Office 2000をアップデートするとファックスが動かなくなります。ファックスがeメールとして送られてしまいます。ファックスプリンターも変更できなくなります。
うまく動いているコンピューターは変更を加えないほうが賢明です。このように不都合が起こる事がよくあります。うまく動いている他のソフトにも影響を与えかねません。
こんな迷惑なアップデートプログラムを有料で買ったのは愚かでした。マイクロソフトの見識も疑います。しかも、Helpも表示されず、問題解決に何の役にもたちません。
対処法を4時間ほどかかって解明しましたので、書いておきます。
1.Officeプログラムの自動修復は何の役にも立ちません。できの悪い物です。
いったんファックスが動かなくなると、Office 2000をアンインストールするしか方法はありません。(アンインストールをくりかえしても、入力したデータ、連絡先、過去のメールなどは保存されるので、心配いりません。)
2.次に、Office 2000を再インストールしますが、ここで標準インストールを選ぶか、選択するならファックスを「最初に使用するときにインストールする」を選んで実行します。このままアップデートを行わないのも一方です。
3.すぐに、Office 2000アップデートプログラムを実行します。再起動します。
4.ついで、絶対にファックスをインストールせずに、Outlookを起動しツールのアカウントを開いて、異常をきたしている「Symantec Fax Startar edition」があれば削除します。たぶん勝手に、LANに接続するメーラーとなっています。これを変更するのは不可能ですから、削除します。再起動します。
5.Outlookを起動し、ファックス文書の新規作成を選ぶと「ファックスをインストールしますか」と表示されるので、ここではじめてファックスをインストールします。Outlookを一度終了します。
6.スタートメニューの設定からプリンターを選び、「Symantec Fax Starater edition」のプロパティーを開き、詳細を選んでポートの設定をモデムが接続されているポートに変更します。
7.これで順調に動き出します。順番を間違うとうまく動きません。
WordやOutlookがうまく動いているなら、アップデートしないほうがよいかもしれません。正規のアップデートプログラムにより、ファックスが壊れるのが原因ですから、作戦は、できの悪いアップデートプログラムを回避して、その後にファックスをインストールするということです。一種のコンピューターゲームのようなものです。帝国の悪の使いアップデートプログラムから、ファックス姫を救い出すのがゲームです。
ウインドウズ95でPPPがうまく動かなかったのですが、新しいPPPを入れると順調に動いたので、今回飛びついたのでした。伏線はあったのです。マイクロソフトのいいなりになった私がばかでした。
以前から、MacはおまけのFaxソフトでいつも快調に動きます。送れたかどうかも確実にわかります。ウインドウズ95以来、Exchangeをはじめ、マイクロソフトのおまけのFaxはいつもトラブル続きで不安定です。技術力の低いのがマイクロソフトです。デフラグやFaxも自分ではうまくつくれず、Mac関連の「ノートンユーティリティー」で利益をあげた、Symantecの協力を得てやっと動いていますが、他の自身のソフトとの整合性さえ取れず、アップデートすると壊れるのです。よくぞ、有料で配布できるものだとあきれます。技術力の低い会社です。さっさと分割すればよいのです。
Office 2000内でも、Wordやテキスト文書からOutlookのFax内に貼りこもうとしても文書表示が壊れてしまいうまくいかないのです。添付文書として送信するしかありません。とても、有料ソフトとは思えません。
マイクロソフトはソフトの販売などでメールでの申し込みを受け付けません。すべてファックスです。こんな情けないていたらくです。自身の暗号化技術を信頼できない証拠だからです。暗号化技術はNetscapeのほうがすすんでいます。ウイルス対策にも技術的自信がない証拠です。
余談ですが、geocitiesもYAHOOに買収されてから、頻繁にホームページのアップロード法を変えています。こちらが、従来の方法で行ったために、うまく動いていないページがあるかもしれません。お知らせください。うまくいっているものをわざわざ変える必要はないのですが。技術おたくにはなりたくないものです。
2000.07.01
http://geocities.datacellar.net/kawaiclinic/
〒6050842 京都市東山区六波羅三盛町170 河合 医院
初級システムアドミニストレーター 河合 尚樹