OLD DIARY/NEW DIARY/HOMEPAGE

更新日記 (63)

1月 20日(水) ネット接続できなくなった、の巻
1月 21日(木) な、なぜか接続できちゃった、の巻
1月 22日(金) 回復への道、の巻




1999年1月 20日 (水)  非常にやっかいな事態になった。  完結に言うと、パソコンがいかれて、ダイヤルアップ接続ができないのだ。 つまり、ページの更新も、メールの送受信もできない、ということ。  では、従ってこの文章は、いつアップされるかどうか分からないままに、書 き綴ったもの、ということになる。   ***  事態はかなり入り組んでいて、もはやハードディスクを初期化して、ウィン ドウズを再インストールするしか事態を解決する方法は無い、とも思っている。 しかも、そのために、増設用の内臓ハードディスク4.3G分買ってきたのに、こ れがまたうまく設置できないのだ。  本体の覆いを外し、増設用に用意されているIDE用のコネクターと、電源コ ネクターに差し込めば、その後フォーマット作業などはあるものの一応は接続 完了のはず、である。 しかし、接続して起動しようとしても本当の最初の画 面(BIOSの設定をする個所らしいが詳しくは知らない)で止まってしまう。泣 く泣く電源ボタンでOFFである。  覆いを外したままで、増設ハードディスクのコネクタを外すと、無事起動す る。となると、やはりOS自体がいかれているように思えてくる。  その上、元のハードディスクを一度、「上書きによる再インストール」して もみた。その結果、最初は治ったと思ったものの、翌日、つまり今日見てみる とやはりおかしな状態に戻っているのである。  さらにインストールを、と試みてみるが、ハードディスクの容量が少ないた めか、それすらももうできなくなった。ブラウザのプラグインなど、片っ端か らアンインストールして40メガ以上容量を作ってみたが、やはり同じ。末期症 状である。 ***  直接の原因は、ダイヤルアップの接続作業中、「なぜか」enterキーに物が 乗っていて、動作不良をおこしたことから始まる。しかし、他の何はともあ れ、ダイヤルアップができないのは痛い。ネットにつなげないパソコンなど私 にとっては無意味に等しい。書かねばならないメールの返事もあるし、前日、 チャットで待ち合わせしていた友人もいた。不義理なことこの上無しである。 ***  そもそも、私が使用しているFMVに購入当時付属していた、増設マニュア ルが無いのも問題だった。事態は、既にそこを超えているのだが、悪いことが 坂道を転がるように続いているようにも思える。  修理に出すしか無いのかな、とも思うが、「料金は高い」「2週間以上かか る」などろくなことはなさそうである。一応ハードレベルの故障までは行って なさそうなので、とにかく、メールやネットで集めたデータ、自分で書いたフ ァイルなどを避難さえできれば、後は初期化してもいいとも思っている。ソフ トなどまた入れればいい。  もっとも、どうせインストールするならウィンドウズ98か、せめて95の OSR2を入れたい。ウィンドウズ95には、出荷時によって4つのバージョ ンがあるというが、その最終バージョンがOSR2シリーズなのである。  マイコンピューターの上で右クリックすると、ウィンドウズのバージョンが 出てくるが、その末尾に「B」とあるのがOSR2。バグも取れて一番安定し たバージョンとも言われている。  なのに、私のウィンドウズは末尾が「a」。OSR1とでも言うのか、とに かく一つ前のバージョンなのである。不安定だった原因もここにあるのか、と も訝しりたくもなる。 ***  今、部屋をがさごぞやりながら、「拡張マニュアル」を探している。今更見 つかってもどうになりそうも無いが、自力回復をなんとか試みてみたい。これ を機に、DOS/Vパソコンを組み立てられるぐらいの知識を学んでおくのも いいかも……。  なんて思わなければやっていけない。嘆息。 (1/21 3:07)
1999年1月 21日 (木)  現在朝の7時半。  なぜか接続できちゃいました。  しかし不安定なことには変わりなし。メーラー(Becky!)もまだおかしいし。  やはりマスターハードディスクの入れ替えしか方法は無い、かも。  なを「拡張ガイド」は未だ見つからず。とほほ。 (7:34)
1999年1月 22日 (金)  最悪の事態を予想していたが、幸い、ハードディスクの増設も初期化もうま く行き、すっかりシンプルになったデスクトップを見ていると、新しいマシン を買い込んだ気分になる。  実際、今まで容量が足りないために控えていたIEの4.01SPをインストール したことにより、大分外観も使い勝手も変わった。 ***  とは言え、ここまでの道のりは長かった。  まず、ウィンドウズが完全にいかれているのが明白なので、これを再インス トールし直すしか方法はなかった。しかし、その前提としてまず増設ハードデ ィスクをうまくやらねばならない。そうしなければ今までハードディスクにた めたさまざまなデータがおじゃんになってしまう。  昨日はとにかく、この増設がうまくできず、富士通のサポートセンター、 ハードディスクのメーカー(Logiteeとか言う会社)、買ったビッグカメラへ と電話をしまくり、本当にこのハードディスクがくっつくのかを確認した。  そもそも、ハードディスクを買うこと自体に私は「びびって」いた。あんま り高い値段で買ってしまい、後で友人からつっこまれるのも実はそれなりに警 戒していた。どっちにしろ安い方がいい。だが、かといって怪しげなメーカー だと困る。  電化製品を購入する時、判断材料が乏しい場合は、ヨドバシカメラか、サク ラヤ、ビッグカメラのどこかで買えば、まあ外れは無いだろうと考えている。 たとえ1000円ほどの値段さがあったとしても電車賃や、探し回る手間を考 えれば、そっちの方が明らかに楽だ。  ハードディスクについても、一番近い渋谷のビッグカメラに行き、店員にい きなり「DOS/V用の内臓ハードディスクありますか」と聞いて、その店員 が示したものをそのまま買って帰った。もちろん、使用している機種を告げ、 パンフレットで動作確認がとれているか確認しての上だ。探せばもっと安い所 はあるのだろうが、こんな具合にして、4.3ギガのIDE式の内臓ハードディスク を約2万5000円弱、2万4000円ちょっとで買って来た。  買ったはいいが不安なので帰りに、「ファイルとハードディスクの整理・修 復・拡張(技術評論社 税抜1580円)」を買って帰る。増設関係の本はいくつ かあったが、とにかく一番新しい二種類のうちの一冊を選んだ。パソコン関係 の方はなるべく新しいものがいい。そういう意味では一番いいのは雑誌なのだ ろうが、増設関係の記事がある雑誌はどれかはわからないし、ボリューム的に は満足できないかもしれない。 ***  とここまでが、おとといの時点。  ハードディスクの増設でまずつまづいたのも説明した通りである。  そこで富士通のサポートセンターに電話に早朝の9:00にかけたのだがつ ながらない。仕方なく、パソコンのマニュアルにあった、修理センターの住所 を便りに104で電話番号を調べ、直接電話する。最初かけた所では既にサ ポート事業所は無くなっていたので(関連事業のオフィスになっていた)、新 宿の修理センターの番号を聞く。しかし、そこでも出た人がどうも修理とは微 妙に異なる部署であったらしく容量を得ない。代表サポートセンターにかけて 欲しいという。困らせてもしょうがないので、もう一度サポートセンターに電 話。  つながった。  若い女性が出てくる。  しかし、ここは故障のセンターで、ウィンドウズの不具合の場合だと、修理 にはならない。ハードディスクを初期化した上でOSを入れなおして、試して みてそれでもだめならば……などと言われる。  そこでちょっとカチリと来た。それができないから電話したのに。もちろ ん、彼女の立場からすれば、ここは故障案内の窓口なので、本体のハード的 トラブルとソフトやOSのトラブルとを分けなくてはいけないのは分かる。 しかしそんないかにもマニュアルめいた答えをするだけで、こっちがどういう 状態になっているのかがわからなくなっている状態に、次第にこっちの声も固 くなる。  技術サポートから折り返し電話してもらうように一応頼むが、責任回避的な 態度の方が先に出ていて、やはりこちらのしこりもとれなかった。  あまり期待していなかったのでここで、ハードディスクのメーカーとビッグ カメラに電話して富士通のFMV−SEが対応しているのかをチェック。メー カーでは教えてくれなかった。保証などしていないという。パンフレットにも 書いてあるのに……。ビッグカメラでは、OKと請け合ってくれた。こちらの 症状を言う(BIOSの画面で停止)と「スレーブとマスターの設定か、コネ クターの線が切れているか」でしょうと言われた。  そこで、スレーブとマスターを切り替えるジャンパースイッチのところをも う一度見ると……微妙に間違っていた。スイッチと言っても、6本あるピンを 小さな二つのキャップで二つづつうめてゆくだけだ。分かりづらい。そこを4 本ではなく、3本埋まるようにしないといけなかったのだ。そこに気づいた時 点で「いけるな」と思った。  ちなみにマスターはウィンドウズが入ったメインのHD(ハードディス ク)、スレーブは奴隷という名の通り二台目以降のHDにする場合の設定だ。 ずいぶん天と地ほどの差のある名づけ方だ。  富士通からの電話があった。やはり若い女性だったが、かなり詳しい様子。 やはり裏付けされた知識があるのと無いとのでは、同じ「できない」という結 論でもかなり印象は違う。しかも、いっしょに悩んでくれているのが分かり、 結構うれしかった。  質問としては富士通のサポートの限界、ハードディスクの初期化にまつわる 問題、ウィンドウズのアップグレードは可能か、エラーメッセージに出てきた DLLファイル(ダイナミック・リンク・ライブラリの略、とにかくこの中に プログラムの中身があるが、マイクロソフトがソースを公開していないので詳 細は不明)の意味などを聞く。  ちなみにエラーのあったDLLファイルはKERNEL.DLLというやつ で表示に関わる重要なファイルだと聞く。だからどうだというわけでは無いが とにかくOSインストールしかもう手は無いようだ。幸いハード的なトラブル は無い。 ***  回りくどくなって申し訳ない。  ということで、HDのジャンパースイッチをきちんとスレーブにして、接続 して見る。今度はうまくいった。無事、ウィンドウズが立ち上がる。  しかしこのままでは駄目だ。先日買ったマニュアル本によると、最初っから HDの中身が初期化されている機種もあるらしいが、このHDはそうなってい ない。自分で初期化しないといけないのだ。  というのも、この4.3ギガのハードディスク、これを丸々、例えばDドライ ブとして使うことはできないのだ。  ウィンドウズ95のOSR2以降ならばそれはできる。しかしその前のバー ジョンでは一つのドライブに割り当てられるのは2ギガまでと決まっているの だ。つまり、この4.3ギガのHDは最低でも二つに分けなくてはいけないの だ。この作業を「パーティションを分ける」と呼ぶらしい。  理屈はともかくそういうことらしい。  初期化ウィンドウズの「起動ディスク」の中にあるFORMATというコマンドで もできるが、HDの中に初期化とパーティションを行ってくれる専用ソフトが CD−ROMとしてついていたのでそれを試す。  結構簡単にできる。しかも二つに分けてもまだ7メガ余っており、もったい ないので3つ目のドライブを作る。  これで、  Aドライブ 3.5インチフロッピーディスク  Cドライブ マスターHD 1.2ギガ  Dドライブ スレーブ(拡張)HD 2ギガ  Eドライブ スレーブ(拡張)HD 2ギガ  Fドライブ スレーブ(拡張)HD 7メガ  Gドライブ CD−ROM  ということになる。CD−ROMやMOはなぜか後の方に順番が変わってし まうらしい。これによりマニュアルなどでCD−ROMを使う個所の部分も読 み替えないといけないので注意が必要である。 ***  いよいよ、マスターHD、Cドライブの初期化である。メールソフトやデー タファイルをそっくりDドライブにコピーする。これでとにかく一安心だ。  まず初期化の方法だが、「起動ディスク」を使う。  MS−DOSにした所で、FROMAT C: と打つ。  するとCドライブが初期化。つまりまっさらな形にされる。すべては消えて ゆく。感慨は無い。  いよいよこれからが本番だ。  やはり起動ディスクにあるSETUP.EXEというファイルを使う。  普通、起動ディスクをいれると自動的にメニュー画面が出て、番号を選ぶだ けでこいつが動いてくれるはずだ。しかし、どうもうまくいかないことがあ る。富士通のホームぺージ「FM WORLD」にも書いてあったが、メモリーの容量 が貧弱だとそういうこともあるそうなのである。  ただMS−DOSモードでSETUPとやっても駄目な場合は「SETUP /C」をや るそうだ。よくわからないが、メモリ不足の場合はそうするらしい。  何回か再起動を繰り返すと、SETUPが動き出す。よかった!  後は、再インスートールガイド片手に作業するだけである。  シリアル番号も控えてあるので万全だ。  その後は、モニタとモデムのドライバ設定が必要となる。これが面倒くさ い。特にモデムの場合、TCP/IPの設定も自分でいれないといけない。 TCP/IPはインターネットに接続するために必要なプロトコル(規格) なのだが、なぜだかウィンドウズをインストールした時点では入っていない。 ウィンドウズのCD−ROMから自分でいれるのだ。やっかいである。  富士通の折り返しいただいたお姉さんの方によれば、OSR2が最初から入 っていないパソコンに、それを入れても不具合がある場合もあるという。だか らその前のバージョンで我慢するしかない。  それからIEの4.01SPをフルバージョンでインストールする。実は一 回標準バージョンで入れてみたのだが、具合がおかしいし、フロントページも 入れてみたかったのでもう一度試す。ちなみにこのIEは一般に配布されてい るCD−ROMからいただいた。   ***  ダイヤルアップの設定。IE4。エクセルとワード。これだけCドライブに いれるとかなりシンプルだがとにかくネットにつなげられる環境になった。シ ンプルも悪くない。  結局その後、LHASAと秀丸エディターとBecky! をインストール。もう十分 だ。  ひと段落、である。 ***  とにかく今回のことで結構勉強になった。うまくいけばこのままDOS/V 組み立てまでいけるかも……?  細かい設定や過去のメールの読み出しがうまくいかないのでまだまだご迷惑 をおかけするとは思いますが。ひとまずは無事回復、ということで。 (11:44)

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