まずニュースから
(記事は勘違い・素人の思い込み・うそも多いですから、ちゃんとWHO公式サイトで確認を取っています。朝日新聞社のような政党結成の捏造記事は書かないようにしています。)
WHOでもこれが最終結論としているわけでも、絶対的強い発がん性といっているわけではありません。
むしろ、アクリルアミドの発癌性は人でははっきり証明されていないと述べています。しかし、動物実験では発癌性ははっきりしていますので、可能性は高いと述べています。
アクリルアミドはでんぷんを120度以上に加熱すると生成されます。しかし、その生成条件と結果としての含有量はまだ研究途上です。
このため、蒸す・煮るの調理では生成されないと考えられますので、米食は大丈夫でしょう。
問題は、揚げる行為とオーブン調理です。120度を超えるからです。
従って、トースト・クラッカー・クッキー・ポテトチップス・フライドポテト・ケーキ等が問題です。
最悪なのは、表題に挙げたとおりですが、これには河合 医院の特別な考えがあります。
1997年からtrans fatの危険性をこのホームページで主張してきました。(変人扱いされてもきました。)
最近の動向は
デンマークでは、2004年1月1日から国内のすべての食品について、油脂中のトランス脂肪酸の含有率を2%までとすると決定。
カナダ・アメリカも今年から来年にかけて含有量の表示を義務付け。
Check the Nutrition Facts label to find margarines with 0 grams of trans fat. Amounts of trans fat will be required on labels as of 2006. (アメリカ政府のガイドライン)
パンの朝食にはマーガリンのtrans脂肪が多いでしょう。パン自体も製造するときにマーガリンやショートニングを多用します。パンの耳には多量のアクリルアミドが含まれている可能性がある上に、さらにトーストにすることによりアクリルアミドが増加します。さらに、コーヒーです。(しかし、コーヒーは豆を直接食べないので、比較的安全かもしれません。)(コーヒー好きの河合の言い訳)
クロワッサン・パイなどもショートニングやマーガリンを多用するのでより危険です。
フライドポテトの揚げ油にはtrans脂肪が多量でしょう。からっと揚がるからです。
外食の揚げ物は信用できません。
しかも、これらは若い人ほど多く摂取するでしょう。健康被害は大きいと考えます。
こんなニュースもありました。
米マクドナルド 切り替え遅れ和解金9億円支払い 。
2002年9月、心臓疾患の原因になると指摘された「トランス脂肪酸」を減らすため、調理油を03年2月までに新しいタイプに替えると発表した。
しかし、マクドナルドは、フライドポテトなど揚げ物に使う油を健康に配慮した新タイプに切り替えると発表しながら実施が遅れた。
つまり、表題のものにはアクリルアミドの発がん性と、trans脂肪の動脈硬化促進作用の相乗効果が期待されるのです。最悪です。
私は、現在の科学知識からは、朝食は和食にすべきだと考えています。
和食の欠点はカルシウム不足です。ミルクを併用しましょう。
大豆イソフラボンと魚油がとれれば最高です。(家森説)ビタミンのため果物も望ましいです。
アメリカ式食事は完全に否定されてきたというのが趨勢です。
trans脂肪が多いのとアクリルアミドの発がん性では、オーブンで長時間加熱するクッキーやケーキ台、ポテトチップスも同じ意味です。クッキーケーキふんわりさくっとさせたり、バターの代用のショートニングに多量のtrans脂肪が含まれます。
若い人に、フライドポテト・ポテトチップス・クッキー・ケーキ・揚げ物・マーガリンを禁止するのが医師としては筋ですが、家族にも嫌われてしまいます。
正論は通りにくいのが世の中です。(とかくこの世は窮屈だ)
2005.9.1
http://geocities.datacellar.net/kawaiclinic/
〒6050842 京都市東山区六波羅三盛町170
河合 医院
初級システムアドミニストレーター 河合 尚樹