13-May-98 更新 ブドウ日記 (98年 その3) 4月12日(日) ホーホハイム とある「予定」を間近に控えているので遠出は控えねばならないが、その一方でブドウ達の新芽の状況が気になる。結局、いつものラウエンタールではなく、家から一番近いブドウ畑である、ホーホハイムへ出かけた。 周囲ではサクランボ収穫用の桜が満開で賑やかだが、ブドウの樹の外見はまだほとんど変化がなく、大部分の樹の新芽はまだ固く閉じたままである。それでも、良く見れば生育の早い区画もあり、そういうところではかすかに芽が開き、「葉のようなもの」も見える。
これを書いている今(5月13日)は、外は真夏の熱気であるが、この時(4月12日)は結構寒い思いをした記憶がある。
5月10日(日) ホーホハイム ほとんど1ヶ月ぶりのブドウ散歩である。なぜこんなに間が空いたのか不審に思われる方は、当HPの別のコーナーを覗かれたし。場所は、いつものラウエンタールではなく、ホーホハイム。こちらの方が家から近いのと、道の傾斜が緩くて舗装が完備しているから。(「なぜ?」かは、この間の家庭環境の変化による。) 1ヶ月前のブドウの樹は、新芽が開くかどうかというタイミングであったが、今日見るブドウの樹は、大きさこそまだまだ半人前であるが、しっかりとした葉が茂っている。区画によって生育の早い/遅いのばらつきが結構あるようだが、早い所ではもう「花芽のようなもの」も出ている。
それにしても写真は便利だ。これまで文章でぐだぐだ書いていたのより、この1枚の写真の方が遥かにリアル状況をお伝えできる。....かくして、HPを持つ人達の文章表現力は退化していくのであろう。ちょうど、ぼくの漢字書き取り能力が、ワープロを使うようになったこの10年ですっかり退化したのと同様に。 ところでこの数日、全く夏の陽気というか、熱気が続いている。朝夕は気持ち良いが、真昼のブドウ畑は、ちょっと散歩するような環境ではない。これは、当然と言えば当然で、ドイツのような北国では、日当たりが良くて熱気がこもりそうな所を選んでブドウ畑にしているはずなので。 そんな訳で、自転車やジョギングで「運動」している人達はいっぱい見かけたが、我々のような「散歩族」は少ない。この次からは、もっと朝早い時刻か、夕暮れ時に来るようにしよう。 ブドウ畑に隣接するホーホハイムの集落の一画に、ヘッセン州営醸造所ホーホハイム支所(と言うのかなぁ..)があって、中庭ではシュトラウスヴィルトシャフト(自家醸造家が経営し、ワインと簡単な食べ物を供する、季節営業の簡易飲み屋)が開店中だ。屋外の木陰のテーブルはそれこそ気持ち良さそうで、我々も一杯やって一休みしたかったが、人の考えることはだいたい同じで、満員御礼につき、今回は断念。ま、この先何度でも、チャンスはあるだろう。
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