MORIVER'S SWEETEST DIARY (34) 更新日記 (34)

1月 1日(木) 謹賀新年・今日の行動
1月 2日(金) これって初夢
1月 3日(土) EAST MEETS WEST/ハート・ブルー/メル・ブルックス
1月 4日(日) お休み
1月 5日(月) 星新一の訃報に対して
1月 6日(火) 父、鳴らす/サイン
1月 7日(水) 我、鳴らす/意識
1月 8日(木) 初雪の日/他のドラクエ日記




1998年1月 8日 (木)  今、東京ではこの冬初めての雪が降っています。  昼過ぎ、文房具屋に出けた時、既に綿雪が舞っていて、着ていた黒の皮の コートや、やはり黒のワンタッチの傘の上に白く積もっていった。  床屋の前、焼鳥屋の軒先にある子供用のプラスチックのシャベルやバケツの 上にも積もっていた。駐車場の車のウィンドウの隅にも積もっていた。  雪はまだ降っている。  明日は白い街になっていると思う。 ***  気まぐれにinfoseekで「ドラクエ|日記」を検索してみる。自分のページも 出るが、他にも結構同じようなことをしている人がいるのだと気付く。ちょこ っとのぞいてみたページだけを簡単に並べてみると、  Tone's HomePage  ドラクエ日記  ドラクエ日記  DRAGON QUEST  高科さんのページ  今日のどらくえ  ドラクエユーザー  本当にちらっとしか見ていないのでどんな内容かは分かりませんが、自分の ものが決着ついたらリンク集でも作ろうかと思っています。 (22:52)
1998年1月 7日 (水)  あせっている。年を明けたことで急速に今年の試験のことを意識する。思え ばこのページを開いた時は試験の直前だった。あの時の状態はかなりひどかっ たので、それを思いだすとやはり少し震える。そんなわけで、日常生活はずっ とそんなことばかり考えて行動しているので、日記に特筆することはあまり無 い。 ***  と、言いながら今日は朝食後に妹のウクレレをちょっと練習してみたりした。 とりあえず和音のコードぐらいは覚えようというものだ。色々いじってみて、 一応、ドレミファソラシドに位置も覚えた。  ウクレレは4本の弦が張ってある。  上から順番に、ソ・ド・ミ・ラの音が出る。全部鳴らすと、当然この和音が 鳴ることになる。ドレミを鳴らす時にはまず、ドの弦を。レは、ドの弦の上か ら2番目の部分を押さえて鳴らす。ミはそのまま。ファも、同じくミの弦の上 から2番目を押さえる。ソ・ラ、と来てシはラの弦の上から2つ目。ドはなぜ か同じくラの弦の上から3つ目を押さえる。  ただしこれは自分で勝手にいじっていて、そうじゃないかと思っただけでも しかしたら間違っているかもしれない。  しかも調律がうまくいかずまともな音が出ない。ピアノなどの音が無い状態 で調律するのはかなり難しい。とりあえずコードはCとFとG7だけ覚えた。 ***  書こうと思えば書くことはあるものだ(^_^; (1/8 5:08)
1998年1月 6日 (火)  今に始まったことではないが、すっかり昼夜逆転の生活をしている。  朝方眠り、夕方頃起きた今日。  階下の居間にいた父が、説明書をみながらウクレレをいじっていた。  ぼろん、と弦が鳴っていた。 ***  最近、書痙というほどではないがペンを持つ手に力みが入り、少し揺れる。 キーボードを打つ分には問題無いがもの書く時には困る。仕方ないので、「Dr. グリップ」という定価500円のボールペンを買ってみた。それでも、手はまだ 重い。これは「腕を鍛えろ」という体のサインなのであろうか。 (1/7 1:55)
1998年1月 5日 (月)  星新一の死亡が報道されれていました。  無くなったのは昨年度末であったそうです。  この所、21世紀を待たずして、色々な方々が去って行く。  星新一を読んだことの無い人方が、もしかしたら少ないかもしれない。少な くとも、私の知っているかぎり、男子の多くは一度は読んだ経験があるという。  ショートショート、という分野を確立し、「ショートショート=星新一」と 言っても過言では無い程の影響力を持つ。近年は、「ショートショートの広 場」という、雑誌で読者から募集したショートショートの選評などを星新一は やっていた。最近は購入していないので分からないが6巻以上は出ている。  その2巻の、ある作品の選評に彼は「こんなタイプの作品は私には書けない。 こうしたものが今後流行るのかもしれない」と述べている。既に実作から離れ てしばらく経った時のの言葉だけに深いものを感じる。  その作品自体は、あるサラリーマンの男が夜中に突然かかってきた「ラーメ ン一丁」の注文に対応するため四苦八苦するという、吉田戦車ばりの不条理も のであった。星新一の思惑とは裏腹に、この手の作品は、その「広場」にはな かなか登場しなくなるが、漫画界ではこの手の流れは一つのジャンルすら作り 上げている。  この「ショートショートの広場」も、最初の数巻は面白いは、途中からどん どん面白くなくなる。読者のレベルが低くなったのか、星新一の選評眼が下が ったのか、それは分からない。しかし、例えば筒井道隆などが関与した「パス カル文学賞」などと比べると、あまりにもトーンが凡庸でその差は明かである。  星新一自体の作品も晩年のものはそれほど面白くない。しかし、初期の頃は つぶぞろい。滅法面白い。  例えば、「地球から来た男」というものなどわりと覚えている。ある産業ス パイが秘密の研究室をさぐったところ、逆に捕まり「地球とは似ているが別の 星」に飛ばされる。そこは全く、地球と同じでそのスパイの男の家族もいるの だが、とにかくそこは「地球」では無い。そして、ラストでは男は同じような 境遇の男と出逢い、「地球から来た男の会」とこっそり作り、お互いの孤独を なぐさめあうことにする……。  どういうことか、は説明するまでも無いが、この妙な感覚は充分「不条理 的」であり、また、「分かる分かる」という何か変なリアリティのようなもの もある。そして、この初期にはシニカルさが特に強く出ていて、SFがどうと いうものを越えて、ひたすらに常識的なことを否定することろが特に子供の頃 は面白かった。  その世界を見る、冷たい視線は、一つには星新一自身の体験が色濃く投影し ているからだとする説がある。彼は、製薬会社で名を馳せた父の自伝も書いて おり、その中で、事業にその後失敗した父を見舞ったさまざまなことを述べて いたりする。人間に対する視線の元はこんな所にあるのかもしれない。  星新一のショートショートが、その結末の意外さをウリにしているのは有名 だが、ここにもう一つブラックジョーク的な、皮肉ともちょっと違う、冷たい 何かがこつんとした何かが常に背後にあること、というのを特徴の一つにいれ ていいかもしれない。つまり星新一の世界観そのものからくる面白さが、実は かなり大きいのでは無いか、ということである。  晩年の彼の作品から情熱のようなものが感じられないのは、もしかしたら、 世界に対するものの見方が変わったからなのかもしれない。そしてそれは多分、 星新一自体にとっては、作品を書くことは別にして、よかったことのように思 える。  享年71歳だったという。私事だが私の祖父は75で亡くなっている。早すぎる、 とは思うが、安らかな最後であったと信じたい。心よりご冥福、お祈り申し上 げます。 (1/6 5:54)
1998年1月 4日 (日)  最低限の日常生活以外に特記することが無い。  よってお休み。 (1/5 5:39)
1998年1月 3日 (土)  しまった。うっかり更新するのを忘れる所だった。 ***  ドラクエ3、かなり進めました。メモ片手にとにかく回りに回りまくったの ですが、いざまとめようとメモを見ると、もう細かい所を忘れている。これを 「形」にするのはかなり骨だ、と少し心が暗くなった。 ***  WOWOW以外でも、地上波でも映画をやたらやっている。そのうち見ることも あるだろう、と幾つか録画しておく。ジュラシックパークも、一応その中に入 っている。  昨夜は、「EAST MEETS WEST」をやっていた。岡本喜八監督のわりに最近の 作だ。幕末、日米修好通商条約を結びにやってきた侍たち。しかし路銀の3000 両が何ものかに奪われる。追う、侍と忍者。元水戸脱藩の浪士にして、道中の 一人を暗殺する命を持ったその侍が真田広之、それを阻止しようとしながらも 3000両奪還のために協力するお庭番が竹中直人。  見所は、真田がガンマン相手に刀で対決してゆく場面だが、数的には少ない。 公開当時にも言われていたことだが、予告やポスターからは、「ガンマン対 侍」の「妙」がウリのように感じたため、後半のわりと「普通の西部劇」な展 開には違和感をかんぜずにはいられない。  ただし、今回あらためてみた所、深く追求せずに見れば、そこそこ面白い話 だと感じることができた。全編、ややコメディタッチでもあり、真田の殺陣も 元「JAC」だけあってなかなか。竹中直人も、後の「秀吉」での活躍を彷彿 させるような暴れぶり。  後半は、ある暴力教師が、愚連隊になった元教え子を引き連れ、その3000両 の奪還の手伝い&悪漢退治に向かうという側面が強くなり、主役の二人がやや 影が薄くなるのが、構成的にはやはり不自然ではある。ただ「西部劇をやりた い」という喜八監督の気持ちは分かるのでこれも「オッケイ」と納得すべきな のだろう。 ***  裏で「ハートブルー」をやっていてちょこっと見た。まだ若い、ブレイク前 のキアヌ・リーブスがFBI捜査官として主役をはっている。スカイダイビン グのシーンが綺麗だ。潜入捜査として、銀行ギャングの仲間に近づき、一緒に ダイブを楽しむ、という場面なのだが、特撮抜きで画面に映る彼らと、空と海 の姿には「爽快」の言葉以外に無い。他にサーフィンなどのシーンもあり、話 はたわいも無いが、意外にお勧めの映画である。一応、前にも見たことある作 品なので少し懐かしかったです。 ***  もう一つ裏ではメル・ブルックス監督による「ロビン・フッド キング・オ ブ・タイツ」をやっていた。ケビンコスナーの主演したかの作品のパロディで ある。メル・ブルックスは知る人ぞ知る、パロディ映画の巨匠で他にも「珍説 世界史 パート1」とか「スター・ボール」「メル・ブルックスの大脱走」な ど傑作が多い。監督自身がユダヤ人であるせいか、ユダヤ人のラビ(司祭)の ネタなど政治ネタ、宗教ネタが多い。そのため、少し予備知識が無いと今一つ 笑えないかもしれない。今回も、黒人の仲間が突然、メガネをかけて「マルコ ムX」の演説をしたり、監督自らまたまたラビの格好で登場したりしていた。  意外にうまい、タイツ姿で踊るロビンフッドの仲間たちのラインダンスも見 所。ミュージカルシーンもオハコなのである。ちなみに個人的に彼の作品で好 きなのは「珍説世界史パート1」での「宗教裁判」の章、それから「パート 2」の予告編であったりする。  前者では、監督自らが「トルケ・マダ」というスペインの宗教裁判の裁判長 に扮し、ミュージカル仕立てで踊りながらユダヤ人を処刑してゆく。その危な さには涙するほど笑える。  後者は、予告といってもそもそも「2」などなく、ただの一つの短い作品集 となっている。しょぱなから「氷上のヒットラー」と題して、彼に扮した男が アイススケートで華麗なるスピンを披露してくれる。ラストはいきなり未来に 飛ぶ。その名も「宇宙に飛び出したユダヤ人(JEWS IN SPACE)」。  やはり軽快な音楽にあわせ、ダビデの星をかたどった宇宙船でユダヤ人の艦 隊が飛行する。そこにやってくる異教徒の船。レーザー砲で迎え撃つユダヤ人。 そして撃破。音楽が高まり、黒服で黒髭という絵に描いたようなユダヤ人スタ イルの彼らが腕を組み踊る。そして、「今日も我ら、異教徒倒して宇宙を行 く」と宇宙船は宇宙の果てに消えて行く……。監督がユダヤ人であればこそで きる捨て身のギャグである。 ***  そして今日はNHK・BS2で「ベン・ハー」。これにも言いたいことはあ るが、長くなるので今日はこれまで。 (1/4 3:04)
1998年1月 2日 (金)  年が変わった機会に、他の人がしているように、「積み木式」に日記を更新 していこうかと思います。違和感はあるとは思いますが、ご了承ください。評 判が悪いようならば、また元に戻すことも検討してみます。 ***  とは言え、今日は一日中眠っていて、一歩も家を出ませんでした。12時間 以上は軽く寝ていました。起きている間は、こうなれば一気に終わらせてやる、 とドラクエ3をやっていました。全然終わりそうもありませんが。 ***  そう。夢を見ました。  夢の中で、数の子を食べていました。その後にはおにぎりを食べていました。 一口一口を味わうように。確かな感触がそこにありました。  今気付きましたが、これって初夢? (1/3 0:28)
1998年1月 1日 (木)  今日の行動。  早朝起こされ、新年の挨拶。  二度寝し、2時頃祖母の家に行く。親戚一同勢揃いである。ちなみに下の妹 と従姉妹はサッカーを見に行っていない。ビールを飲む。途中から飲まされる。  4時になり、友人と会いに秋葉原へ向かう。祖母の家からもよりの駅である 有楽町へ向かう途中、二人組の女性とすれちがう。なぜか笑っているような気 がした。しかし酔っていたのでそのまま通り過ぎる。正月から女二人で、とこ っそり毒づいてもみる。かく言う私も男に会いに行く途中だったりするのだが。  その男……もとい友人と上野で「MIB」を見る。映画の日とかで1000円だ った。それなり混んではいるが座れない程では無い。  MIBはそれなりに面白かったが、全米ナンバーワンとの宣伝で感じるほど すごいわけではない。ひねりの全く無い、直球な映画であった。SFXシーン などはほとんど予告で流していたので映像的に驚きはほとんど無い。まあ1000 円だったので腹も立たない。映画はいつも1000円であったら、もっと人は入と 思う。無理だろうけれど。  その後はマクドナルドで適当にだべる。ドラクエ3について色々聞いた。バ ラモスに会ったぐらいではまだまだ先が長いと聞かされ大いにショックを受け る。9時すぎに解散。  家に帰ると、下の妹が怒った顔をして私を迎えた。何なのかと、尋ねると、 有楽町の駅前ですれ違ったのに無視した、と答えた。私は、あっ、と言って平 謝りした。  新年、明けましておめでとうございます。 (1/2 1:34)

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