1997年9月1日 (月) 昨日、母が下の妹を連れて実家に帰ってしまった。 父はキリンビールを大瓶で三本を一気に空けた。 夕食は、上の妹が作った。中華スープはまあまあだったが、八宝菜は真っ黒 であった。 私は黙って寝ていた。 今朝、父は朝食も取らずに仕事へ出かけた。母のいないので父の布団は引き っぱなしである。食器洗いは私がやった。 ちなみに母の実家は富山だ。私も富山市民病院で生まれた。雪が降っていた とも聞く。 今朝、母から電話があった。上の妹はもう起きたか、とのこと。一応モーニ ングコールである。父はもう出た後だった。 出ていく時、下の妹は嫌そうな顔をしていた。私にも来いと母は言ったが私 は断った。別に父が心配だったわけではない。ただ面倒だと思っただけだ。そ れに無職の身なので顔を合わせるのがつらい。 そんな母の帰宅予定日は3日の水曜日である。火曜は生ゴミださなきゃいけ ないのか。面倒だ。付け加えるなら父は毎晩四本飲む。昨夜は私がビールを冷 やし忘れたので三本しか飲まなかったよう。ふむ。 *** 元プリンセス・ダイアナ事故死。パパラッチを巻くために車を飛ばしすぎた のが原因とか。死に際してまで劇的な人であった。事実というのは非情で奇妙 なものだ。事故現場を、そのパパラッチはひたすらフラッシュで撮影しまくっ ていたという。事故現場はパリであったが、一般人の中には撮影していたカメ ラマンを殴りつけた人もいたらしい。気持ちは分かる。 *** 今更ではありますが、ジヲシティーズ同盟にバナーができました。最近同盟 に参加してくれたMannyさんが作ってくれました。芸達者ぞろいでいい感じで す。これを機会にgeoに参加してくれる人も増えるといいのですが。 *** 一応、閉局パーティに出たというネットは、パソコン関係の本も多く出して いるナツメ社のいる「ナツメネット」という所でした。インターネットとBB Sの違いなどについても結構話をして考えさせられました。しかし、名刺を持 ってない私はページの宣伝がほとんどできなかった。 ……ちなみに一番簡単な私のページの検索方法は、yahooで「パーマン」か 「青草亭」と入力することです。前者は二つしかでてきません。後者なら一発 です。って、パーティの間は酔っていたので、そこまで頭が回らなかった……。 「infoseekでmoriverといれればでてくる」よ、とかアホなこと言っていた。 「亘浩」なんて名前絶対覚えていないだろうなあ。終わった。 ちなみに、ナツメネットのメンバーで、WWW上にページのある人のリンク集 はここ。「テキストばかり」と紹介されています。いやはや(^^; ちなみにここもGEOCITIESを利用しています。遅くなりましたが主催者のち ぇりさん&べこさん、お疲れさまでした。 *** アクセス解析を見ると、ここ昨日日記を見ている人はたった11人でした。 とほほって感じです。しかも、全体的にカウンターも減り気味です。それでも なんとか保っていられるのは、エヴァぐりの部屋のもんがさんの看板からリン クを貼ってもらったおかげなのです。それはリンクのあった日からDEEP EVAの アクセス数が高まった事からも明かなのです。もんがさんには足を向けては眠 れません。本当にありがとうございました。 (9:17 a.m.)
1997年9月2日 (火) あろうことに、昨日、上の妹が今頃「たまごっち」を買ってきた。 いや、以前のブームの最中から「欲しい欲しい」とわめていていたのだが、 最近、売っている店の事を聞いてついに手を出したというわけだ。 しかし恐ろしいのは、彼女はほとんど説明書を読まない。今朝になって「こ のままじゃ悪い子のままオヤジっちになっちゃうよ」と、私に説明書を読めと 要求してきた。説明書と言っても小さな紙に30センチも内程度の簡単なもの だ。なぜ、これを読むのも面倒くさがるのだろうか。 今日の午後には、操作するのも面倒になったよう。昇天する日も近い。 *** やっと書き上がった今だから言えるのだが、この所ずっと、蘭間林さんの五 萬アクセス記念のための投稿小説を書いていた。あまり話も事前に考えず、適 当にささっと書こうと思っていたら、話が終わらず、気がついたら40k分にも なっていた。 おまけに、それをHTML化するのも手間取った。最初はWORDを使って、一括変 換したのだが気にくわなかったので、結局、文末にいちいちBRタグを打つこと にした。マウスをつかってコピー&ペーストしてゆくわけだが、さすがに、そ れまでのキーボードの叩き疲れも合わさり、右手が今、異様に痛い。こんなに 酷使してもいいのかしら、という感じだ。 他にも秘密裏に、オリジナルのホームページとは関係無い作品も書いていた りと(こっちも脱稿済み)、さりげなくハードな生活を送っていたのだが…… まだ宿題は山ほどある。 くどいようだが私は受験生なので、そっちもどうにかしなくてはいけない。 はっきり言ってやらねばならぬことを溜めまくっている。まあ、やることがあ るから生きていけるというものではあるが。 *** 玄関の新着情報の所にも少し書きましたが、どうにもメールと掲示板書き込 みにいそしむあまり自らのページ構築がおろそかになっている今日この頃。こ れはこれで楽しいのだが、そろそろ失速しはじめているカウント対策にも何と か起死回生を目指さねばならぬ。ってまた勝手に自分に課題を押しつける私。 何なのでしょうねえ。 *** 今月号のドラゴンマガジンはアスカとシンジラブラブツーショットというこ とで一部、話題になってますが、同時に夏映画の脚本も四分の一だけ掲載され ています。残りは三ヶ月かけて掲載してゆく予定とか。富士見さんもいい商売 しておりますなあ。でも、きっとその三ヶ月後にはフィルムブックが出ていた りするんだよなあ。そういうもんなのだ。 (23:01)
1997年9月3日 (水) 母帰る。下の妹も同様。 みやげに蟹を持ってきた。正確には宅急便で送ったのだが。夕食でまるまる 一匹食べることができた。案外すぐに食べ終えられた。 *** 妹の買ってきた「セブンティーン」や「プチセブン」を見ると、どうも最近 はルーズソックスの他にハイソックスも兼用するのが女子高生の間での流行り らしい。完全にハイソに切り替えるというのでは無く、ルーズと交互という程 度のようだが。 セブンティ−ンでは巻頭でキティちゃんやマイメロディグッズの特集をして いたりと、わりと私が子供の頃のものが流行りとして順番がやってきたような 気がする。まあ、もっともあくまで女子高生が、ということであるが。 それにしても、プチセブンの特集によれば、女子高生の平均お小遣いは五千 円から一万弱というところのようだが、よくそれであれこれいろいろなものが 買えるものだ。絶対と言うほどブランドものは一つか二つ携帯しているし。 マーケティングで、「女子高生に売れるものが流行になる」という言葉を聞く が、それほどの購買力が本当にあるのだろうか。それとも買わなくても騒いで いればそれで、波及効果でそれ以外の世代に売れるということなのか。 余談ではあるが、女性用恋愛シミュレーションゲーム「アンジェリーク」は、 もともと女子高生向けのものとして企画されたらしい。しかし、実際には30 代ぐらいが中心にヒットしているとか。売れてる以上は問題は無いが、この誤 算をゲーム業界はどう考えているのだろう。 って全然ゲームをしない私が言っても説得力はありませんが……。 もういい加減女子高生を気にするのはやめたほうがいいのだろうか。上の雑 誌などを見ても、素人モデルのほとんどに好感を私は得られなかった。単に趣 味の問題と言われればそれまでの話だが……なんでみんなそんなに化粧が上手 いのさ。ふうむ。 (23:45)
1997年9月4日 (木) 玄関にも書きましたが、蘭間林さんの「エヴァンゲリオンっぽいページ」に て、私の投稿小説が公開されています。 しかし……他の人の投稿作品と比べると、私の傾向があまりにも違うので… …なんだかなあと反省している。他の人はプロットをシンプルに、描写と文体 で読ませるものばかりなのに、私のはプロット重視の無骨な感じ。 最初は蘭間林さんの作風に合わせて見悶えするような「少女小説」を書くつ もりだった。そのためまず恋する乙女としてアスカを主人公にひっぱってきた のだが……。 映画にひきずられたのか「人を好きになりそうなんだけど、うまく好きにな れない」というテーマがどんどん大きくなり……わけわかんないじめじめ物に なってしまいました。 途中で「いかんこんな大きなテーマは書ききれない。どこかでこの流れをく い止めないと」とあせり、テーマ自体は最後「まあ、そんなのどうでもいいじ ゃん」と放り出したような形に……。 答えがあるような問題じゃ無いからしょうがないと言えばしょうがないので すが。 おかげで、プロット自体も強引極まり無いものなってしまいました。分かっ てはいるのですが……そこを埋めようとするとさらにさらに話が長く……やっ ぱり私もシンプルプロットにすればよかった。登場人物をたくさん出しすぎた のも敗因の一つですね。 まあ強いて言えば濃度は高いので、再読ぐらいまでは耐えられるかな、と… …。わかりにくいとも言えますが……。 いや、こんな言い方も格好良すぎるな。ずばり言ってつまり「私が屈折しま くっている」と、そういうことなわけで。うははは……はは……は……。 *** 今日は雨。雨と木の匂い。夏の終わりの匂い。 *** 同盟掲示板で園部さんに、昨日の日記について「親父」と酷評される。確か に、「今時の女子高生はワカラン」とか言うのはまごうことなく親父な証拠。 でもね。もう高校卒業してもう7年経つとね。もうジェネレーションギャップ 感じてもいい頃だよね。なんて……。 (16:03) *** それからDEEP EVAのページのタイトルをちょっといじってみました。中身が 無いのならばお色直しぐらいはね、と。 あと、投稿小説の感想も聞かせていただけるとありがたいです。でわ。 (17:24)
1997年9月5日 (金) 今日の昼のことだ。 母が突然、ぽつりと言った。 「夕べの混ぜご飯、マツタケ入っていたの気付いた?」 「え?」 テレビでは笑っていいともで、小沢健二がギター片手に歌っている。 「……気付かなかったの?」 母はおもむろに残りの混ぜご飯を取り出し、昼飯代わりに食べ始める。 「気付かなかった」 いいとも、いいとも、ちゃら、らら、ら、ら、と。 *** もう今更なのに、蘭間林さんに送った自分の投稿小説をしつこく読み返して いる。他人にはどう見られるのか気になって、しまうのだ。 誤字脱字も見つける。描写がおかしい所も見つける。 例えば冒頭。いきなりここでおかしい。 お気づきだろうか。 「逆光で顔はよく見えない」とある。ならばなぜその前の行で「情けない顔 をし」ている、と分かるのだ??? 好意的に解釈すれば「情けない顔立ちは普段からのもので、特徴みたいなも のにすぎない」とか「情けない顔が見えてから逆光の位置に移動した」とも考 えられるが。まあ、はっきり言えば、描写ミスである。「逆光」という描写は 後で書き加えたので、こういう事態になったのだ。 従って訂正するならば、
−1− 「青い海。白い雲。遙かに広がる水平線。ほんと素敵よねー」 デッキチェアの上に寝そべり、冷えたマンゴージュースのグラスを片手 に私はつぶやく。 静かに揺れるクルーザーの船体。潮の匂い。サングラス越しに青い太陽 が見える。その時。 「アスカ」 短パンにTシャツ姿で情けない顔をした散切り頭の男子……碇シンジが 傍らで私の名を呼ぶ。逆光で顔はよく見えない。とすべきであった。しかし、それでもその前の描写で「サングラスをかけて いる」ことも示しているので、逆光でも顔は見えるかもしれない。……いや、 暗くて顔は影でつぶれているのかもしれない。でも、それならばそう書くべき かも……。 *** などと、どうでもいいような所を延々考えている。他の箇所でもおかしな所 は見つけたが、きりがないのでここまでにしておく。うう、書き直したい。恥 ずかしい……。でも書き直しなんてやっていたら新しいのは書けないし……。 *** 現在、同盟掲示板の過去ログ整理中。なんとか今夜中にはアップをしたいの ですが……。 (23:43)
短パンにTシャツ姿な散切り頭の男子……碇シンジが傍らで私の名を呼ぶ。 逆光でその顔はよく見えない。
1997年9月6日 (土) 上に予告した同盟掲示板の過去ログをアップしました。5月31日からのも のですが、もう既に大分前のことのようにも思えます。ネット上でのこの3ヶ 月。めまぐるしい勢いで、環境が変化していきました。知り合った人が増えた ことが何よりも違います。それがどういうことなのか、まだだんとも言えませ んが……とにかく不思議な感じです。 *** ちなみに、過去ログはgeocitiesではなく、tripodの方にアップしてありま す。何しろ全部で450kですから。geoに入れたらすぐにパンクです。テキスト のみで容量を節約してきましたがそろそろgeoも限界なのかもしれません。新 しいサーバーを探すか、もう一つgeoで部屋をもらうか……。今すぐ、の話で はありませんが。 *** 夕方。日はもう落ちて暗い頃。 家に帰ると玄関に野良猫の兄弟がいた。子猫の頃から近所にいるしましまの 猫だ。4匹が固まってこっちをみている。 気まぐれに私もしゃがみ込んで見つめ返してみる。まだ、成長しきってはい ない、小柄な猫。彼らが目の前を遠巻きに通り過ぎる。決して近寄ってはこな い。気付くと私を中心になにか円陣を組むようにして彼らはこちらを見ている。 緊張に耐えられないのか、ごろりと寝る猫もいる。 こちらが動くとぴくりと反応して距離を取る。 しかし、すぐまた寄ってきて遠巻きに彼らは並ぶ。なんなのか。 そのうち、道路の方でぎゃーと叫び声は聞こえた。新たな二匹の猫がものす ごい勢いでおいかけっこしている。襲っているのか。駐車場の一台の車の下に 駆け込む。そこで静かになった。 はたと気づき傍らの猫を見るとやはり同じようにして、駐車場の方を見てい た。一匹がおそるおそるという感じで見に行った。 残った猫たちは通行人が来るたびに体を顔をそちらに向ける。それがまた、 見事にそろっている。しばらくして、駐車場にいった猫がすごすごと戻ってく る。 こっちがじっとしていると、決して近寄ってはこないが、猫たちは地面にご ろごろ転がり始める。 顔見知りの近所の人が来る。私の方が恥ずかしくなる。猫は近所の人がやっ てきたのでさっと姿を消した。そして私は家に入った。 この間、妹が二階の部屋で猫が走り回っていて驚いたという話をしたのを想 い出す。今朝、母は「猫の毛が落ちている!」と怒りの声をあげまくっていた。 *** その母は、ダイアナ妃の葬式中継を見ていた。父と私はそんなのどうでもい いだろうという顔をしている。本当にどうでもいい。 *** マザー・テレサが死んだ。87歳だったという。彼女の言葉はよく分からな いが、彼女の行動はすごいと思う。その死の意味は、ダイアナ以上に重いと思 う。真剣にそう思う。 (21:39)
1997年9月7日 (日) 気分が悪い。 などと書くと読む人も気分が悪いと思うが少しだけ甘えさせて欲しい。 *** 言葉がうまくまとまらない。 いろいろなフィクションを読んだ。ほとんど速読でだが。 部屋の中から北杜夫の「船乗りクプクプの冒険」を探り出し読む。積ん読だ った宮部みゆきの「パーフェクトブルー」も読む。前者はまあまあ、後者は、 どんでん返しなどはうまいと思うが趣味では無かった。 先日BS2でやっていた「ショーシャンクの空に」を見た。 しかし、上の妹が放映中も、ビデオを見ている途中でも、「見たいテレビが あるから」と妨害してくるので、腹が立って仕方なかった。 キングの原作もその数日前に読んでいた。 フィクションを味わうには、一人になれる環境が必要だと痛切に思った。 *** まだあるのだが、勘弁。フィーリング・ブルー。ざっつおーる。 (22:20)
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