1. 抗菌グッズにはJISの様な公的基準がなく,勝手に抗菌と称することができます。
2.京都衛生研究所で抗菌グッズを調べたところ,2〜3月で効果はなくなりました。調べたのは,まな板,洗面器等です。
3.抗菌に安心して,まな板等の消毒をおろそかにすると,かえって危険です。
以上より,抗菌グッズはかえって危険だと思っています。
京都の教育委員会も,紫外線殺菌装置なるものを購入する計画がありました。それにも,反対しました。紫外線はたしかに,殺菌力はあるのですが,光ですので,必ず陰の部分ができますし,小さな目に見えないような傷でも,やはり光が当たりにくくなる可能性が考えられます。素人は,これに安心して,かえって,ハイタ─などの消毒をおろそかにする可能性があります。これは,非常に危険なことです。
儲け主義の業者に踊らされるようなことは,やめましょう。
なお,蛇足ですが,衣類の抗菌には公的な基準があります。しかし,それとても,20回の洗濯後にも一定の効果を保証するというもので,いじわるな見方をすれば,21回以降には抗菌作用は保証されていないということです。
「抗菌トイレは汚れに強い」のキャッチフレーズで売られた抗菌トイレは製造中止となりました。メーカー自体が効果を否定したためです。