MORIVER'S SWEETEST DIARY (27) 更新日記 (28)

11月 16日(日) 子供
11月 17日(月) ときメモ
11月 18日(火) 雨/乱射/用語
11月 19日(水) ミカン/店
11月 20日(木) プラトーン
11月 21日(金) ドラクエ日記21日目/ページの手直し/奥さんは死んだ
11月 22日(土) ニキータ/麻雀放浪記/いっつ大丈夫



1997年11月 16日 (日)

 昨夜の失敗をとりかえすために昼のうちに今日の日記を書いてしまいます。
ってもはや「日記」でも何でもありませんね。

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 ってしまった。昨日向けの文で頭を使ってしまい何も思い浮かばない。特に
読んだ本も無い。ビデオも見ていない。テレビも……さっき「やっぱりさんま
大先生」をマクドナルドのダブルチーズバーガーを食べながら見ていたな。
 今の子供のメンバーになってから妙に親(特に母親)の登場が多い。という
より話のネタも「親の変さぶりを密告する子供」というものばかり。子供自身
の個性より親の個性の方がとびぬけている。若い世代の親の姿というのが見れ
て面白いという側面もあるが……こんなんで親になれるんだなあというのもま
た実感。親が「子供っぽい自分」をこんなに子供に見せてもいいのであろうか。
親は親としていて欲しいとも思ったりするのですが……まあ余計なお世話です
ね。妙にじじくさい私でありました。

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 ダウン。頭が回らなくなりました。とりあえずここまでとします。陳謝。

(11/16 14:33)



1997年11月 17日 (月)  昨夜はひさびさに会った大学時代の友人と飲みで夜をあかしていました。し かし結構みんなエヴァを見ていたのが意外ではあった。もっとも、深入りした く無い気分だったのでその事はあまり話しませんでしたが。その代わりイン ターネットはおもろい、ということを吹聴してきました(^_^;   話してみて感じたのは皆「インターネットにはお金がかかるんでは」という 不安を抱いているということ。一応私としては目安として、テレホ代とプロバ イダー料金と会わせて一ヶ月5000円ぐらいと答えておきましたが。これが高い と思うか安いと思うかは人それぞれでしょうね。 ***  本屋で長尾剛という人の本を立ち読みしていた。黒い表紙の本でたしか 「ゲーム開放論」という題であったような気がする(曖昧ですいません)。 その中では「ときメモ」と「スト2」と「ドラクエ」を分析して、それらを社 会的に見ても意味或るゲームだとよいしょしまくっていた。  「ときメモ」は「恋愛を自己の成長と位置づけ、相手を束縛ないつきあいを する世界観に現代の青年は心ひかれる」と言い「ドラクエ」を「努力してむく われることを教えてくれるゲーム」と主張する。  確かにその視点と分析は面白かった。ときメモの藤崎嬢は「現代のマリア」 でありその完璧さ母性的な姿は究極のアイドルたりうる、と言うあたりには、 ゲームもしたことが無いのにわけもなく納得させられた。また、なぜ主人公が 複数の女性とつきあっていても問題が生じない世界なのかという問いにはかな り明確な答えを提示していた。ときメモの女の子は恋愛におぼれずに自分の道 をそれぞれ持っているから必要以上に相手を束縛したり嫉妬することは基本的 に無いのだという。またそうした生き方を容認するきらめき学園は理想の学校 であるとも主張していた。  が。  ゲームが悪と言われること風潮に意義を唱え、そこに積極的意味を持たせよ うとする姿勢には好感はもてる。しかし、それを手放しで喜ぶことは私にはで きない。例えばドラクエにおける「努力すればむくわれる」という考え方、そ のものは危なっかかしさも内包してはいないだろうか。言えるとしたらせいぜ い控え目に「努力してむくわれたことは、努力しないでむくわれたことよりも 嬉しい」ということぐらいだとも思う。  また「ときメモ」を通して自己成長を目指す恋愛というあり方を教えたこと に意義があると主張するのはよいとして、やはり同時にそこにある危うさも指 摘して欲しかった。それは単純に「ゲームと現実の区別ができなくなる」とい う問題では無い。なぜ現実においては「ときメモ」のような恋愛ができないの か、という部分にもうちょっと論をさいてくれれば、より説得力は増したと思 う。  しかし「ときメモ」にでてくる女の子ってただものじゃない人ぞろいなのね ……それこそゲームだからオッケイなのかな……。まあ、だから、自己成長を 目指すのか……。男も大変だ。 (22:55)
1997年11月 18日 (火)  何十日も続いた晴れの反動なのか、ここ数日ずっと雨が降り続いています。 ***  エジプト南部の観光地ルクソールでおきたテログループによる観光客射殺事 件。150人以上の人が撃たれ、70人ほどが死亡という。犯人のうち6人は 警官隊に射殺されたというが、物語にしたらちょっと嘘臭いまでに圧倒的な死 者の数である。  新聞・テレビによれば犯行グループは「イスラム団」という反政府テログ ループであるらしい。捕まった仲間の釈放(死刑になる人もいるらしい)を求 めて、ということの他、観光資源に頼る政府の資金を断つという目的もあった よう。確かに外国人観光客を無差別に殺せば人は来ないであろうが……。度し 難いものは当然感じる。薬でもやっていたのではとすら疑わせる。  しかし、毎度のことではあるがこういう時にはすぐに「日本人が何人いて」 ということばかりが強調されるのには違和感を感じる。実際10人も死亡して いるというし、また、そのほとんどが新婚旅行中であったというから話題には なろう。が、他の国の人はどの程度いたのかは全くといいほど分からない。逆 に言うと日本人が被害にあっていなかったらここまで報道されることも無いと 言われればそれまでだが。 ***  15日に書いた差別用語問題について何人かの方からメールを頂きました。実 はこの問題については既に述べた以上に言うことはあまりありません。なんて 書くと「反論お待ちします」と書いたことがただのポースのように見えてしま いますが、実際を知らない私ですからどうしても説得力に限界があります。  しかし人がそれぞれどう感じるのかについては興味があります。そこから何 か分かることもあるでしょうし。とにかく差別がいい悪いという観点ではなく なぜ「差別」と言われるのかその背景そのものをただ知りたいとしか言えない のです……情けない話ですが。  ……まとまらないので今日は以上で失礼します。 (11/19 0:42)
1997年11月 19日 (水)  我が家にミカンがあった。おそらく今シーズン初めてのミカンに、少し驚い た。想像以上に水気があって、想像以上に甘かった。そのまま二つ食べた。ミ カンとはこんな味だったのか、と初めて気付いたような気がした。その小ぶり で皮の薄いミカンを食べながら、日本にいてよかった、としみじみ思っていた。 ***  午後、ビールが2ケース届いた。今まで買ったことが無い店からだ。1キロ は離れたアルコール類専門のディスカウントショップである。サインをして受 け取った私は、瓶を3本冷蔵庫にしまう。  しかし困った事に私は気付いた。  後に母に問いただすとやはり同じことで悩んでいるようだった。  それはこのディズカウントショップを利用すると、今まで買っていた近くの 商店街の酒屋からビールを買うことが無くなってしまうことだ。その酒屋から はずっと、我が家は私が生まれる前からビールを買っていた。  小学校の頃、そこの酒屋でビールを3本買いに行っては貰っていた10円の 駄賃が、私の唯一の小遣いだった。上の妹も下の妹も同じように小遣いを得て いた。僕らが大きくなってからはケースでまとめて買うようになってはいたが とにかく、そこの酒屋で買うのことは20年以上も続いていたのだ。  それがこの突然の切り替えである。  しかし、1ケースにつき1000円も値段が違うという。ディスカウントシ ョップで買うと2ケースで約1万1000円。しかし近くのその店で買うと、1 ケースで6600円。なるほど。一月に4、5ケースは消費する我が家にはなかな か重要な問題である。  だが、酒屋さんというのは店であると同時に顔見知りのご近所さんでもある。 歩いていても顔を会わすのである。母によるとある家では、ドクターストップ により酒が飲めなくなったことにしてあるらしい。とりあえず我が家もその方 向でゆくらしい。もっとも、ディスカウントショップからの配達を酒屋さんが 見てしまうこともあるだろう。隠し通せるものでも無い。  難しい問題である。その酒屋さんは1、2年前に改装したばかりである。い や、それはどうでもいいのか……。  私は床屋でも歯医者でも、不満はあってもなかなか店を変更できない。小心 なのである。大学の時にも行きつけの店というのはわりに最初の頃に入って気 に入った所で、他に開拓することはあまりしなかった。怠惰なのである。  こういう感覚は今時のものでは無いのは分かっているが。私はその近所の酒 屋の前を通るのが、今、少し怖い。 (11/20 0:53)
1997年11月 20日 (木)  実に久々にドラクエ3をやっていた。それなりに進んだが、今一つ方向性は 分からない。報告は明日までに仕上げるつもりです。 ***  今日もまた、雨。 ***  オリバー・ストーンの「プラトーン」を見返していた。この映画については あまりにもいろいろなことが言われているので、今更私が付け加えるべきこと 無いのだが、つくづく「悪の帝国軍だな」と感じた。  人の国に行って、村人を殺し、子供を犯し、恨まれ最後は敵の猛攻撃をうけ てほぼ全滅。「スターウォーズ」を帝国軍の側からみて作ったらこうなるだろ うと言わんばかりの構図である。しかも、完全実話とは言わないが似たような ことは実際にあったという。  有名なエリアス軍曹が(発音ではライアスと聞こえる)敵に追われ、一人平 原で丸腰で逃げているシーンは、つくづく悪夢的である。冷静に考えると一人 の負傷兵を追うのにあれだけの兵隊が三角になって追いかけるのはおかしいと 言えばおかしいが、そこは映像的なインパクトを重視しての設定なのだろう。  今回、兵隊の装備についても注目して見てみたが、想像以上に軽装備なので ちょっと驚いた。防弾チョッキもきていない。もっとも、実際には爆弾の破片 などを防護するぐらいで直撃には耐えられないというから、機動力が要求され るジャングル戦では無いほうがよいのかもしれない。  結果、M16に鉄兜というスタイルになるのだが、これはどうも三八銃抱え てテッパチのっけた旧日本陸軍とどっこいどっこいにも見える。M16は20 発の断層を持った自動小銃だが、ちょっと混戦になれば肉弾戦でどつきあうこ とに変わり無い。  そして一応反戦映画に区別されるのであろうこの映画、意外なぐらいにアク ションが格好いい。真夜中の銃撃戦、天気雨のふる中でのジャングルの銃撃戦、 ラストの夕方から夜にかけての基地襲撃。  ふんだんに飛び散る銃撃と爆撃。果敢に突撃する兵士。ばたばたと倒れてゆ く敵兵。実に目で楽しませてくれるのである。そしてドライである。敵と心の 交流をするなんてシーンも皆無である。敵は敵。容赦は無い。しかし、そこに 妙なリアリティがある。  もし自分が兵隊として駆り出され、ついさっきまで仲間として言葉を交わし あっていた仲間が無惨に敵に殺されたら。そして、先に殺さなくては殺される 状況に放り込まれたら。やはり、自分は人を殺すのかもしれないと、考え込む。 古来より死刑と戦争で人を殺す事は是とされていたのだ。  プラトーンで描かれるおそらくソンミ村の虐殺事件などを参考して設定され た、村長の妻を射殺するシーンについて、それが本当に軍法会議にかけられて いたら、結果はどうなっていたのであろう。一応映画の中では射殺肯定派の バーンズ曹長と、反対派のエリアス軍曹に分かれ、どっちが正しいのか判然と しないままで終わる。  主人公のクリス・テイラーはヒッピー崩れのエリアス軍曹についている。し かし、物語のラスト、バーンズがエリアスにしたように、クリスもまたバーン ズを射殺してしまう。その後のモノローグで「自分は二人を父にして生まれた 子供ような気がする」と言っているのも、結局どっちかに分けられる問題じゃ 無いということを強調したいがためであろう。  それとは別に生き残った者に共通したことがある。それは全員が「ずるい 奴」であること。というより物語を通して全員ずるくなってしまうのである。 それはバーンズを殺した主人公にしても同じである。同僚の一人が言っていた ように「ここじゃ卑怯者なんて言われたって意味ないんだからよ。生きていれ ばそれだけでハッピーだ。とにかくここを抜けだしゃいいんだからよ」という ことなのだろう。  すると気付くのは一見、無秩序に見える軍隊生活にも「ずるくあれ」という 見えない法則が働いていることである。これはもしかすると個人主義的なアメ リカの縮図としても描かれているのかもしれない。おそらく、旧日本軍の悪を 描く映画を作ってもこんな風にはならないであろう。もっと「お人好し」が大 量にいる軍隊になっているだろうから。  してみると、もし今の日本の「軍隊」を描いたらどうなるのだろう。おそら くこのプラトーンのような軍隊になるのではないだろうか。この70年代の米 兵と90年代の日本人には近いものがある。そんなことを感じた。 (11/21 1:18)
1997年11月 21日 (金)  ドラクエ日記21日目を書きました。  とにかく行動を追ってゆくのに精一杯になってしまいました。正直、どっち へ行けばいいのか指針が見えてこず悩んでいます。ともかく、うろうろするし か無いようですが。 ***  今、日記の日付を確認したら曜日が間違えまくっていましたね。いつもろく に見直すこともなくアップするので時々こういうポカを平気でやってしまう。 ただ見直すと恥ずかしくてアップするのもためらわれてきますからね……。恥 ずかしながら質うんぬんを抜きにひたすら更新だけにつとめる毎日であります。 ***  カウンターも直す。お騒がせしました。昨日の夜に29800にしておきました。 インチキもはなはだしいですが、最後に見た時に29500を越えていたので、ま あこんなものかな、と。Geocitiesのカウンターのシステムがリニューアルさ れたらしく、その改造にともなうトラブルのようでした。予告は無かったよう な気がするのですが……。それがちょっと気になります。  エヴァのページもほんの少しですが手直ししてゆきました。このままこの ページをどうしてゆくべきか。入手した情報によると今月号の月刊少年エース には貞本さんのエヴァが掲載されるという話しですから久しぶりにエヴァ論を 書くかもしれません。正直それほど熱意は無いのですが、待っている方もおら れると思うので……。 ***  豊川悦史主演のドラマ「青い鳥」。あまりの展開に衝撃を受けました。夫の いる女と、その娘と共に逃避行に出た主人公。今回、とうとう北海道のある湖 の辺のホテルで管理人をしている所で、夫につかまります。  しかし、その女、夫に捕まりそうになった所で崖から湖に身投げしてしまい ます。助かるのか、と思いきや死亡。しかも、主人公は夫の嘘も加わり殺人罪 で服役する羽目に……。  来週、8年後に出所した主人公と成長した娘が再開します。……このパター ンはもしや……あの「砂の城」状態……主人公は今度はこの娘とくっついてし まうのでしょうか。ああ……しかし奥さんがまた死んでしまうとは……。砂の 城の時にもブルーになりましたが、今回も同じぐらいにブルーです。いや、こ っちのドラマの方が人間的によく描かれている分だけ一層、心にずしりと来ま す。辛い……本当に辛い。不倫は駄目ということなのか? いや……そんな単 純では無いか……ともかく……来週が待ち遠しいです。 (11/22 0:04)
1997年11月 22日 (土)  既に一週間続く雨空。まだ、続きそうです。 ***  ぶりぎれにばかり映画作品を見ている。  ビデオテープの棚からリュック・ベッソン監督の「ニキータ」を見つけ久々 に見る。といっても最初の1時間足らずだけ、であるが。しかも、忘れていた が以前このテープはデッキの中でぐちゃぐちゃにからませたことがあり、オー プニングの所などセロハンテープでつないであった。  見るにこの作品はなんとも「オタク的」である。ここで言うオタク的とは通 俗的な願望充足願望を満たしてくれる、という意味で使っている。それが悪い とは思わないが(事実私はそういう話しが好きだ)、一方でそういうことを恥 ずかしいとも思う作品群というのがある。主人公がわけも無くもてもてだった り、力をもってヒーローになったりするのがその例である。  という視点でニキータを見ると、まず、主人公の女のシンデレラストーリー として見れる。薬中毒でがさつな女性が魅力的な女性として生まれ変わる物語 として女性の心をぐっとつかむ。  一方、ニキータの恋人役の男性からすれば突然素敵な女性が自分に惚れてし まうというおいしい願望を充足させている。その恋人男性は見るからに弱々し くうだつがあがらない。世の男性もこの男に密かに感情移入してしまうかもし れない。私は、した。  ニキータの教官役の男の立場は微妙だが、やはりなんとなく恋には奥手な印 象を受ける。強面に見えてナイーブという、どちらかといえば女性へのサービ スにも見えるが、気弱だが実は実力もあるという部分で日とかに感情移入を… …(以下同文)。  それでも描き方がうまいので広く受けいられる映画である。話だけ見れば、 死刑囚だったガサツな女が訓練を受け、スパイとして一人立ちをし、美しい女 性として自立した人生を送るようになる、という調子のいい物語なのに……。  それがエンターテイメントということか。 ***  もう一つ、「麻雀放浪記」も最後の1時間だけみた。監督の和田誠はシンプ ルな描線が印象的なイラストレーターとして知られる。星新一の本のイラスト が特に有名だ。初監督作品である「麻雀放浪記」も高い評価を受けている。私 は未見であった。  画面は白黒。音楽もほとんど無く、昔の映画だと言われても信じてしまいそ うにおそらくわざと作ってある。「海と毒薬」や「黒い雨」などとそのあたり は似ている。最近では「シンドラーのリスト」などがそうであろうか。どうも 第二次世界大戦前後の実話ものにはモノトーンがよく似合ったりする。  途中から見たのでなんとも言えないが、結構面白かった。いかさま込みの麻 雀に狂うばくち打ちの話しで、一応主人公は真田広之だ。一応と言ったのは、 脇の鹿賀丈史や高品格、大竹しのぶの方が印象的であるからである。それとも 物語の後半だからそう感じただけであろうか。作家の阿佐田哲也の体験記とも 聞いている。正直全部見ていないので判断しづらいが、淡々とした画面がかえ って新鮮でなかなか面白いな、と思った。当時の暮らしぶり、雰囲気がよくで ていたのも興味深かった。一度じっくり見たいとも思う。 ***  山の手線で米国陸軍の人らしき白人の一団が騒いでいた。酔っているのかと 思わせるほどの大声で私の席の隣、ドアの前で話しているので何となく不快だ った。  ガールフレンドがどうこういう話しをしている。  ドント・キス・ミーがなんとか。  そのうち一人が「イッツ・ダイジョーブ」とか連呼しだし、仲間が笑って呼 応していた。何が、イッツ・ダイジョーブだ。  私は頭の中で『静かにしてくれませんか』という英語を何通りか考えていた が、考えているうちに、私の目的の駅についてしまった。その白人の一団もな ぜか一緒に降りた。ホームでも階段でもまだ騒いでいた。一人のドレッド頭が 印象的だった。あんな軍隊の人はいるのだろうか。  それとは別に一言も言えなかった自分が少し情けなくはあった。駅を出ると 雨は止んでいた。 (11/23 0:17)

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