男的に用意すべき物

袋入りの麺を使用。
ブロッコリー、マッシュルーム、にんじん、卵、ソーセージを各好きなだけ

手順其の一
手なべに大目の湯を湧かす。

この際、手なべに麺を茹でるだけの湯を湧かし、電子レンジでスープ用の湯を湧かしても良い。

当然のごとく「ラーメン」を作るのであるから自分の不確かな記憶を辿り「中華な男」を気取る。小道具はあれば直よし。

手順其の二
具を準備する。

ラーメンの場合は非常に時間との勝負が更に厳しく、時折刹那の一瞬を多用しなければいけない場面も出てくる。

具を準備するこの作業も例外では無く、湯が沸騰するまでの間に一連の作業をこなさなければいけない。故にラーメンを作る時には「料理の鉄人」の如く、更には武田信玄の「風林火山」に則り「疾き事風の如く」と「侵略する事火の如し」を心のキャンバスにパッション(情熱)という名の絵の具をアールヌーヴォータッチで刻み込まなければいけない。

マッシュルーム、にんじんなどの野菜類は先に洗い、水の状態から茹であげると美味しく出来上がるだけでなく時間との勝負に1ハロン(お馬さん用語です)は差がつけられる。

尚、肉類は沸騰してから入れるのが好ましい。

- この場合、もしも「社内検診で尿酸値が高いといわれプリン体が気になる」という働き盛りのお父さん、お酒を飲み過ぎた留学生等は肉を別の鍋でゆっくりと煮込んでプリン体を流しだし、その肉を使うと良い。

当然の事ではあるが肉を茹でたプリン湯は捨て、使わない事。

手順其の三
麺を茹であげる。
湯を丼に少しとっておき、残りの湯で麺を茹であげる事で「スープを作る為に鍋をあけ、湯を湧かす」という二度手間を防ぎ、更には「揚げ麺特有の麺に含まれる油分を流す事もできる」という「お手軽高等テク」である。

手順其の四
スープをつくる。

丼に入った湯にスープの素を入れ、粉末を溶かす為にまぜる。

-このときのまぜる作業の時に額に汗を浮かばせても良い。

こうすることで中華料理に必要な「気迫」を料理に叩き込むように見せ掛ける事が可能である。ひょっとしたら叩き込めているかもしれない。信じ抜く事も男である。

手順其の五
一緒に煮込み、盛り付ける。

湯であがった麺を一度ざるなどにあげ、鍋をかるく洗い今度はスープの素と麺、そして具を中に入れ一煮立ちさせ盛り付ける。

-盛り付けの時に生卵を落とすのも重要なテクの一つである。

鶏卵のプリン含有量は非常に少なく、痛風病患者にとって良質のたんぱく源となる。その為「肉は使わないが卵は落とす」という方法を使うとほんの少しだけ「痛風上手」になれる。

このように生卵には味付けの他にも痛風病患者の大切な栄養源としての役割も担える程の秘めたるパワーが隠されている。

最後に「出来上がったアル。。。」と言いたいところだがそれを抑えてラーメンマンの様に無口に、そして俊敏に流麗に「コト」という音のみを立てて丼を目の前に置く事で秘めたる優しさを表現できるかもしれないが相手が勘違いすると逆効果でも有るのでオプションとしては「鉄人チックににこやかにふるまう」のも食卓に明るい雰囲気を振りまき美味しく食べてもらえる秘伝の調味料もびっくりのテクである。

-Special thanx to Miwatti

ここで書いた文章の中の痛風関係の知識の一部はみわっちによるものです。この場を借りてお礼を述べさせて頂きます。ありがとうございます。

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