話しは飛びますが,O−157で厚生省がかいわれ大根からO−157関連遺伝子とベロ毒素関連遺伝子を発見したと報告するや,農林水産省はすぐさま,「科学的には断定できない」という,立派な反論を出されました。もちろん批判をして論争をするのは良い事です。しかし,ここでも,国民の健康と安全を守るという倫理感がまったく欠如しています。あるのは,自分たちの縄張りを侵されたという意識です。自分たちの天下り先や権益を守ろうという姿勢がありありと見えます。アメリカの政府も自分たちの権益擁護的に動いているのは情けないことです。
この,2つの事例だけでも,目の前にあまりに巨大な官僚組織,縄張り意識,権益擁護,役人根性がそそり立つように感じられます。
役人が縄張り争いをしているうちに,先天性風疹症候群の被害が拡がっていきます。こんな事を言うのは嫌いで,連発する人をばかにさえしていましたが,言わずにおれません。「いったい,この国はどうなるのであろうか,もうだめなのではないか」
反発する保健所の皆さん協力お願いします。 どうか,皆さん風疹の予防注射の意義を印刷して,周りに配布してください。どの子か特定をすることはできませんが,必ず未来の子を救うことができるのです。こんなやりがいのある事業はないではないですか。
素人の方も,アンケート結果を学校あて送り付けて頂けるなら,少しは事態が好転するでしょう。市民パワー期待しています。