MORIVER'S SWEETEST DIARY 更新日記 (15)


8月 9日(土) 突然ですが/白線流し/煮詰まり/つぶやく
8月 10日(日) 一日たち/プレデターでみるアクション考
8月 11日(月) 掃除中にて失礼/仮面ボクサー
8月 12日(火) 誰にもどうでもいい挫折な話/失う見当識
8月 13日(水) 夏休み/新着掲示板/ジャンキーズ・トーク
8月 14日(木) 1万5000に大感謝/レッツ・ビギン!(?)
8月 15日(金) 戦争記念日/戦場にかける橋/ミール/散歩



1997年8月9日 (土)

 突然ですが
 私、結婚しました。


 ……嘘です。
 寒い……。


			***

 すいません……。
 もう最近ネタがつまってつまってしょうがなく、とうとう気が触れてしまい
ました。
 この手の冗談は通じない、という方もあるやもしれませんが。
 どうか、どうかお許しください。(ぺこぺこ)m(__)m

			***

 本当は日記なのですから日々のことを書くべきなのでしょうが、日々はそれ
ほど面白いことばかりでは無く。特に今日一日したことと言えば、本屋で立ち
読みをしたことぐらいです。収穫もありませんでした。
 後、テレビも少々見ました。昨日録画した「白線流し」なども見ました。
 毎日新聞のテレビ欄紹介の記事がふるっていました。「SF」「悪魔的」
「どうにでもしてくれ」「今時ありえない純」……大絶賛です。

 永瀬が格好よかったです。酒井美紀はまあまあ可愛かったですが元気があり
ません。このドラマは珍しく女性の元気が乏しく、男は報われないが渋い。
 酒井美紀は都会に染まる大学生を演じていました。彼女とつきあう男という
のがDJ(役上も本人も)でいかにも、という感じでした。ただ、その気にさ
せていい気になっている酒井美紀の態度にも確かにちょっとむっと来たので、
あまり強くは責められませんが……。でも、女の子にそんなこと言ったら格好
悪いよな……。

			***

 なんとか小説を書こうとあがいてはいましが。イマジネーションが膨らまな
い……。半端なままでは書きたくないので……。もうちょっと妄想を膨らまし
てみます。

			***

 世界陸上。
 千葉真子と織田裕二、仲良すぎませんか?

			***

 完全にお茶濁しでしたね。ああ、冒頭の嘘消すべきかどうか非常に悩んでい
ます。なんか悲しい響きありますものね……でも……笑って許してください。
 日々が……無為に過ぎてゆく……寒い……いや、暑いのか……。
 もう既に「森川さんやばいよ何かあったの?」という声が聞こえてきそうで
す……。
 何も無いです。それが問題なのだ。

(8/10 0:13)



1997年8月10日 (日)

 すっかり「壊れた」寒い発言をして一日。案の定というか返答に困るという
ニュアンスたっぷりの反応をあちこちでいただきました。ご結婚おめでとうご
ざいます。ありがとうございます……。大体こんな感じで。ファイルのトップ
だからこそできたわけですが。調査によるとおよそ30人前後はいるらしい、
この日記を見ている方々、本当にすまんでした。でも、消すのも何なので、こ
のままにしておきます。クレームがつくまでは(^^;

			***

 今日、淀川さんの解説ある日曜洋画劇場で最後の40分ほどだけ「プレデ
ター」を見ました。
 監督は「ダイハード」のジョン・マクティアナン。よく見ると両者の共通点
が随所にみられます。

 まず主人公は限られたシチュエーションの中、泥だらけ、傷だらけで孤軍奮
闘します。プレデターの場合は南米の奥地、敵は透明シールド能力を持つ宇宙
人。途中から見たので、前半は知りませんが、とにかくストイックに問答無用
でひたすらアクションが続きます。一歩間違えば凡百の作品になりそうなこの
映画を、かくも「必死に戦う男は美しい」と感じさせる監督の力量はかなりの
のものです。

 それから、その相手を倒す方法も「機転」によって生まれます。現場にある
ものを使い、意外な方法で相手を倒す。単なる力技では無い所がポイントなわ
けです。

 そして何より「画面としての美しさ」。
 ダイハードでも手持ちながらも的確なアングルを駆使した小気味よいカット
の連続が臨場感を高めていました。ちなみにダイハードの撮影監督は後に「ス
ピード」で有名になったヤン・デボンで、他にも「ブラック・レイン」なども
手がけています。美しく、迫力ある、そしてややドキュメンタリックな映像を
撮らせたら天下一品です。ブラックレインの大阪の街の風景は、当時から話題
になりましたし。この作品も一見の価値ありです。

 プレデターに話を戻しますと、ヤンデボンかどうはか知りませんが、やはり
カメラ動きにダイハードに似たものを感じます。というか、アクションものの
お約束をきちっと、さりげなく使っているのが解ります。

 アクションものの動きって何、と疑問に思う方は「エル・マリアッチ」とい
う作品を見るとよろしいかとと思います。制作費わずか百万円のメキシコの映
画です。後にハリウッドに買われ大受けしたのですが、それはつまりここには
アクションものの王道が全てつまっているからに他なりません。
 ローアングルからの撮影。ここぞという時のスローモーション。そしてとに
かくカメラは動く、動く。人がでてくれば顔へカメラごと寄る(レンズのズー
ムで無いのがポイント)。動きのあるシーンでは一つの構図から一つの構図ま
でカット無しのワンカットで収める。何か展開がおきる時には人物の顔や態度
で簡単に前置きがある。背景はなるだけ激しく変化するように撮る……。
 プレデターではこのお約束がきっちり込められているのですね。とにかくカ
ットが小気味よい。単調じゃ無い。ひどいアクション映画ですと、銃を撃つ主
人公と倒れる敵のカットを繰り返すだけだったりして、なぜか眠気を誘わたり
もするのですが……。

 美しい、すごいと思ったのはその爆発シーンです。ロングで爆発の破片が飛
ぶさまをやや逆光気味で撮っております。敵の放つ光線が物にぶつかったとき
にはじける爆発は花火のように妙にきまっています。
 昼は昼で太陽光の美しさをたっぷり使います。空気を写す、とでも言えばい
いのでしょうか。有名なのは黒沢明の「羅生門」でつかった太陽を木陰越しに
追うカットなどがそうですが、もちろんプレデターでもこれらは使われます。
ダイハードでもやたらと逆光が使われていましたが、強い光源をあえてカメラ
にいれる事で、空気感を感じさせるのですね。のぺーっとした感じが消えいい
感じになります。

 森と水というのもいい取り合わせです。水はそれだけで少しエロチックでも
あり、かつ心がなごみます。滝壺のシーンなど太陽の照り具合なども含めてな
かなかよかったです。
 エヴァ夏映画でも水は効果的に使われていました。わざわざ水監督として魔
砂雪さんがクレジットされていましたが、難しいだけに効果は高いのです。そ
の点「もののけ姫」は濁流のシーンなどもありましたが少々水の描写は弱かっ
たです。個人的には「紅の豚」の中盤、曇空の下のアドリア海(カーチス襲撃
の直前)などが好きでしたが。

 プレデターは最後、シュワルツネッガーのトラップにひっかり、覚悟の自爆
を試みます。逃げるシュワ。背後から爆発。白い画面。
 揺れるヘリコプター。表を見るとキノコ雲があがっている。
 煙立ちこめる中、ヘリは人影を見つけます。
 爆心地に向かって、腰に手をあてて仁王立ちするシュワちゃんです。
 そしてヘリの中。
 早朝の日差しが泥だらけのシュワの顔にそそがれます。
 遠い目をした無言の彼。
 白く明かるさを取り戻した空に向かってヘリは消えてゆく……。

 いいですねえ。
 宇宙人とひたすらジャングルで戦うというだけの映画なのに。
 そこには戦うことの美しさ、興奮、そして寂寥がしかと込められています。
 たしかに最後、ちょっと宇宙人の姿をはっきり写しすぎという感じもしまし
が、大まかな所、この映画は私好みの作品です。2はひどかったけど(^^;

			***

 妹情報(^^;
 スペースシャワーTVでウルフルズの「それが答えだ」が歌詞つきで流され
たとたん上と下の二人の妹たちは大合唱しはじめた。ついさっきです。……今
何時だと思ってるんだ……。

(8/11 0:27)



1997年8月11日 (月)

 急に思い立ち部屋を掃除している。
 特に行き場を失いひたすら積み上げられたままの本を切り崩しては掃除機を
かけるのはむなしい。いつ買ったのだかも忘れてしまったブルーバックスなど
がでてくる。「利己的遺伝子とは何か?」。ドーキンスの説を簡単にまとめた
本だ。一時ウィルス関連にはまって買った本のうちの一つだ。もう一年近く前
のものだな。

 ベッド脇などには抜け毛が散らばっている。犬か猫じゃあるまいし。ふう。

 なぜか昔の年賀状。ああ。とうとう暑中見舞いださなかったなあ。もう残暑
見舞いだ……。

 「仮面ボクサー」。島本和彦の傑作の一つだ。ボクシングコミッショナーの
息子が仮面ボクサーとして、世界征服を狙う怪人ボクサーと戦うというヒー
ローパロディものだ。なぜか男女の理不尽さを描くエピソードが多いのも特徴。
敵の超美人ブロンドボクサーに惚れてしまったり、気になる女の子を超絶ハン
サムな色男「食虫植物ボクサー」に奪われ怒ってみたり、その女の子に仮面ボ
クサーであることを告げられず苦悩したり……熱血漫画の王道がここにある。

 って読んでる場合じゃない。
 他にもテーブルトークRPGの不朽の名作「クトゥルフの呼び声」のルール
ブックありと、なかなかさまざまな記憶が喚起されて事が進まない。

 現状、ちらばった本に囲まれどうしようかと考えあぐねている。もうどうに
も収まる筈がないのだ。適当に掃除機をかけたらまた隅に束ねておくしかない。

 日記を今日の分書いていないことに気づき慌ててこうして、キーボードに向
かっている。なんか前にもこんなこと書いた気もするけど……まあいいか。

			***

 今日は牛丼と水餃子を食べた。水餃子は少し茹ですぎだったのか皮がかたか
った。

(8/12 0:50)

			***

 確認。6月18日にも大掃除のことを書いている。ということはそれ以来ま
ともに部屋を掃除してないということか? 汚いなあ、我ながら。部屋はその
人の心を表すというけど、この整理されていない混沌状態はまさに俺の内心そ
のものだな。やれやれ。ま、一応「超整理法システム」により日常には問題無
いのだけど。その極意とは「よく使うものは近くに、あまり使わないものは奥
へとしまわれるのだから、自然にまかせておけばいい」というもの。いいこと
言います野口先生。テレビで見る限りではおしゃべりは苦手のようですが(^^;
(8/12 0:58)

			***

 もう一つあった。伝言板の調子が悪くご迷惑かけております。なんとかしよ
うとも思っているのですが……いかんともしがたく。感想等はメールでとりあ
えずお願いします。(8/12 1:04)



1997年8月12日 (火)

 上の伝言板、どうもサーバー(lpage)のシステムが変わり、書き込み用の
フォームが新しくなった故の不調でした。とりあえず、初期設定用に用意され
たものを張り付けておいたので、書き込みはできます。もっとも、お世辞にも
使いよいフォームではないので、近いうちにカスタマイズし直すつもりです。

			***

 さて、もう数日前のことだが告白してしまおうと思う。
 実は「ジヲシティーズ同盟」のための企画として「yahooに登録されている
geocitiesの日本語ページのURL一覧」というものを作る予定だった。
 そのため、yahooで「geocites」を入力、出てきた407件分をひたすらコピー
し、テキストに張り付ける……。20件づつ表示されるので21ファイル分。途中
10ファイル目、200件ほどまでは順調だった。
 しかし、11枚目。見ると、ファイルが途中で切れている。まいった。どうも
ダウンロードする時慌てて次のファイルに移動したのがまずかったようだ。
 まあ、前のファイルの末尾に「11枚目」に飛ぶURLが書いて有るのでもう一
回、ダウンロードしにいけばいいや……で飛ぶ。
 しかし、予感があった。
 まさか。
 おそるおそる総件数を見ると416件になっている。二日で、9件増えているの
である。ってことは最初からやり直し……?

 実はyahooで検索したのは今回が初めてではない。
 2ヶ月前、同盟を作ったばかりの頃にも一度調べたことがある。その時には
200件ちょっとだった。yahooは比較的だぶりが少ない方でわりと正確にサイト
数を反映しているはずだが(皆無では無い。それは今回確かめて感じている
が)、この短い期間に一気に倍、とは。うーむ。

 というわけで今回密かに進めていたこの企画も挫折。
 200件もいちいちリンクコピーした苦労は一体……。

			***

 また最初からダウンロードし直すか……。しかし面倒だ。いっそyahooへの
リンクだけつけてごまかすか。いや、そもそもこんな行為に意味があるのか…
…。ここ数日何かいいアイデアがないかと考えていたが何も浮かばない。すっ
かり頓挫である。

 最初は、まあ、geoのリンクがずらずらと並んでいたら壮観だろうな、と思
ったのがきっかけだった。それにこちらからリンクが張ってあれば、勧誘もし
やすいだろうな、とも……。

 とりあえずyahooへの直接リンクでも作ってみるか……やれやれ。

			***

 今日。
 マクドナルドにて。
 140円のダブルバーガーをほおばり、バニラシェイクを飲みながら呉智英の
「読書家の新技術」を読んでいると、「ハイスクール・ララバイ」が流れてき
た。ふと見回すと閉店間際の店内には私以外誰もいなかった。なんだかなあ。

(8/13 0:38)



1997年8月13日 (水)

 全国的にお休みです。
 帰省した人が多いのか掲示板はどこも閑散としています。

 予備校に行くと講義が無かった。夏休み日だったらしい。なんとなく惰性的
に今日もあると思っていたのだが……いかに私が無自覚的に生活しているかの
証左と言えよう。

			***

 庵野監督の次回作、もうクランクインしているようです。
 何でもデジタルカメラ2台使って、ドキュメンタリー的に撮るよう。一台は
自分で持つ、とか。まるっきり自主映画である。
 元々自主制作の8mmで「ウルトラマン」などの実写特撮を作った経験はあろ
うが……人間ドラマの下手さはエヴァを見ても感じるので、多分失敗するので
はと予想する。無論、面白いのができればこちらとしても嬉しいが……でも、
ねえ。
 詳しくは、「オンラインマガジン電影森林」の庵野監督の対談記事を参照の
こと。
 それにしても鴻上さん、そんな下手に出なくても……(^^;

			***

 lpageの伝言板。どうにもうまくいきません。
 書き込みしても文字化けばかり。日本語書き込みだと動作が不安定なようで
す。
 どうしようかと私のホームページ制作当時からお世話になっているパターン
青!さんのページを見ると、新しい掲示板がついている。どうも、無料で貸し
出しの掲示板であるよう。そのまま勢いで登録してみる。
 初期設定は相当へぼいが、カスタマイズすればかなり使える様子。ただし、
一体一度に何バイト表示できるのか、などはわからない。不安だらけであるが、
日本のサービスだからlpageよりかはなんぼかましであろう。
 当たり前の話だが無料サービスを扱うことはそもそもがリスキーなのである。
 タダより高いものは無し。でも、使ってしまうんだなあ(^^;

 その新しい掲示板のURLは以下の通り。

 http://www.noah.co.jp/~softwind/cgi-bin/board.cgi?ID=066

 Free Service -- Softwind Productsというところの提供です。
 サービスの説明の仕方が頼りない感じがなかなかオツです。

			***

 最近本屋に行く度にインターネット関連の書籍、雑誌をよみあさっている。

 法学セミナーで「電子マネー」の特集をしているのが興味深かった。法律学
関係では、従来、猥褻画像関係で「リンクも引用行為として処罰されるのか」
とか、インターネット上の著作権の扱いはどうなるのか、が主テーマだったが、
今や整備されつつあるネット決算における法的扱いがホットな議題としてあが
っているよう。
 法改正もろくに無いまま、クレジットカードやプリペイカード関連の犯罪に
対しては「判例」という形で刑法の修正適用を進めてきたが、果たしてネット
上における電子決済に関してはどう対処してゆくのか。法律をいじりきれない
理由の一つは、この手の電子産業は情勢の変化が激しく、なかなか「解答」が
出ない点にあるのだろうが……。やはりセキュリティの責任所在、クラッキン
グによる詐欺等に関する犯罪の法的構成は現行のままでは難しそうだ。
 やればできないことは無いだろうが、成文化しなければ国民側としてのコン
センサスはなかなか得づらいだろう。問題はネット上にある種の不文律的常識
感覚を作ることにもかかってくるのだから。
 とにかく社会の側からとすれば商用化というのが気になるのだろう。ネット
上の取引金額も去年の40倍になったとも聞くし……(何百億? 詳細は忘れ
た)。

 まあ、それはそれとして気になるのは個人ページの制作である。
 HTMLの書き方本にくらべ、実際の運営のノウハウ、中身のあるページ、つま
りネット上で共有財産になるうるページの作り方、という点について述べてい
る本は少ない。
 家庭用ビデオの編集と同じ感覚で「家族旅行報告ページの作り方」などを紹
介している雑誌などもあったが、そんなもの誰が見たいというのだ?
 やはり自分自身の興味と他人が見たがるもの、という両者の適度な結合が
WEB上のページ制作の一つのポイントであろう。

 個人的には「個性全面重視型」と「資料整備型」にわけられると考えている。
 前者は日記や、その他独断と偏見型の批評などがその代表だろう。私のサイ
トも一応ここに属する。
 後者は、日々うずもれてゆく雑多な情報の集積、および発表などが主になる。
新聞記事もそうだし、さまざまな分野の調査結果、書籍一覧などデータベース
がその例である。個人でやるのは大変だろうが、マイナーな分野ではかなり有
効であるとも思う。私自身がエヴァリンクをデータ中心サイトに絞っているの
もここの部分が自分には足りないと自覚しているからである。

 いずれにせよ個人サイトは「読まれる」ということを明確に意識して他人が
面白いとか役立つとか感じるようなものを……目指すといいんじゃないかなあ
と……ネットジャンキーは自分の行為を正当化したいが故に思うのであります
が(^^;

 なんか記事を読んでいると「チャットで数時間を無為に過ごすインターネッ
ト中毒が」うんぬんというがちらほらでてきて「これって俺じゃん」と自分自
身に危機感を覚えるのですねえ……。うう、手遅れ?

(23:44)



1997年8月14日 (木)

 この所日記のアップが遅くなり申し訳無いです。特に昨日はアップしたつも
りでいてどうもうまく転送されていなかったようで、改変は今日の朝4時頃に
なってしまいました。今も日付的にはもう15日です。癖になっていますね……。

			***

 それはともかく、先程1万5000ヒットいきました。ありがとうございます。
と同時に日記以外ろくな更新をしておらず申し訳なくも感じております。
 どうもこの日記、見ているのは一部のコアな方々(失礼)だけになっている
ようですね。まあ日記というより私の「つぶやき語録」みたいになってますか
らしょうがないのですが。
 アクセス解析によるとなぜか今日14日の朝5時代に95ヒットという最大風速
がおきて以来、ぱったり人が途絶えてしまっています。やはり帰省のせいなの
でしょうか。もしくはお盆休みを利用して旅行やら海やら……。ふふ。私には
もっとも縁の薄い生活ですな……。

			***

 昨日のネット談義を書いてから、軽い自己嫌悪に陥りました。偉そうに書い
ているこの自分は何なのだろうなあ、と……。
 例のOB会出席を機会に大学時代の先輩やら後輩やらから色々メールをもら
うようになったのですが、そういう人からこっちの生活はどう見えるのかな、
と想像するとどうも「いやーな感じ」な自分が浮かびあがってきてしまうので
すねえ。
 正直、貯金食いつぶし状態ですから。ちと真面目に実生活にとりくまないと
……もしかしてやばいことになってるのではと、危機感を覚えまくりなのです。

 まあ、これ以上書くと本当に「大学生がノートの隅に書いた人生論」になっ
てしまうのでやめましょう。こういうことは小説でも書いて消化しようっと。
何しろ次回はまた「暗きパトス」の結晶「パーマン・リターンズ」ですから。
あと、同盟でもお世話になっている蘭間林さんのページの五萬回ヒット記念用
の投稿小説もあるんだった。
 それにもちろん勉強も。実は受験生なので私は。そう言い切れない部分があ
るのがまた悲しいのですが……。
 いかんいかん。レッツ・ビギン・ポジティブや! (^^;

(8/15 1:01)



1997年8月15日 (金)

 終戦記念日である。
 とは言えこのことについて語る言葉を、私はあまり持ち合わせていない。強
いて言えば父方の祖父は兵役免除しており、母方の祖父は通信兵だった、とい
うことぐらいである。
 戦争は起こすものではなく起きるものである。
 なんて書くと戦争責任を認めないのか、なんて速攻で反論されそうだが、誰
か戦争を起こしたいという人物の一団が起こすから戦争は生じるのだ、という
考えにも私は抵抗を感じる。戦争は日常の社会の問題の延長線上にあるのだと
考えることが私なりの戦争についての責任だと思うのである。

			***

 ソニーがDVDの新規格を提案し、事実上統一規格は決裂状態だとか。その
新規格によれば両面使用タイプで一枚3ギガの容量を得られるらしい。私の
ハードディスクの容量をも越えている。早く完成して欲しい。今、私のハード
ディスクは、ほぼ一杯な状況であり何を削ろうかと日々頭を痛めているので。

			***

 昨夜テレビ東京で「戦場にかける橋」を放映していた。ビデオに録画し夜中
に見た。面白い。
 映画自体は何度も見ているが、今回改めて思ったのは「エンターテイメン
ト」しているな、ということ。
 舞台はタイの日本軍の捕虜収容所。そこに捕虜となったイギリス兵の一隊が
おくられてくる。日本人所長は橋の建設を彼らに命じるが隊長の捨て身の反抗
に合い激怒、彼を牢に閉じこめる。しかし、工事優先のため所長はしぶしぶ折
れ、隊長は自由の身に。部下統率の権利を認められた隊長はかえって橋の建設
にのめりこみ、ついには日本軍の当初の予定以上のものを作り上げる。そこに
は隊長の「後生に残るものを仕上げたい」という思いが込められていた。が、
一方、イギリス軍のコマンドは密かにその橋の爆破の準備を進めていた……。
 大体の話しはこんなである。
 途中、収容所から逃げ出すアメリカ兵というのがいるのだが、この人がらみ
ではなぜかやたらと「美女」がでてくる。サイパンの基地ではブロンドの美女
将校と海辺でちちくりあい、軍紀違反を指摘されしぶしぶ爆破班に加えられた
後も現地の村娘と河でいちゃいちゃしたり……なんで村娘の全員が若くて美人
なのだ、ぜったいおかしーよ、これ(笑)。

 つらつら思うにエンターテイメントのポイントは古来から二つ。ずばり「エ
ッチとアクション」である。これを押さえることが「サービスサービス」なの
である。この「戦場にかける橋」はそれを忘れなかった。ラストはアンハッ
ピーエンドだけどね。そこがまた深みがあってよい。どこかで聞いたような話
だが。
 ちなみに今晩は「フルメタルジャケット」である。これもアンハッピーエン
ドのベトナムものだ。
 しかし、終戦記念日だから戦争映画なのだろうか。すがに岡本喜八の「独立
愚連隊」を今日やるのは無理か?

			***

 14日にソ連の宇宙ステーションミールの隊員二人がやっと地上に戻って
来たとか。ご苦労さまでした。アメリカ人の方は何も書いてありませんでした
がもう先に戻っていたのかな。交代要員を載せたぽんこつミールは今も地球の
衛星軌道上を回っている。がんばれ。

			***

 何もやることが無い日だったので、昼すぎまで眠り、夜は延々と5キロほど
あてもなく一人、散歩していた。夜の空に浮かぶ雲は不思議に綺麗だった。

(23:33)

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