パリ在住 河野周平 (Shuhei KAWANO)
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これは私の限られた経験の中から得た、非常に個人的な知識・ノウハウですので皆さんのケースに当てはまらない場合も多々あります。また、このページの情報が原因で損害を被られるような事があっても責任は負いかねます。そこのところをよくご理解の上参考にしてください。
モスクワにお住まいの皆さんがご覧になったらいろいろとおかしなところがあると思います。是非ご指摘下さい、また新しい情報もお寄せ下さい。
クレムリン近くのインツーリスト・ホテルを中心とした地域に情報が偏っていることを予めお断りしておきます。
ご質問があったら <kawano@redline.ru> までメールください。わかる範囲でお答えします。
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ロシアのいろいろな情報が必要な方は北海道大学・スラブ研究センターの素晴らしいサイトにアクセスしてみてください。
最近地下鉄の構内などでスキンヘッドの集団によるアジア人・黒人狩りが横行しているとの噂です。襲われて脳死状態になった例があるそうです。
モスクワで怖いのはマフィアではなくて実は警官です。給料を満足にもらっていない警官や軍人のモラルは地に落ちています。彼らはパスポートとヴィザのチェックの名目で尋問をします。もし必要な書類を所持していなかった時には警察署に連行すると言ってパトカーの中に連れ込まれます。そこで暗に袖の下を要求されます。そういう事態に陥ったときにはすぐ諦めて、目立たないように幾ばくかの現金を渡した方が身のためです。日本人留学生が抵抗したため射殺され、事件は闇に葬られたとの噂もあります。
ジプシーのグループに囲まれて貴重品を盗まれたり、抵抗すると刃物で切られたりという被害はモスクワでも頻発しています。モスクワ建都850周年の時に彼らは追放されたのですが、また増えてきているようです。
余分な現金・T/C、取りあえず使わないクレジットカードなどは腹巻きの中にしまっておきましょう。わざわざ旅行用の腹巻きを買う必要はありません、伝線して使えなくなったパンストの傷んでいない側の片足分をハサミで切り取れば立派な腹巻きができます。伸縮性があるので相当お腹の出た人でも使えますし、ゴワゴワせず外からも目立ちません。
財布の中にはドルとルーブルを取り混ぜても100ドル程度に押さえておき、レストランなどではクレジットカードを使った方が無難です。
世界中どこの観光地に行っても日本人は格好のカモです。
ロシアにもアジア系の人は沢山いるわけですから皆と同じようにすれば日本人もそれほど目立ちません。
お嬢様スタイルやジャパニーズ・ビジネスマンスタイルは出来るだけ控えましょう。できるだけ地味な色合いのジャンバーやズボンなど普段着を持っていくのを忘れないように。
町を歩くときも周囲のみんなと歩調を合わせましょう。
あまりお世話にならないことを祈りますが、 在ロシア日本領事館 (Maliy Kislovsky Pereulok 5A, Tel:202-3203,202-3248) 医療部 (月〜金曜の9:30〜13:00, 14:30〜18:00、予約要) 日本人の歯科医 MOSTA (Bolshoi Cherkaskiy Pereulok D-15B, Tel:927-0765) American Medical Center (2nd Tverskoy-Yamskoy Pereulok 10 ) Tel: 956-3366, 256-8212 Metro: Mayakovskaya Monday - Friday 8:00 a.m. to 8:00 p.m. Saturday 9:00 a.m. to 5:00 p.m. カード紛失・盗難の際の連絡先 AMEX : 755-9000, 755-9001 Visa,MasterCard,Diners,JCB : 956-4806,234-1831 カード番号は前もって控えておくように!
ヴィザの取得
Invitationのある人、北海道大学のページを参照して下さい。
Invitationの無い人、ツーリストヴィザを申請する事になります。日本からの場合は特にそうですが、ロシアに強い旅行代理店に一括して頼むのが良いでしょう。ヨーロッパからの場合はホテルの予約だけは自分でやってしまう事も可能です。高級ホテルの場合は予約コンファメーションのファックスだけでもヴィザは取れます。インツーリストホテルの場合は部屋の予約とヴィザサポートをしてくれる民間の会社がありますので下に紹介しておきます。宿泊費は30〜40%くらい倹約できるでしょう。
どの航空会社を使うか
日本からモスクワの往復でしたら JAL, IBERIA, Aero Floatが使えます。ソウル経由の KALも悪くない選択でしょう。
ヨーロッパからは AirFrance, LuftHansa, BritishAirways, KLM, Austrian, SwissAir, Aero Floatなどです。格安チケットの場合、直行便よりも経由便の方が復路の日程変更が可能な場合が多いです。他に東欧系航空会社を使う手もあるでしょう。(Budapest,Warsaw経由等)
モスクワを経由して日本とヨーロッパの間を往復する場合はなんといってもAeroFloatが一番便利です。しかしワンストップの期間が2週間以内となっているので注意。 AeroFloatの日本-ヨーロッパ便はエアバス300を使用していて快適です、食事も意外と美味しいですよ。
宿 泊 先
クレムリンに近く料金もリーゾナブルなホテルというとやはりインツーリストホテルです。日本から予約すると1泊が150ドルくらいですが、次の現地旅行会社に頼むと65ドルで泊まれますし、50ドル払えばヴィザサポートもしてくれます。ヴィザのサポートというのは招待状発行のことです、ファックスで送ってくれます。この招待状の中に旅行会社の政府登録ナンバーが書かれています。これがあれば前払い(バウチャー)無しでも、最長で1カ月のヴィザが申請ができます。
Grin Ideal (Hotel Intourist, Room 521) Tel&Fax : 7-095-956-8346
英語が通じます。支払いはチェックインしてからインツーリストホテル内の彼らの事務所に出向き、現金かクレジットカードで支払います。
高級ホテルでは National が最もクレムリンに近くて便利です、ボリショイ劇場の向かいにある Metropol も豪華でお奨めです。あとはMarco Polo、Palace、最近オープンした Marriott も良いでしょう。いずれも1泊 300ドル以上の料金です。これらのホテルは直接予約も可能で、ヴィザ申請に有効なコンファメーションレターをすぐにファックスで送ってくれます。
National 258 7000, 258 7100(FAX)
Marriott 935 8500, 935 8501(FAX)
Metropol 927 6000, 927 6010(FAX)
Marco Polo 202 4834, 926 5404(FAX)
Palace 931 9700, 931 9704(FAX)
持っていくもの
まずは一般的なものを羅列します。
パスポート、ヴィザ、現金(ドルがベスト、但し1990年以降に発行のもの)、T/C(買い物には使えません)、クレジットカード、各種薬、洗面具、着替え、スリッパ、
ここからがサバイバル
パスポートとヴィザのコピー、ヴィザ用写真数枚、腹巻き(パンストを利用すると便利)、T/Cの番号控え、クレジットカード会社の連絡先、湯沸かし器(220V)、電源プラグ変換アダプター、テーブルタップ、カップラーメン各種、お箸、スプーン、ナイフとフォーク、醤油とラー油(ペルメニが餃子に早変わり)、コーヒー・紅茶・クリーム・砂糖等を少量ずつ、スイスアーミーナイフ(なければ栓抜きと缶切り)、ドライバーセット、トイレットペーパー、柔らかいタオル、洗剤少量、ブーツ(どろんこ道用)
モスクワの気候
週間予報はCNNのインターネット天気予報 などで前もって調べておきましょう。
機内での準備
着陸が近くなるとスチュワーデスが申告書を配ります。英語(もしくは自分が判る言語)の申告書を2枚(同じ物)もらいます。もらえない場合も慌てる必要はありません、入国審査の後、荷物受け取りホール内に各国語の申告書が沢山置いてあります。
申告書への記入事項は、まず名前や国籍などの一般的な項目があり、次に入国目的を書かされます。Invitationのある人はそれぞれの目的を書きます。観光ヴィザで入国する人は勿論 Tourism です。次に荷物の数を記入します。
次に武器とか麻薬とかルーブルを持ってないか、別送荷物はないかという質問が続きます。全て None で良いでしょう。
さてここで一番大事な申告です。手持ちの外貨を正しく申告しましょう。ここで間違えると出国時のトラブルの原因になります。それから貴重品の申告もしておきましょう。貴金属は持ち込まない方が無難です。カメラやウォークマン等は申告の必要はないでしょう。
入国審査
シェレメチエボ空港に着くとまず入国審査です。一人ずつ時間をかけて審査しますので30分以上かかることがざらです。気を長くして待ちましょう。パスポートとヴィザを提示します。Touristヴィザの場合は宿泊先のホテル名が記入してありますが、Invitationの場合、どこに泊まるのか訊かれる可能性があります。
あなたがもし超VIPなら、前もって受け入れ側に手配させVIP対応してもらえるかもしれません。この場合入国審査で待たずに直接VIPルームに通されます。
入国審査に時間がかかるので通常はあなたの荷物はもうターンテーブルから降ろされているでしょう。申告用紙の記入がまだの人はここでやる必要があります。税関でもどうせ待たされますので慌てても仕方がありません、ゆっくり落ちついて記入して下さい。
税関での注意事項 新情報
あなたが1500ドル以上の現金やT/Cを持っているなら、必ず Red Channel を通って下さい。申告書にスタンプを貰っておかないと、出国時に1500ドルを超える部分に課税されます。このスタンプを押した申告書は大事に保管して下さい。無くしたりするとやはり出国時に1500ドルを超える部分に課税されます。
荷物は全てエックス線で調べられます、電気製品等を新品の梱包箱のまま持っていると課税される恐れがあります。
出迎えついて
トランスファー(出迎え)を手配していた人は、必ず名前を書いたカードで出迎え者を確認して下さい。
もしあなたがトランスファーの手配を忘れていたり、手配したにも拘わらず出迎えの人に出会えなかったような場合はインツーリストのカウンターに行ってタクシーを頼みましょう。前払いで60ドルくらいだと思います。白タクの運転手が次から次に声をかけてきますが相手にしない方が身のためです。
私自身はいつも同じ運転手に前もって電話して出迎えを頼んでいます。もしあなたが他に当てがないなら、この運転手に頼んで下さい。彼の名前は Vladimir SIMAKOV(ウラジーミル・シマコフ)、電話は 00-7-095-252 5503で、英語がかなり通じます。彼が来られない場合は仲間のヴィクターやセルゲイが来てくれます。料金は40ドルです。
パスポートとヴィザ
ホテルにチェックインする時にパスポートとヴィザを預けますが、これは出来るだけ早く返して貰いましょう、せかせばその日の内に返してもらえます。
パスポートとヴィザは外出の際、常に身につけていて下さい。
パスポートとヴィザ無しで外出中に警察の尋問を受けると面倒な事になります。たいていは幾ばくかのドルを渡して穏便に解放してもらえますが、本署まで連行されて現金や持ち物を没収されたという人もいます。
部屋のチェック
部屋に入って荷物をほどく前に以下の点をチェックしましょう。部屋を替えてくれるかどうかは判りませんし、替わった部屋がちゃんとしているか保証はありませんが。
小さな問題であれば、各階に管理のおばさんがいるので部屋まで連れてきて問題の場所を指し示せば修理のマイスターを呼んでくれるでしょう。
・鍵はちゃんとかかるか、窓は閉まるか。
・お湯は出るか、バスタブや洗面タブの栓があるか。
・トイレの水は流れるか。
・冬なら暖房は効いているか。
・電話、テレビ、冷蔵庫は動いているか、照明が切れていないか。
電話について
インツーリストホテルの場合
各部屋の電話には直通の番号がありますので、すぐに家族や会社に連絡しておくとよいでしょう。国外からモスクワへのかけ方は、例えば日本からの場合、001-7-095-XXXXXXX となります。
新情報インツーリストも電話システムが変わり、部屋直通コールはできなくなりました。オペレーター経由となります。
外線につなぐのは9番です。ホテル内の部屋同士だと2番のあとに部屋番号を回します。
国際電話は9番で外線に繋いだあと108、それからナショナルコードです。例えば日本にかける場合は 9-108-81-(ゼロ抜きの市外局番)-(電話番号)となります。
上記の国際電話の番号108は衛星回線です。通常の回線だと810ですが、ホテルからだと値段は変わらないようです。
ロビーにカード式の国際電話ボックスがあります。クレジットカードとホテルの売店で売ってるプリペイドカードの両方が使えます。ちなみにインツーリストホテルのプリペイドカード(COMSTAR)は空港でも使えます。
ホテルからの市内通話は今のところまだ無料です。インターネット利用者はとても助かります。数少ないモスクワの利点の一つですね。
新情報 1998年12月に行ってみたら市内電話も有料になっていました。残念!
高級ホテルの場合
外から部屋にかける場合はオペレーター経由になります。外線は0番だったり9番だったりホテルによって違います。
国際電話は同じく外線の後108です。市内通話も1ドルとか0.5ドル取られます。
安く国際電話をかけたい場合
Tverskaya通りを少し下った左側の角(MacDonaldの向かい)に中央電報電話局があります。ここの窓口でルーブルで前払いをすると電話のキャビンを指定されます。日本への場合、8-10-81-xxxxxとかけ、相手が出たところでボタンを押すと会話が可能になり、前払いした金額分だけ通話できます。繋がらなかったり短くて終わった場合はお金を返してくれます。
町中の公衆電話(TAKCO-Фon)を使うには
現在モスクワには次の4種類のTAKCO-Фonがあります。
1. MGTS (Moscow City Telephone Network)
市内専用でジェトンという小さなプラスチックのコインが必要です。地下鉄の切符売り場で買えます。地下鉄用のジェトンと同じ値段で、現在は2ルーブルです。ジェトンは電話をかけて、相手が出てから投入します。最近はカード式も増えてきました。このカードも地下鉄の切符売り場で売っているそうです。
2. Comstar Telecommunications
空色の電話機で市内・国際両方に使えます。空港やホテルの中にあります。専用のComstarテレフォンカードか各種クレジットカードで使えます。
3. MMT (Moscow International and Intercity Telephone)
郵便局・電報局にあります。市内通話はできません。URMEDというカードを使うかオペレーターに申し込みます。
4. Access
オレンジ色の電話機で高級ホテル等に設置されています。ホテルのフロントで売っている専用のカードが必要です。市内も国際もOKです。
プリペイドカード・コレクトコール
アメリカやカナダ系の電話会社のプリペイドカードやコールバックのサービスも始まっています。
Global One のアクセス番号 : 747-3324
Canada Directのアクセス番号 : 755-5045,747-3325
KDDジャパンダイレクト
ホテルから外線につなぎ 8-10-800-49-77-181でKDDの日本人オペレーターが出ます。支払方法と相手の番号を伝えればつないでくれます。最初の1分が1210円、その後は1分あたり450円です。相手を指名する場合は最初の1分が2600円になります。
インターネット接続
プロバイダーの問題
IBM,AOL,CompuServeなどの大手と契約していればモスクワにもアクセスポイントがあります。但し回線数が少ないためか時間によっては非常にかかりにくいです。私はモスクワの友人に頼んで Redline という地元のプロバイダーとも契約しています。
どうやって接続するか
インツーリストホテルの場合は、ロシア式の白い5極の大きなプラグが使われています。中央電報電話局前のTverskaya通り地下通路に色々な特殊コネクターを扱っている売店があり、ロシア式からユニバーサル式への変換プラグを売っています。このプラグが手に入らない場合は、2芯で片側ユニバーサル・片側バラ線のコードを準備しておき、電話機に付いているコードの先端のロシア式プラグをドライバーで開けて、直結する方法もあります。この場合極性が問題になりますのでIBM製のモデムチェッカー等が必要です。
高級ホテルの場合は大抵ユニバーサルの電話コネクターがあります。ナショナルホテルの場合はドイツ式プラグも併用しています。
交換機がまだ旧式な場合、モデムの設定をトーンからパルスに変更する必要があります。また通信速度も19Kbps程度に落とした方が良いです。それからモデムのスピーカーもOFFにした方が安定してつながります。いろいろ条件を変えてトライしてみて下さい。
通 貨
1998年1月からデノミネーションが実行され、旧1000ルーブルが新1ルーブルになりました。今まで姿を消していたコペイカの単位とコインが復活しました。旧紙幣も1998年いっぱいは通用します。
2000年7月現在のルーブルの価値は概算で1ドル=28ルーブルです。2年前には1ドルが6ルーブルだったんですよ!
両替について
ロシアは「金本位制」ならぬ「ドル本位制」の国です。
ロシア人のタンス預金は全てドルですし、インフレが激しかった頃のなごりで今でも商品の価格をドルで表示・表現する場合が多いです。
しかしドルでの取引は固く禁じられておりますので町中至るところ所に両替所(オブメン)があります。ドルを買う場合のレートはほぼ同一ですが、ドルを売ってルーブルを買う場合のレートは様々です。でも決して怪しげな場所の両替所には行かないように。そして一度に沢山の両替をしないように。周囲に怪しげな人がいないか確認してからお金を出しましょう。絶対に知らない個人との両替をしないように。
ツーリスト用のホテルのレートは悪く、一流ホテルのレートはリーゾナブルな事が多いです。(要するにインツーリストに泊まっていてもナショナルまで行った方が良い)
ドルの次によく使われる外貨はドイツマルクです。円はまだ一般的でなく町中の両替所にはレートの表示がありません、ホテルでは両替可能です。
キャッシュ・ディスペンサー
いろいろな理由で現金が足りなくなったときの強い味方です。ドルでもルーブルでも選べます。私が知っているのはホテル・インツーリストのロビーにあるもので、VISAやAMEXなどのクレジットカードが使えます。暗証番号が必要です。コミッションは現在2.5%です。
ホテル・モスクワに、ホテル・メトロポール、国際電報電話局にもあります。
新情報 1998年10月現在、殆どのキャッシュディスペンサーは働いていません。唯一ホテルマリオットが大丈夫との情報がありました。
買い物(食料品・日用品)
ホテルにチェックインしてまず確保しなければいけないのは飲料水です。スーパーマーケット形式の店が増えてきましたので言葉が喋れなくても大丈夫です。トベルスカヤ通りやモスクワ音楽院の通りに良い店があります。ホテル・モスクワにはロビーに売店があり飲み物は買えます。
現在では西側のヨーロッパ諸国のスーパーで見かける商品の殆どがモスクワのスーパーにも並んでいます。値段もそれほど違いません。しかし賞味期限を過ぎている場合がありますので注意して下さい。
スーパーのレジもバーコードを読みとって自動計算する方式になっていますが、時々商品に貼られたバーコードの情報が間違っていて一桁多いなどという事もあります。前もって自分で概算をしておくほうが無難です。
[お奨めのスーパーマーケット]
Seventh Continent : Okhotny Ryad 2 ホテル・モスクワと同じビルの中、殆どの物はここでそろう。24時間営業だが深夜(20:00-7:00)は20%増し。
DIETA Supermarket : Tverskaya 4 インツーリストの斜め向かい
Green House : Bolshaya Nikitskaya 17 音楽院の通り
ARBAT IRISH HOUSE : Novy Arbat St. 11 ちょっと離れていますが音楽院から歩ける距離、大きくてなんでも揃う。少し高い?
KВИШ : Bolshaya Gruzinskaya 50 タクシーでないと行けませんがTishinkaショッピングセンターの中の大きなスーパー、感激します。24時間営業です値段もリーズナブル。
レストラン情報
メトロポールやナショナルホテルには立派なレストランがあり、困ることはありません(お金さえあれば)、クレジットカードも使えます。ナショナルホテルにはなんとパリのマキシムがあります、お昼のビジネスランチならまだ手が出ます。ロビーにあるバーでも簡単な食事はできます。
インツーリストやモスクワホテルの場合は「実際のモスクワの食料品事情を反映した」食事ができます。これがダメな人は自分の部屋で、スーパーで買ってきた物を食べた方がよいでしょう。
お奨めのレストラン・・殆どがカード使用可能です
新情報 最近カードが使えない店が増えてきています。
[インツーリスト・音楽院の近辺]
・マネージ広場にできたショッピングセンター
モスクワのイメージを根本から変えてしまう地下3階まである豪華なショッピングセンターです。殆どがモード関係の店ですが、レストランやファーストフードの店もあり22:00または24:00まで開いていますし休日もやっています。自分で探検してみて下さい。朝は10:00からオープンです。
・Cafe Conservatory (Bolshaya Nikitskaya )
モスクワ音楽院内のカフェレストランです。経営者が変わって美味しいレストランになりました。ビジネスランチがお勧めです。
・Green House (Bolshaya Nikitskaya 17 , Tel: 926-5124)
音楽院の通りにあり、見るからに「グリーンハウス」です。メニューはちょっとドイツ風ですが値段もリーゾナブルで全く違和感がありません。1階にあるスーパーもおすすめです。
・GVOZDI (Bolshaya Nikitskaya 19 , Tel: 290-2254)
同じく音楽院の通りで、通りから少し入った中庭に面しています。放送局のクラブですがちゃんとしたロシア料理のレストランです。珍しい「わさびのウォッカ」を飲ませてくれます。近いので日本大使館の方々が常連です。グヴォズディ は釘という意味です。
・El Rincon Espanol (Okhotny Ryad 2, Tel:292-0294)
モスクワホテル1階のちゃんとしたスペイン料理、ガーリックトーストはこの店の定番。パエリャも結構いけます。
・Lili Wong (Hotel Intourist)
インツーリスト地階の中華料理、高くて味もいまいちだけど、近場で食べられる唯一のアジア系レストラン。
・Patio Pizza (Tverskaya 3, Tel:292-0577)
インツーリスト1階のイタリアンレストラン。サラダバー(8$)がおすすめ、ピッツァも美味しいです。どういうわけかペルメニ(ロシア風餃子)もあります、醤油とラー油があれば最高!
・ファーストフード
やっぱり McDonald's が一番です、すぐに見つかるのでわざわざ場所は教えません。それからインツーリストの向かいにある Kombis というサンドイッチもいけます。ルスコイ・ビストロというロシア資本のチェーン店も増えてきてピロシキなどが食べられます。ちなみにビストロというのはもともとロシア語で「早い」すなわファーストフードの意味なのです。
[ちょっと遠出しても構わない人へ]
・上海(Hotel Russia Ul. Varvarka 6, Tel:298-1043,298-0003)
98年6月にオープンした高級中華料理店です。東京の中国飯店と同じ料理が楽しめると評判になっています。
・サッポロ(Prospect Mira D-14, Tel:207-8253,207-0198)
高いけどちゃんとした日本料理、寿司ねたは東京の築地市場からの空輸。すぐ近くに日本食料品店JAPROがあります。
・レストラン東京 (Begovaya Alleya11, Tel:946-1687)
ロシアホテルにある同名のレストランとは違い、少し郊外の競馬場近くにあるホテル・ヴェガの8階にあります。単身赴任の駐在員のオアシスです。中西さんご夫妻が健闘されていて驚くほどいろいろなメニューがあります。お弁当の仕出しもやっていて一個だけでも届けてくれます。お酒のキープもできます。
・ソウル・プラザ(Serpukhovskoiy Val.14 Tel:954-0303)
花田さんという日本の方が経営されている本格的焼肉屋さんです。モスクワにまだ物が乏しい時代から美味しい焼肉を食べさせてくれていました。キムチも本格的。
・ダイナスティ(Zubovsky Boulevard 29, Tel:246-5017)
今、モスクワの日本人の間で最も評価の高い中華料理店、シェフは香港出身だそうです。
・タイペイ(台北)(Volkov Pereulok 13, Tel:255-9934,)
もう一つ日本人に評価の高い中華料理。これは名前の通り台湾出身のシェフがやっています。
・SULIKO (Bolshaya Polyanka 42/2, Tel:238-2586)
最近オープンしたグルジア料理のレストラン。グルジア人の間でモスクワ一番との評価。
タクシーと白タク
モスクワにもメーターで支払うタクシー(黄色)が増えてきました。昔ながらの市松模様を付けた白いタクシーもありますが、料金は乗る前に交渉しなければいけません。そこで現実的にはどうしても白タクのお世話になる事になります。モスクワの人達はヒッチハイクのように一般の自家用車を止めて交渉しています。運転手も、行く方向が同じなら誰でも気軽に応じて乗せているようです。しかしこれはわれわれ旅行者には無理ですし非常に危険です。
一流ホテルの場合は専属のタクシーがあります。(これも白タクの一種だと思う)
インツーリストなどではホテルの前に白タクのおじさん達がたむろしていて、すぐに声をかけられます。彼らは警察に摘発されないところをみると、一応黙認された存在です。マフィアが仕切っているとも言われますが、今までの私の経験では危険な存在ではありません。どうしてもタクシーを使う必要がある場合は彼らの中で英語が通じる人を選び、前もって値段の交渉をして、帰りの出迎えなども頼んで利用するしかありません。私はいつも同じ人を使っていて、空港への送り迎えも頼んでいます。
地下鉄とバス
地下鉄は最近スキンヘッドの連中が出没するらしいので出来るだけ乗らないにこしたことはありません。しかし広大なモスクワの町を移動するには不可欠の乗り物です、地下鉄の駅は大理石作りの素晴らしいものが多いです。キリル文字が判読できるならなんとか乗り換えなども可能ですが、冒険はやめましょう。
バス(トロリーバス)も便利ですが路線図がないとどれに乗って良いか判りませんし、路線もよく変更されます。ドイツで出版されている折り畳み式の Falk Plan のシリーズにもモスクワの地図がありバス路線が書いてあります。古い地図だと通りの名前も古いので注意。
キリル文字の解読
あなたが持っている(であろう)旅行ガイドにも、簡単なロシア語会話とキリル文字の変換表が載っていると思います。これは是非覚えて下さい、そうすれば難解だと思っていたロシア語の中に、日本語にとっての外来語と共通のものが多い事に気づきます。キリル文字は日本に来た外国人にとってのカタカナと同じようなものです。次に主なものだけ変換表を写しておきます。
Б=B,В=V,Г=G,Д=D,Ж=Zh,З=Z,И=I,Л=L,Н=N,П=P,Р=R,С=S,У=U,Ф=F,Х=Kh,Ц=Ts,Ч=Ch,Ш=Sh,Щ=Sch,Ы=Y,Э=E,Ю=Yu,Я=Ya
レストランは PECTOPAH, ヤマハは ЯMAXA、河野は KABAHO
リコンファーム
出発72時間前までにリコンファームを忘れないように、特にアエロフロート(SU)の場合は必ずやりましょう。
各社の電話番号
空港内事務所 市内オフィス 市内オフィスの住所 SU
578-8079
926-6278
155-5045
Ulitsa Petrovka 7
Korovy Val 19
JL
578-2942
921-6448
Kuznetsky Most 3
KE
578-2726
956-1666
AF
578-1958
234-3377
Korovy Val 7
LH
578-2752
975-2501
Olympic Penta Renaissance Hotel
Baltschug Kempinski Hotel
KL
258-3600
USACHEVA STREET 35, FLOOR 1
BA
578-2736
253-2492
IB
578-2789
923-0488
イベリアは日本路線撤退しました
OS
578-2932
258-2020
チェックアウト
ホテル代はバウチャーで支払ってあるので通常は電話代の支払いだけです。ルーブルでの支払いが普通ですから前もって幾らか尋ねて現金を準備しておく方が良いでしょう。
支払いが済むとホテルカードにスタンプを押してくれます。このスタンプが無いとガードマンにチェックされて、荷物を持ったままホテルを出ることができません。
高級ホテルを自分で予約した場合は勿論カードでの支払いが可能です。
インツーリストをAlliance-TourやGrin Ideal経由で予約した場合は、まずそれらのオフィスに行って支払います。カード払い可能です。ヴィザサポートの料金50ドルも払います。
チェックアウトタイムは正午が普通です。ホテルからの出発時間が午後遅い場合、荷物を預かってもらえますが有料です。貴重品は預けないほうが無難です。
タクシー予約
前日または当日の朝にホテルのタクシーカウンターで予約をしましょう。モスクワ市内から空港までは道路工事の影響で2時間以上かかる事もしょっちゅうです。少なくとも飛行機の出発時間の4時間前にはホテルを出発して下さい。
申告用紙
入国時にスタンプをもらった申告用紙を、パスポート・ヴィザ・航空券等と一緒にまとめておきましょう。買い物や両替時のレシート類も念のため封筒などにまとめておきましょう。これらの物を必ず身につけておくか手荷物の中に入れておきましょう。
空港に向かうタクシーの中で残りの現金やT/Cを数え、入国時に余分にもらった申告用紙に正しく記入しておきましょう。2枚目の申告用紙が無い場合は空港に着いてから記入して下さい。
入国時よりも出国時に現金が増えていたり、殆ど減っていないと問題になります。また入国時に申告しなかったり、申告用紙を無くしたりして、しかも出国時に1500ドル以上の現金を持っていると所持金の数パーセントを没収されます。
空港到着
ゲートが左右2カ所に別れています。出発ロビー中央の掲示板をみて左右どちら側か確認しましょう。
残っているルーブルがあった場合、空港で両替した分についてはドルに換えてくれるそうです。ルーブルの持ち出しは禁止されていますが、実際には少しなら問題にならないようです。でも残しても仕方がない通貨なので、ウォッカかマトリョーシカでも買いましょう。
税 関
さて問題の税関検査です。前にも書いたとおり現金の減り方が不自然だと財布の中を見られたり、身体検査であらぬところを触られたりします。とにかく入国時も出国時もありのまま申告する事をお奨めします。
それからX線検査で結構厳しくチェックされるのがキャビアです。外貨ショップで買った物2個までしか認められないとの事です。
もう一つ厳しいのが骨董品や古文書です、弦楽器などもこれに含まれます。書籍類は40年以上経っているものがこれに該当します。文化省の許可書を持っないと決して通してくれませんのでそのつもりで。
最近の情報ではフロッピーディスクの持ち出しも制限されているとの事です。コンピューターを持ち込む人は気を付けて下さい。
チェックイン
ここまでたどり着ければ一安心ですが、荷物の重量制限にひっかかるとまた一悶着始まります。税関検査の前に秤がありますので計っておいた方が無難です。私の場合、航空券に記載された重量が20Kgの場合は22.4Kg、25Kgの場合は27.4Kg以下になるよう手荷物を調整します。
出国審査
パスポートとヴィザを提示します。ヴィザは回収されますが、なんだか疫病神から解放された気分になるのは私だけでしょうか。
これであなたは自由の身です。免税店とかロシア物のCDやヴィデオを売っている店等を見て回って下さい。アイスクリームも美味しいですよ。
免税店には不思議とロシアのウォッカだけが無い場合があります。キャビアは馬鹿みたいに高いです。結局スコッチウィスキーなんかを買う羽目になります。
新情報 最近はロシアウォッカも沢山置いてありますのでご心配無く。
出発ゲートが断りもなく変更されることが多いですからくれぐれも気を付けて下さい。
では皆さん ダ・スヴィダーニヤ!