灰色だったりと、ろくなことは
無い。ディスプレイの設定を「256色」から「truecolor16ビット」に変えたら
問題は治まった。やれやれ、である。

 HTMLの色指定は、他の人のページを見る限りでは大概「#FFFFFF」と直接RGB
コードで指定してある。私の場合、HTMLエディターを使っていないので、色に
ついてはマニュアルを見ながら、「名前指定」で打ち込んでいる。どっちが本
当はいいのか、と言えば、やはりRGBコードで指定してやる方がいいのだろう。
redやorangeといった名前指定では、見ているブラウザのバージョンによって
対応していない可能性もあるからだ。

 まあ、それでも今はnetscape2.01という昔のバージョンでチェックしている
ので、さほど問題は無いとは思う。問題は、その後またバージョンアップした
ブラウザでチェックするようになったら、だが……まあ、その時にあらためて
考えよう。我ながらいい加減ではあるが。(20:33)


戻る
1